球審の動作

2019年07月28日 05時11分00秒 | 少年野球

前に、審判(球審)が持っていた方が良い道具を報告させて頂きました。
 
今回は、球審に特化した動きを、簡単に説明させて頂きます。
またまた、「違います」という意見があれば、どんどんご教授ください。m(_ _)m
 
まずは、ピッチャーが投球するまでの球審の動きです。
 
①投球準備
球審の構えで「スロットポジション」というものがあります。
スロットポジションとは、打者と捕手の間の位置に構えるポジショニングのことです。
これは右打者であっても左打者であっても『打者と捕手の中間の位置』であり、これが球審の基本立ち位置となっております。
インコースは自分の目の前のボールですので、ほぼ間違いなく判定できると思います。
困るのが、アウトコース。これは諸先輩方色々聞きますが、答えはありません。
あえて言うなら『経験』でしかないようです。でも、どの方も言われるのが「アウトコースはボール1個程度はストライクを取る」ことのようです。
理由は色々ありますが、投手はアウトローで勝負する、打者もそこを打つ事ができる技術を身に付ける事ができるからです。
選球眼も大事ですが、まずはアウトコースが打てる技術を学んでほしいからです。私の持論です。
話を戻して…スロットポジションに構える準備ができたら、マスクの装着です。
通常、マスクは左手で脱着します。何故でしょうか?これにも明確な目的があります。
アウトのジャッジは、右手で行いますよね!
右手でマスクを外したら右手がふさがってコールができませんよね。
マスクの脱着は左手で、視界をふさがないようにダイヤモンド全体を見て素早く脱着、これが最低限のルールです。
だから、捕手の真後ろでマスクをかぶらず、脇で上記の事を行う事です。
 
②リラックス
次に投手が試合球を保持し、プレートに位置したら「オン・ザ・ラバー」にて、先に(右打者の場合には)左足を踏み出しスロット・ポジションの位置を決めます。
ここでは「オン・ザ・ラバー」を説明します。オン・ザ・ラバーとは投手がプレートに位置した(入った)状態の事を指します。
要は投球動作の準備に入ったことを示します。
※ボールデッドからプレーに入る時に、ここで「プレイ!」をコールします。
 次に、投手が投球動作に入る直前にポジションを最終調整します。
(打者が右打者の場合)捕手の左足踵に、球審の左足先端を合わし、球審右足先端が左足踵の位置につくようします。
そうすると、物理的に右側を向くと思いますが、ここで投手と正面正対するような形をとります。
 
③ゲットセット
そして、投手が投球動作に入り動き出したら膝から沈み込み、頭の位置をセットし、アゴの高さを捕手の頭の高さにあわせます。
少年野球では打者の身長、捕手の身長などかなりの差が出るケースも多く困ることもありますが、ここは球審を勉強しながら覚えて下さい。
 
④コール
しっかりと、捕手のミットで捕球されるまで目線だけで投球軌道を追い(トラッキング)ホームプレートまで残像を巻き戻し確認してから、自信を持ってコールします。
トラッキングとは、頭を動かさずに目玉だけで投球を追って判定する技術です。これができないと正確なジャッジができません。
ではコールです。
・ストライク時は、しっかりと立ち上がってからコール(軟式野球連盟の維持講習会では、立ち上がりながらジャッジすると言ってたな~)
・ボール時は、そのままの姿勢でコール
 
⑤コール後
コール後は、リラックスし次の投球に備えます。リラックス→オンザラバー→ゲットセット→コール→リラックスの繰り返しです。
一定のリズムで、スムーズにいけばゾーンも安定し、とても気持ちよく試合が進みます。気持ちが安定すれば、ゾーンも安定すると思います。
どうしても自分の動作や、勉強した事を思い描きながら行うと、気持ちに余裕がなく、ぎこちない動作になりがちです。
それを回避するには…場数をこなすしかないです。「習うより慣れろ」ですかね。
とにかく、実践を繰り返すしか方法はありませんね。
 
