【 再掲載】考える心

2017年12月30日 06時33分00秒 | 少年野球

たまに考えてしまう事。

 

1.選手の為と、黙って解るまで見続けている。

2.時間効率を考え、全てコーチが指示する。

 

正解なんて無いと思います。でも、あえて言うなら1に近いと思います。

人間にとって意味もわからずやらされる行動は拷問に近いということ、逆に意味さえ自分の中で見出していれば、私たち人間はかなり過酷な状況にも耐えられるということです。

 

少年野球では特に「やらされている練習」が多いとおもいませんか?

「走れ」とだけ言われて、いやいやながらランニングする子供たち、「声を出せ」と言われても何のために声を出すのかわからず、言われたときだけしか声を出さない選手たち。

もう高学年なんだから、ランニングの意味や、声を出す意味も分かるはずだと大人が思っているだけで、本人たちは意味も分からず、ただなんとなくやっているだけなのかもしれません。

「ピッチャーは下半身が大切なんだ。足腰が強くなれば、下が安定してコントロールがよくなる。

 おまえはもともと肩が強いんだから、下半身が鍛えられたら凄いピッチャーになれるぜ。

 だからおまえにはランニングが必要なんだ」 のように、大人が分かりやすく話して聞かせればきっと分かるはずです。

 

同じ練習をするにしても、「やらされている練習」と「意味の分かっている練習」とでは断然差がでてきます。

もちろん意味が感じられないまま、意味がわからないまま頑張ることも出来ないことはないのです。

しかしながらその努力は多くの場合続きません。

しっかりとした意味を見出すことによって、自然とやる気が出ることが大事だと私は思います。


スライディング

2017年12月29日 06時17分00秒 | 少年野球

選手にまたまた聞きました。

何故スライディングをしなくてはいけないの?

選手「監督やコーチに言われているから」
私「それだけ?」
選手「タッチされる面積を少なくするため」
私「おっ!中々 野球人らしい回答になって来たね!それもあるね。他には?」
選手「…」

凄く、皆が成長している事を実感しました。かなり頭も野球人らしくなった所で、私から補足

スライディングをする最大の理由は、目標地点(この場合は塁)に対して、スピードを落とさず目標地点(塁)に留まる事です。だから、駆け抜けも出来ないし、勢いがついた走塁だから急には止まれない。じゃあどうするか?助走を殺さないで滑る=スライディングです。
更にスライディングのテクニックとして、

①足を伸ばしながら
②伸ばした足の反対のお尻の半分が地面につく。
③体をねじりながら上体が寝ていく
④滑りきったら、地面を手でポンと押し上げて立つ

という形が理想です。また、滑り始めから体を寝かせてはいけません。最初から体を寝かせると、勢いが前に行かないため、滑らなくなってしまいます。つまり、良いスライディングは、はじめは上体が起きて滑って、その後にぐっと体を寝かせながら伸びている足をベースに近づけるイメージです。
理想的なスライディングはお尻の半分程度が地面に着く形です。

スライディング中の体勢は非常に重要なのでぜひ試してみてください。今よりずっとスライディングが上手にできるようになるはずですよ。


部員の勧誘活動

2017年12月28日 06時49分00秒 | 少年野球
いくらチームが強くても、野球は9人居ないと試合が出来ないです。
だから、常日頃からの部員勧誘や体験入部会は非常に大事な事です。

体験入部に割く時間や場所がもったいないと思い、体験入部など行わなかったチームは下降の一途を辿ります。目先の試合に勝つことだけしか考えてないチームです。(まあ、そのようなチームは試合でも勝ててないですが。)
チームは長期の展望を見据えて活動しないと大変な事になります。

また、体験入部に来て頂ける雰囲気のチームで無ければ見学にすら来てくれません。その為には、チームとして地域活動に参加したり、スタッフが常日頃から学校活動に参加したりと、地域住民と密に関わる必要があると思います。

更に一番重要な事は、スタッフの資質だと思います。野球に関してしっかりアドバイスできれば最高です。そうでなくても、笑顔で練習出来ているか?礼節を心得て教えているチームか?などです。判らなければどんどん質問しましょう。

今、野球人口が減り、日本人小学生の好きなスポーツも野球は第三位まで下がりました。(因みに一位はサッカー、二位は水泳)競技人口が減る中、なかなか大変だとは思います。2020年 東京オリンピックにも野球が復活しました。
これからもっともっと野球が盛り上がる事を期待します。

