ぽっちゃり体系の選手

2021年03月28日 06時42分00秒 | 少年野球

少年野球の選手にとって、体格の差は結構ありますよね。

・ヒョロヒョロっと背が高い子

・背が低くて低学年に見られる子

・ガリガリに痩せてる子

・がっちり…と言うよりぽっちゃりな子 などなど

子供の成長期は、子供によってそれぞれ違うので焦っても仕方ないのですが

「できることなら理想的な体格に成長してほしい」と思うのが親心というものです。

そこで今日は、少年野球にありがちな体格について、私の持論を書かせて頂きます。

 

私としては、少年野球では少しぽっちゃりの方でも全く問題ないと思っています。(程度にもよりますが

確かに、体重が増えると足が遅くなったり、守備範囲が狭くなったり…とお思いですが、全員が全員そうとは言えません。

私も審判で沢山の選手を見てきましたが、ぽっちゃり君の割に足が速かったり、機敏な動きをする選手も結構います。

また最大の利点は、体重があるから打球の飛距離ものび、打球速度も大きくアップします。

もちろん、体重が軽くてもポンポン外野に打球を飛ばす子もいます。(その逆もいます

 

欠点としては、やっぱりスタミナ不足ですかね。野球は1時間から2時間試合を行います。

野球は瞬発的な動きが必要と言われています。ですから長距離走は必要ないのでは?と思いますが、この瞬発的な動きを沢山するのが野球です。

例えば守備であれば打球に対する動きや守備範囲・バックアップ、走塁では帰塁や盗塁などです。

息をすぐに整えることができたり、次の動きが遅れることなくできればスタミナは大丈夫だと思います。

しかし、牽制球を2~3球もらっただけや、バックアップを頻繁に行っただけで、肩で息をしていてはスタミナとして厳しいと思います。

だからこそ、しっかり体力と筋力をつけ(マッチョになれという訳ではありません)心肺とも鍛えられる体をつくりましょう。

 

話はそれてしまいましたが、ぽっちゃりさんでも最低限のスタミナや体力・筋力があれば全く問題ありません。

小・中学生のうちは体格が野球に影響することは少なくともあると思います。

ですが、成長期が来たら間違いなく背の低い子は背が高くなり痩せている子は筋肉がつくようになります。

しかし、いつどのタイミングで成長期が来るのかは残念ながら誰にもわかりません。

だからこそ、成長期が来た時に、ぐんぐんと大きくなれるよう日頃からに食育励み、「いつでもOK」の準備をしておきましょう。


鶴見リーグ 2021年度春季大会開幕

2021年03月26日 06時19分00秒 | 少年野球

いよいよ、鶴見リーグ少年野球大会が2021年3月28日(日)から開幕します。

わたくしも当日から審判として参加させて頂きます。

今年もコロナウィルスの影響で開幕延期も危ぶまれましたが、なんとか開幕までこぎつけました。

その為に、各監督や事務局、リーグ役員、審判部と感染防止対策など色々協議させて頂きました。

観戦も最少人数で行い、選手はもちろんの事、指導者や観戦する保護者にも体調や体温の記録をお願いしました。

我がチーム 池谷戸タートルズは4月4日(日)14:00 神之木グランドが初戦になります。

本当に楽しみです。私も審判部本部席で、心の中で一生懸命応援させて頂きます。


グローブの手入れ

2021年03月21日 06時06分06秒 | 少年野球

お母さん方、この時期 美容で気にすることはありませんか?

季節がらどうしても、手肌の乾燥が気になりませんか?

美容のローションや薬用のクリームを塗っても、すぐに乾燥してしまいますね。

この現象は、野球の道具も一緒です。今回焦点を当てるのは、お題にもあるグローブについてです。

選手が手にしているグローブですが、大きく分けて、天然(本)皮革と人工(合成)皮革の2種類があります。

要は後者は、簡単に言えばビニールです。ビニールを加工してグローブの形にしたものです。

前者はプロ野球の選手や、野球を本格的に行っていく選手向けです。

その天然(本)皮革は人間同様に、乾燥すれば革本体の水分が蒸発して乾燥してしまいます。

しかし、人工(合成)皮革は要はビニールですので、乾燥することがありません。

じゃあ、乾燥しない人工(人工(合成)皮革合成)皮革の方がいいじゃん!とお思いのお母さん方・・・人工(合成)皮革で実際にプレイするには厳しいです。どこかと言えば、

①型がつかないので、ポケットが作れない

②ビニールなのでボールが滑りやすい

③グローブ自体が小さい

④薄いので捕球時に痛い

大きく分けるとこんな感じです。ですのでグローブは天然(本)皮革を選んであげて下さい。(※このグローブの選び方は後日ブログで記載します)