色々書かせてもらいましたが、最後に書きましたように、上手く裁けるには「慣れる事」しかありません。
私も最初は、試合後の反省会で冷や汗かきながら諸先輩方から色々アドバイス頂きました。

私が球審をすると、なぜか『トラブル』が発生しました。守備妨害やタイムプレーの有無…普段ではないのに…。
そういった試合の後「もう絶対に球審なんかやるか!」と思いましたが、やっぱり球審はあこがれます。
だから、日々勉強だと自分は思いながら、審判を楽しんでみたいと思います。
 
審判維持講習会で、「審判が目立った試合はダメな試合」と言われました。
良い審判とは「試合進行をスムーズに行い、居たか居なかったかわからない(存在感の無い)試合」だそうです。勉強します。



中継プレー

2019年07月27日 06時06分00秒 | 少年野球
今回は、Reg(6,5年生)の試合で長打を打たれた際の『中継プレー』について書かせて頂きます。
 
昨年度·今年度と試合で長打を打たれる事が非常に多くなりました。
長打というより、外野のエラーが大半ですが………😢
その為、外野と内野の連携プレー いわゆる中継プレーが非常に多くなります。
この中継プレー、一番の見せ場のプレーです。きれいに決まるとすごく盛り上がります。
 
今回この”中継プレー”について書かせて頂きます。
 
先に述べました通り、この中継プレーは試合中、頻繁に起こるプレーではありません。
あっても、1試合 1~2個くらいがいい所じゃないでしょうか?
だから、我がチームもこの中継プレーに時間がとれていなのも現状です。
練習内容は、ノッカーが外野オーバーに打球を打って、そのボールを外野手が追いかけ、キャッチしたらすぐに中継に返球する練習になります。
 
この練習のポイント(注意する所)は、
・外野手は全力でボールを追いかける。(できていない…)
・ボールをとる前あたりで、中継がどこにいるのか確認する。(これもできていない…)
・中継者は声をかけ、自分の位置を示す。(同上(#^ω^)ピキピキ)
・中継者までの返球は低くて速い送球を意識する。(またまた同上(#^ω^)ピキピキ)
 
という4つがポイントとなります。
特に意識してして欲しいのが「ボールをとる前あたりで、中継がどこにいるのか確認する。」「中継者までの返球は低くて速い送球を意識する。」の2つです。
中継がどこにいるのかは、必ずしも目で確認する必要はないです。
声が聞こえる方向はどこなのか、ランナーはどこに向かって走っているのかを声で確認することが重要です。
注意すべきは、追いかけることだけに夢中になり、周りの声が聞こえなくなることが危険です。
しっかりと声を聞きながらボール追いかけることがポイントです。
だから中継者は大きな声で捕球者に呼びかける必要があります。
 
そして、中継までの返球は、ワンバン、ツーバン、スリーバンにもなって良いので、低く速くそして正確に投げることを優先してください。
遠投のように上に投げると、中継ミスにつながりやすくなります。
ボールを追いかけるために全力で走り、気持ちは急いでいる状態の中、遠投のように全力で投げると、とんでも無い方向にボールを投げてしまう場合があります。
中継は低く正確に、をまずが優先で返球してください。
 
次には中継者です。中継者の立ち位置の理想は、目標に向かって一直線です。
しかし、私は上空から見たら”逆くの字”(中継者は右投げ)で指導しています。
なぜ逆くの字かですが、中継者は半身でボールを捕球します。その際、自分の前にボールが来た際には対応しやすいですが、背中側にボールが来ると処理しにくいしボールがそれたら致命的なミスにつながります。
よって、私は逆くの字で指導しています。
 