夢の先

2017年12月27日 06時20分00秒 | 少年野球

鶴見リーグは12/3で全日程を終了し、12/24にチームの納会が開催されました。
池谷戸タートルズ 野球成績は

春季リーグ:本部大会進出
秋季リーグ:本部大会進出して鶴見リーグ3位

大変優秀な成績です。これで6年生は晴れてチームから卒団となります。

今後は、中学受験をする子は2月初旬にある受験に向けて猛勉強が始まります。

また、公立中学に進むみ、野球を選択する者も

・リトルシニア中学硬式野球

・中学軟式野球

選択する事が始まります。

 

まだまだ期間はあります。

体験入部や見学をして、悔いのない野球人生を送って下さい。

6年生諸君 お疲れ様でした。✋😆✨


キャッチャーの仕事

2017年12月26日 06時12分00秒 | 少年野球
キャッチャーはピッチャーからのボールを取っているだけではありません。キャッチャーはグランドの監督です。ですので一番は頭を使い、尚且つ多感的に素早く状況判断をしなくてはいけません。また、一番チームで声が出て、先輩後輩関係なく、的確な指示が出せれは更にgoodです。

また、キャッチャーは「女房」と呼ばれるように、ピッチャーをおだてあげる存在でなくてはなりません。投球練習中でも
「ナイスボール!」
「球走ってるよ!」
など、ピッチャーが気持ちよく投球出来るようにしなくてはいけません。試合中もピッチャーの返球にも、一球ずつ声を掛けなさいと、口すっぱく言っております。

また、キャッチャーは座ったり、立ったり、暑い季節も関係なく重い防具を身に付けなくてはいけません。ピッチャーへの返球もピッチャーと同じ位投げてます。

家庭と同じで「女房」はすごい大事な役割です。ピッチャーと言う「旦那」をおだてて、最高のモチベーションを維持させる重要な役割です。
えっ?皆さんの家庭では「女房」と「旦那」の役割が逆転する?!
家庭の女房は強いですな。( ˘•ω•˘ )

【 再掲載】子育て四訓

2017年12月23日 05時30分00秒 | 少年野球
子育て四訓というものがあるそうです。

乳児はしっかり肌を離すな
幼児は肌を離せ、手を離すな
少年は手を離せ、目を離すな
青年は目を離せ、心を離すな

要は親が離さなければいけない所と離してはいけない所がそれぞれの年代はあるということですね。

「離すな」のほうは子を想う親ですから自然に出来るのだと思うのです。難しいのは「離せ」のほうではないでしょうか。少年期なら「手」・青年期であれば「目」。

このままだと監督、コーチに叱られるだろうなという時ってありますよね。その時に事前に手を差し伸べてしまうのではなく、じっと見守る事も大切なのではないかと思います。

【 再掲載】叱ると怒る

2017年12月16日 04時53分00秒 | 少年野球
恥ずかしながら、最近になって改めて気が付いた事です。

・叱るとは事の善悪を相手にしっかりと教える事。
・怒るとは怒りなどの感情をただひたすら相手にぶつける事。

似て非なるもの。エラーしたからと、又教えたプレーが出来ないと『怒って』ばかりいると選手も萎縮してきます。好きで始めた野球がいつの間にか辛くなってきて、嫌いになってしまいます。
同じようなミスを何度も繰り返すと、熱くなってしまう気持ちもわからないでもないですが、同じミスをするということは、その基本となる練習が足りないのです。つまり、指導者に原因があります。

「選手が出来ないのは、私の教え方が駄目なんだ。」

と思えば少しは冷静になれるかな?と思いながら日々指導しています。

【補足】盗塁の先に何を見る?!

2017年12月12日 04時36分00秒 | 少年野球
先に述べた盗塁の先に何を見る?!について、補足させて頂きます。

新チームには説明しました。攻撃の際には盗塁の成功、守備の場合には盗塁殺若しくは次の塁を狙わせない小ネタを少し。

選手に質問しました。
あなたがランナーで盗塁のサインが出た場合、二盗の場合にはスライしますか?
選手「チームから絶対にスライをしなさいと言われているから絶対にスライ」うん!正しい!
確かに、スライは盗塁を成功させる為に絶対に必要な事です。しかし、キャッチャーが後逸若しくは完全捕球していないのにスライしますか?
選手「それはしない」なるほど。
では、あなたはどこでスライかノースラを判断しているの?と質問したら
選手「???」
「なんとなく」や「ベンチやランナーコーチ」から指示で。本当か?そんな声聞こえているか?私なら聞こえていないです。
だから、前に述べたベースの中間での「チラ見」が必要なのです。
しかし、このチラ見は前に簡単に述べさせて頂きましたが、結構難しい技ですし、なかなか行っている選手は居ません。
よって、セカンドしか見ていない選手が多いという事が判りました。そこで、その事を逆手にとってある作戦を選手に伝授しました。