先に述べましたように、この時期グローブも乾燥を注意する必要があります。

また、乾燥対策の前に、是非行って欲しいグローブの手入れ方法について教えます。

グローブの手入れをするためには専用の手入れ道具が必要です。大型量販店で購入できます。

まず、準備をしておくべきメンテナンス道具を紹介します。

まず、最初に行う事は汚れを落とすための作業です。道具はブラシと乾燥したタオル(ウエス)が必要です。

私は使用済みの歯ブラシを使ってます。先に述べた手入れツール内にもあるかもしれません。

最初に乾いた 使わなくなったタオルで、グローブをまんべんなく乾拭きします。

表面についた泥埃や汚れを簡単に落とします。それで先に述べた歯ブラシで指の間や、タオルが入らない隙間に入れて汚れをかき出します。

次に汚れが結構派手についている場合には、汚れを落としやすくするローションを使います。

ローションは普通の手入れでは落ちない頑固な汚れを落とすために必要です。汚れがひどくなければ使わなくてもOKです。

手入れキット内になければ、大型量販店で500円程度で購入できます。

次が、肝心のグローブの保湿兼柔らかくするワックス(オイル・ドロース)です。

また、買ってすぐの硬いグローブをやわらかくする効果もあります。(スチーム処理もありますが)

最後に、磨き上げるためのタオル(汚れ落としのタオルとは別)でグローブを磨き上げるます。

手入れの前にグローブについた汚れを落とすのと、手入れの最終的な仕上げとして磨き上げるために使うので、2枚用意したいです。

タオルは新品でなくてもかまいませんし、雑巾や布(ウエス)があればそれを使っても問題ありません。

すべての工程が終われば、可能であればグローブに型をつける道具を使って、直射日光を避けた通気性の良い場所に保管してください。

 

以上です。このグローブの手入れは毎日(使ったら毎回)行って下さい。

但し、ワックス(オイル・ドロース)を塗るのは次に使う日から、約5日くらいは空けて下さい。

使ったボールがオイルでベタベタになるので、注意です。

そのように大事に使っていけば、学童の期間は1個のグラブで使っていけます。(ポジションの変更は別として)

道具を大事にする気持ちは、プレイにもあらわれます。

 

因みに、私も年を増すごとに指先の潤いが無くなり、新聞も指先でペロッと舐めてめくってます。

でも、額のアブラだけはテカテカですが・・・


兄弟

2021年03月14日 07時02分35秒 | 少年野球

上のお兄ちゃんが卒団で「あーこれで週末は楽できる!」

と思っていたら、まさか次男坊から「パパ 野球がしたい」と言われたら、あなたはどうしますか?

半分は嬉しいが、半分は…ですね。今回のこの案件について書かせて頂きます。

 

少年野球の家庭で、あるあるがこの「兄弟・姉妹・兄妹・姉弟で野球を始める」ですよね。

一番の理想は、上の子と一緒に入部して同じように成長して試合に出る事です。

年齢差が無い(2~3年くらい)と理想的に行くのですが、年齢差(4年以上)があると結構ハードですよね。

また、一番の問題は月謝ではないでしょうか?

世の中、キャッシュバックやポイント割引などありますが、月謝にもなんか使えませんかね?(←バカ

あと、その割引も兄弟割って使ってみてはいかがでしょうか?

そうすれば、次の子供も負担が少なく、部員数減少の問題も少しは良くなるのでは?

我が池谷戸タートルズにも、この割引制度があるようですが、詳細は聞いてません。

 

あと、兄弟・姉妹・姉弟・兄妹で入部して、仲もよくなった事も聞きます。

練習が終わってキャッチボールをしたり、一緒にバッティングセンター行ったり、家族で出かけて大型ショッピングセンターに行ってずーっと野球コーナーでウィンドウショッピングをしたりなど。

あと、チームとしては先に述べたチーム員数増加プロジェクトを考え、兄弟がいる家庭においては、勧誘の時から指導者や上級生保護者の熱い眼差しがあります。

だから、体験入部に兄弟が来た時には大変燃えます。

上の子を入部させれば、下の子の入部の8割方決まったも同然です。

そういった意味でも、いかに兄弟のいる家庭のお兄ちゃんを入部させるかが、今後のチーム編成に大きく影響してきます。

保護者としても、上の子の時は色々と勝手がわからず戸惑いますが、弟に関してはチームの方針であったり、指導者の意向、様々なお世話なども熟知しているため、余裕を持って対応できるかと思います。