以上ですかね。一番いいのは中継プレーが無いことですが、準備だけはしっかりしておきたいですね。

見逃し三振

2019年07月24日 06時10分00秒 | 少年野球

我がチームの最大の課題

『見逃し三振するくらいならバット振って三振しなさい』です。

見逃し三振って、ベンチからも応援している保護者の方も(球審をしている時の私も)「なんで振らないの!」と思ってしまいます。
更にベンチに戻ると
「振らなきゃ始まらないよ。」
「気持ちの問題だよ。」
ここぞとばかり叱られるのが見逃しの三振です。

こんな場面を見るたびに、少し選手が気の毒になります。
皆さんはご自身で打席に立ち、見逃し三振をした事がありますか?
私は小・中・高校生の試合や練習、更には草野球で何百打席立ったか分かりませんが、結構な数の見逃し三振をしたと思います。(思い出したくない…)
そして、それらがすべて気持ちの問題だったかと言うと、絶対にそんな事はありません。

プロ野球選手も見逃し三振をします。
生活をかけてやっているプロ野球選手は、やる気がないから見逃しを三振をしているのでしょうか?
絶対に違いますよね。

しかし、選手達のバッティングを見ていると、弱気が原因の見逃し三振もあるとは思いますが、技術が原因の見逃し三振の方が多いと私は感じています。
今回、この見逃し三振について書かせて頂きます。

素振りやトスバッティングは素晴らしいけど、打席に立つと全く別人というタイプの選手はいます。
このような選手は、タイミングをとる技術がまだ習得できていないので、タイミングの取り方を身に付ける練習してあげた方が良いかと思います。
気持ちの問題だけで片付けるのは、かわいそうかなと感じます。
構造的な観点で考えると、打席でスイングをするためには、投手がリリースした時です。
しっかりとテークバック(トップ)ができていることが重要で、そのタイミングが遅れると見逃しとなってしまいます。
(これは前のブログの"ゾーンでとらえる"参照ください。)

また、テークバックをしていない選手も見かけます。
初心者(入部したての選手)にありがちなパターンです。
テークバックをせずに、突っ立った状態からいきなりスイングする選手が子がいます。
このフォームですと、見逃し三振は火を見るより明らかです。
私も球審をしながら「あ~、やっぱりな」と思ってしまいます。
これもとにかく練習するしかないですね。

最後に、あまり少年野球ではないですが、思いがけないコース・速球で来た場合です。
先に述べたタイミングと似ている所もあるかと思います。
体と心の"ふんぎり"がつかない事でしょうかね。

では、それらをどのように選手たちに指導していけばよいのでしょうか?
まず、先に述べたように見逃しが技術の問題なのか、気持ちの問題なのかを見極めようとする意識を持たなければと思っています。
もしそれが、本当に気持ちの問題であれば、「どのような気持ちの持ち方をすれば良いか」や励ましたりしてあげることで、次の打席ではしっかりスイングができるようになると思います。
しかし、もしそれが技術の問題なのであれば、叱れば叱るほど本人はどうして良いかわからず困ってしまうと思います。
つまり、それが「気持ちの問題」なのか「技術の問題」なのかを見極める事が指導者ができる事で、だいぶ成果がかわってくるのではないかなと思います。
そして技術的な問題だと思ったら、それを克服するための練習方法を考えて練習するしかないです。

さあ、来週は審判部が休みですので、その辺を中心に指導してみたいと思います。



水分補給

2019年07月21日 06時28分00秒 | 少年野球

梅雨はまだ開けきれてないのですが、ここ数日かなり蒸し蒸しする日(これからが地獄)が続いていますね。
汗っかきの私としては、このシーズンは一番の地獄です。
そこで、この時期にプレーする際に注意する「水分補給」についてお話させて頂きます。
 
