ありがとう

2016年09月28日 22時50分00秒 | 少年野球

野球を出来るのが当たり前だと思っていた。

仲間の顔を見るのが当たり前だと思っていた。

母の作ってくれたおにぎりを食べるのが当たり前だと思っていた。

ユニフォームを洗濯してくれるのが当たり前だと思っていた。

 

毎日、野球が出来ていたことは、実は、「当たり前」ではなかったことに、気がつく。

 

「当たり前」だと思っていたことが、実は「有り難し」だと気づき、お母さん、お父さんに「ありがとう」と感謝の気持ちを持っているのだと思います。

 

選手にとってもお母さん、お父さんさんにとっても野球を続けてきたことは「当たり前」のことではなく「有り難し」ことだったのではないでしょうか。

だからこそ、6年生最後の大会の日に、お母さん、お父さんは選手に「ありがとう」、子供はお母さん、お父さんに「ありがとう」になるのだと思います。

 

言葉に出しても出さなくても…笑顔でも涙顔でも…たくさんの「ありがとう」が溢れていると思います。

 

小学6年生まで野球が出来たのは、当たり前のことではなく、仲間の、そして、お母さん、お父さんの感謝の気持ちがわかっているからだと思います。


笑顔

2016年09月17日 21時25分00秒 | 少年野球

試合中にピッチャーがストライクが入らない。

エラーした選手が下を向いている。三振した選手が肩を落として帰ってくる。

 

「どんまい どんまい」

「切り替えろ!次だ次!」という声が周りから聞こえてきます。

 

私は彼らにそれらの言葉を言う時に、その子の「顔を見て言ってあげなさい」と言います。

特にピッチャーはピンチの時は孤立しがちになります。

仲間の声が耳に入っていない時が多くあります。

だからこそ、「振り向かせろ」と伝えます。

仲間の声を、耳だけでなく、顔を見て確認する。

「あ…笑顔だ。」と、一番安心するはずですから。

その笑顔を見て、ピッチャーも笑顔になる。

 

仲間の声を耳だけでなく顔を見る。

一緒に辛い想いをしてきた仲間の笑顔は何よりの安心感になります。

 

選手たちに

「試合中は笑顔をたくさん使え。笑顔は伝染するぞ。みんなが安心できて楽しい気分になるぞ。しかも、タダだぞ(笑)」と言います。

 

ヘラヘラしたのは笑顔ではないと思っています。

キツイ練習をしてきたからこそ、試合中の笑顔は、本物の笑顔になり、仲間の安心感になると思っています。