また上の子の成長、野球の上達を身近で見てきていますので、下の子も野球に対して前向きで上達も早い傾向です。

私自身、どちらかというと、上の子より下の子が野球が上手な子が多いです。(あくまで私の意見です

上の子は野球を始めて指導者の下、基本的なことから始めていきますよね。

その日習ったことを上の子が下の子達と一緒に練習するうちに、自然と下の子達は基本的なことが出来る様になります。

基本的なことが出来るようになると、上の子はコーチをまねて弟達にノックを始めたり、バッティングの指導をします。

弟・妹をなんとなく指導していくことで、自分自身勉強にもなります。(ノックって結構スキルアップにもなります)

 

いずれにせよ、休日に家族そろって外出してスポーツ出来る環境って最高で、羨ましいですね。


球審の構え

2021年03月07日 06時51分03秒 | 少年野球

今日は球審の構えについて述べさせて頂きます。

私も審判の公式免許を取るまでは、学童野球の球審はキャッチャーの頭上からボールを見て判断するものと思ってました。

しかし、それは間違いだと講習会で教わりました。

この件について、新米審判から述べさせて頂きます。

 

お母さん方に聞きました。「球審ってどこに立って判断したら判りやすいですか?」と質問しました。

そのお母さんは「キャッチャーの真後ろでは?その方が絶対に見やすいと思います。」それが普通の回答です。

しかし、実際は違うんですよ。これってプロ野球もそうなんですよ。今晩でもナイターで確認ください。

では、回答から!

球審の立ち位置は、打者と捕手の間の位置に構えるポジショニングのこといわゆる「スロットポジション」と言われてます。

メジャーリーグでも日本のプロ野球でも球審はこの方法でジャッジしています。

私自身、講習会やネット、文献で調べてもすべて「スロットポジションで構えましょう」とあります。

でも、先に述べましたお母さんにように「キャッチャーの真後ろの方が見やすそうじゃん!」とお思いでしょうが、これには理由があるんです。

 

理由その1:インコースの判定はほぼ確実

だって、目の前のプレイの判定です。絶対の自信があるはずです!

また、死球や自打球、キャッチャーの完全捕球(振り逃げの有無)や反則打球の有無(足がバッターボックスから出ていないか)などバッターの近くで起こり得る様々な判定も的確に判断できます。

実際やってみてください。結構違いが判ると思います。

更に高低問題も、打差の腰、膝の近くで判定するし、大きな体格のキャッチャーでも問題なく判定できます。

 

理由その2:ボールの軌道を最後まで確認できる

キャッチャーの真後ろに位置していると、最終的にミットへ納まるところまで確認しづらくなります。

しかし、スロットポジションに位置していれば、最後まで軌道を追うことができます。

特に少年野球では山なりのボールで緩急をつけることも多いので、しっかりとストライクゾーンを通過してるのかを確認しなければなりませんからね。

軌道を追うということは大事なように思います。

あとは、球審自身の安全確保ですね。

捕手の真後ろに立っているとファウルチップが飛んできて、マスク直撃が多いと思います。

じゃあスロットポジションではマスク直撃はゼロか?と言われれば、違います。もちろん来ます。

あと、人間の構造上反射的によけてしまいますが、球審はボール(打球・投球)をよけてはいけません。

高学年の技術力があるキャッチャーの子は、ワンバウンドのボールでもブロッキングして止めてくれますが、技術が劣る選手や低学年のキャッチャーはふつ~によけてくれ、球審直撃します。

避けたくても避けられない辛さ・・・わかってもらえますか?

少し、話が逸れましたが戻します。

スロットポジションの最大の利点は、インコースに絶対の自信がある事です。

そりゃそうです。インコースでジャッジを待っているので、見えるに決まっています。

では、アウトコースが見づらくならないのですか?と言われそうですが・・・見えずらいです。

当然です。外に逃げていくので見ずらいに決まってます。じゃあ、正確なジャッジできないじゃないかと言われそうですが・・・

そこを埋めるのは経験だと思います。諸先輩方の言葉や審判講習会・維持講習を受講して経験を積みます。

だから、私は球審の感覚が空いた時は、特にこの事を意識してジャッジしてます。

選手にとっては大事な1球になるので、しっかりジャッジさせて頂きます。

YOUTUBEを見ていても、プロ野球審判の方が言っていたのは

『インコースは見て判断する、アウトコースは経験で判断する。』と言っていましたので、案外間違いでないと思ってます。

しかし、近くよりも遠くの方が見づらいのは当たり前のような気がしますので、ここは雑にならないようにします。

 

審判講習会ではこ、このスロットポジションを推奨していますので、学童野球ではこのスタイルだと思います。

参考までに、メジャーでは「シザーススタンス」というスタイルもあるます。

読んで字の如く、はさみの形で足を左右に広げるのでなく、前後に広げるスタイルです。

NPBでもたまーにいますが、あまり浸透していない形式ですね。

 

いずれにせよ、球審はなんとなくキャッチャーの後ろで見ているだけでないこと、ご理解お願いします。