たとえば、ショートの守備にゴウが入っていた場合、盗塁されて キャッチャーが後逸して送球できない時には、ゴウはセカンドベース上で何をしている?
おそらくボーとしてセカンドベース付近に立っていると思うよ。
ゴウ「・・・」あたっている。
そこでボーっとするくらいなら、ワザとキャッチャーから送球されている雰囲気(姿勢や構え)をするだけで違うんじゃない?
そうすれば、相手は必ずスライをしてくれるはず。そうすれば三塁に進塁する可能性も グッと下がるはずじゃない?どう?
ゴウ「そうです。」
であれば、次回からそうしてみようよ。必ずスライしてくれるから。
ゴウ「わかりました。」

自チームが攻撃の時は、逆の考え方です。相手野手(セカンドかショート)がタッチをするそぶりであればスライ。そうでなければノースライです。

しかし、稀に頭の良い野手がいて ワザと取らないふりして(手で×のサインを出して)タッチする輩(恐らくキャッチャーとサインを決めている)もいるので、鵜呑みにするのは注意です。

グランドコート

2017年12月09日 05時33分00秒 | 少年野球
前のチームの時から言っている事、

「打者は打席に入る際には、実際に打席に入る形に近い服装で入りなさい。投手も同じ。」

キャッチボールやアップであれば、グランドコートを着て行っても問題ありません。
しかし、フリーバッティングの打者や投手は、実際に試合に近い服装で行うようにしてほしいです。だから私は打者がグランドコートを着て打席に立とうとした際には「グランドコートを脱ぎなさい。」と言っています。

前のチームでは「そんな細かい事・・・」と言われましたが、細かい事などではありません。非常に重要で、見落としがちな行為です。

では、実際にグランドコートを着て素振り(ピッチング)をして下さい。
自分自身、納得の出来るスイング(スローイング)ができていますか?窮屈ではないですか?
それで試合に、打席(プレート)に立って練習でイメージしたスイング(スローイング)ができますか?

ですので、細かい事や大した事ではないのです。実際に試合で着るユニフォーム(に近い服装)で改めて気が付く事もあります。
よって、出来る限り打席(ピッチャーは汗等をかくので、可能な限り)ではユニフォームだけでお願いします。

監督・コーチはなるべく選手を最善の環境で試合に臨ませたいと思っております。
寒い時には、選手にグランドコートを着させる事には賛成です。
しかし、状況によっては無で行わせることも、指導者のあるべき姿だと私は自負しております。

ランナーコーチャー

2017年12月06日 05時29分00秒 | 少年野球
ランナーコーチャーは非常に大事なポジションです。
このランナーコーチャーの良し悪しで試合の結果が大きく変わるポジションです。

コーチャーの主な役目は
①アウトカウントをランナーと確認する。
②次の塁を狙うかランナーへ指示を出す。
③ベンチからのサインを確認させる。

①はランナーへの確認事項です。アウトカウント(ストライクカウント)をランナーに教えて走塁ミスをなくします。
②は牽制球の場合のポジションを教える事や、バックホームの際、塁に留まるか突っ込ませるかの判断です。
③はランナーがサインミスしているな~と思った際には、素早く助言する事です。

③は少年野球では難しいとは思いますが、最低でも①②は行って欲しいです。

しかし、すべてランナーコーチャーが行えるかといえば、そうではありません。
打球判断や自分の走力を考えて、進塁するのか無理をせず帰塁するのかを最終的に決めるのはコーチャーではなく自分自身です。
コーチャーはあくまで、その補助しか出来ません。ではコーチャーの力が発揮される場面はどんな場面か?

・ランナーが一塁にいる場合で、ライト方向に打球が飛んだ場合の判断。
・ランナーが二塁にいる場合で、左中間・センター・ライト方向に打球が飛んだ場合の判断。
・ランナーが三塁にいる場合で、レフト方向(レフトライン際)に打球が飛んだ場合の判断(タッチアップ時)。
などなどです。

共通している事は、「ランナーの背中方向に打球が飛んだ場合」です。
人間には背中に目が無いので、自分の後ろ方向の打球や野手の動きは見えません。
その為にコーチャーがランナーに指示を出すのです。
簡単な外野フライでも守備がエラーをしたり、捕球しても動きが緩慢であれば、次の塁を狙えたり、得点が入るチャンスです。
コーチャーは立っている事だけが仕事ではないので、打者やランナーと同様、1球1球集中して難しい判断を要求される事もあります。
その判断を声やジェスチャーでしっかりとランナーに伝えなければならない重要な仕事です。
ホームランよりも、1点を争う重要な場面で好判断をしたコーチャーの仕事のほうが、私は価値があると思います。