水分補給で飲むものは主に
・スポドリ系(ポカリ、アクエリなど)
・お茶系(麦茶など)
のどちらかだと思います。
 
【スポドリ】
中学・高校生なら、そのままでも良いとは思いますが、学童野球選手たちには若干濃いかと思います。
2倍程度に薄めてあげた方が疲れないと思います。(おすすめは粉で購入して、薄めにしてあげる)
このスポーツドリンク系には 結構、糖分が多いんです。(成分表見て下さい)
水分補給と思って飲んでいても、糖分摂り過ぎると逆に疲れます。
暑い時にジュースを飲み過ぎるとバテるってやつです。
また、スポーツドリンクは同じ商品名でペットボトルと粉末で販売されている商品がありますが、機会があったらそれぞれの成分表を比べてみて下さい。
全然違います。味だけでないので。
あと、ペットボトルの方が割安だとは思いますが、スポーツ時のミネラル等の補給には粉末の方が向いてます。
 
あと、色々ネットを調べてみたら、結構役に立つ?情報もあったのでお伝えします。
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スポーツドリンクの種類は2種類!
運動時にはスポーツドリンクが適していると分かりましたが、ひと口にスポーツドリンクと言っても、実は2種類あるって知っていましたか?
それは、
•アイソトニック飲料
•ハイポトニック飲料
の2種類です。「アイソトニック」はよく聞くけど「ハイポトニック」は聞きなれない言葉ですよね。
その違いは、含まれている糖質の割合にあります。
 
●アイソトニック飲料
糖質が全体の8%、もしくは2.5%以上あるものが「アイソトニック」と呼ばれています。日本語に訳すと「等張性」。
飲料内に含まれている糖分や塩分などによる浸透圧と、安静時の人の体液の浸透圧がほとんど同じであることを意味しています。
代表的な飲み物としては
•ポカリスエット
•アクエリアス
•ゲータレード
です。知らない人はいないと思うほど有名な飲み物ばかりですね。飲むタイミングは「運動前」、または「運動後」が適しています。
「運動中にアイソトニック飲料は飲んじゃダメなの?」と不安になるかもしれませんが、運動中に飲んでも大丈夫です。ただ、できれば2~3倍に薄めて飲んだ方が効果的のようです。
 
●ハイポトニック飲料
こちらは糖質は全体の2.5%以下のもの。日本語では「低張」を意味し、運動中の糖分の浸透圧に近い状態に、糖分が調整された飲料であることを意味します。
運動中の糖分の浸透圧は低下するので、運動時のすばやい水分補給を目的として作られています。
代表的な飲み物は、
•アミノバイタル
•ヴァームウォーター
•スーパーH2O
ちょっと聞きなれない名前ですね。飲むタイミングは「運動中」が適しています。
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【お茶系】
小学生はどちらかというと、スポドリ系よりこっちのお茶系を好みます。
何故かというと、お茶系の方が口当たりが良く、ごくごく飲めるからです。
また、お茶にも種類があるので、そこも説明いたします。
冷たい緑茶が好きな小学生も増えてますよね。私の小学生時代には緑茶を好んで飲んでいる人はいませんでしたが、今は緑茶美味しくなっていますよね。
しかし、この緑茶もさっぱりしていて良いのですが、運動中には不向きな点があります。
緑茶はカフェインが含まれており、利尿作用があります。
そのため摂取した水分が体内に吸収されず尿として排出されてしまうので、水以上に熱中症状態になりやすくなってしまいます。
カフェインは眠気覚ましや集中力や瞬発力を高めるなどメリットもあるので、試合前などに適量を飲めば、その効果が期待できるかも
では、ノンカフェインの麦茶(ミネラル麦茶)は運動中に向いているでしょうか?
冷たい麦茶もさっぱりしていて、喉が渇いた時に飲むとおいしいですよね。
水や緑茶に比べてミネラルも含んでおり、糖分もカロリーもないのでたくさん飲んでも大丈夫。
そして火照った身体を冷やす作用もあるので、麦茶はまさに万能な飲み物です。
しかし気になるのは、塩分(ナトリウム)です。

効率的な水分補給
※大塚製薬さんのHPから抜粋

夏の高校野球でよく選手の足がつったりしている原因は、この塩分(ナトリウム不足)からおこるものです。
だから、水分だけでなく塩分(発汗で失った塩分)も補充してあげる必要があります。
食塩や梅干し、塩飴などを一緒に摂ることを心がければ、スポーツ中に摂取する飲み物として麦茶は最強です。
 
そう言えばビールを飲むのは水分補給にならないそうです。
利尿作用が相当高いそうで…
でも…
野球から帰ってきて、ひとっ風呂浴びた後はやっぱりビールです!v(^^)v
そう…発泡酒(第三)ですが…何か?



チームワークとチームプレイ

2019年07月20日 05時59分00秒 | 少年野球

少年野球だけにかぎらず、団体競技には「チームワーク」というものがあります。
チームワークはとっても大事なことです。
 
また、他にも似た言葉に「チームプレイ」もあります。
じゃあ、このチームプレイは無くても大丈夫? そうじゃないですよね。このチームプレイも大事。
 
次に言葉の意味をググってみました。


1.チーム‐プレイ 【team play】
個人の成績よりも、チームの勝利や仕事の円滑化を優先させた共同プレー
2. チームワーク 【teamwork】
チームの成員が協力して行動するための、チーム内の団結や連係。また、そのような協力態勢。「―に欠ける」



如何でしょうか?
堅苦しい言い方をするならば、ワークは仕事で、プレーは遊びです。(本当に直訳すればですが…)
 
私は、どちらが大事か?と言われれば「チームプレイ」と言います。
 
チームワークって誰かを誰かがカバーしたりする、そんな意味合いも含まれいて、とっても大事だと思います。
学童野球を教えていく中(戦略として)で、なくてはならない事だと思います。
しかし、その反面 誰かが陰に隠れて何もしなくても、それをしかたなく誰かがカバーするために動いてしまってもチームワークという中で済んでしまう面もあると思います。
 
ではなくて、 一人一人が与えられたポジションの役割をしっかり果たす事、それが「チームプレイ」であって、勝つために必要なことだと思います。
ピッチャーだったらピッチャーとして何をするべきか、キャッチャーだったらキャッチャーとして何をするべきか、サードだったら、ファーストだったら、レフトだったら…。
そのポジションでしなくてはいけないこと考えてプレーする。
一人一人の力が強くなればなるほどチームプレイというものは大きく強く繋がっていきます。
だから、最初は自分が上手くなる事を考えてほしいと思っております。
 
チームワークは指導者がまとめていくものであって、子供達がチームのためと思ってプレッシャーを感じながらやるものじゃないです。
選手達は自分の力をつけていく事だけを考えて、つけた力をポジションで生かしてほしいと思います。
 
それを踏まえて選手達には まず、自分が上手くなる事だけを考えて練習してほしいです。
決して、チームプレイやチームワークを蔑ろにしろという訳ではありません。
まずは、自分自身です。自分が強くなれば(個々でレベルアップすれば)必ずチームも強くなります。
 
チームのために勝つのではなく、『チームの為でなく、まずは自分が結果を残す!』そうすれば、自ずと結果もついてきます。


積極的な走塁

2019年07月19日 05時58分00秒 | 少年野球

前にも報告しましたが、Jrの走塁に対する意識&技術がかなり問題だったので、改めてこの”走塁”について考えていきます。
 
野球は1塁→2塁→3塁→ホームでやっと貴重な1点が入ります。
送りバントや犠牲フライ等、アウトを1つ献上してまで塁を進める作戦もあります。
しかし、そうでなく相手のエラーや相手の隙をつくプレーで先の塁を狙う事は決して卑怯なプレイではありません。
また、少年野球は中学・高校・プロ野球とは違って、ミスや隙が結構存在します。
ですので、少年野球にはこの積極的なプレーできるチームか否かで得点が大きく変わってきます。
では、どのようにしたら、積極的な走塁が身に付くのかを考えていきます。
 
走塁(進塁させる為)のコツとは、
★相手の隙をついて、常に前の塁を狙う
★常に状況把握すること
これら2つが、走塁において、重要なコツになります。
 
★相手の隙をついて、常に前の塁を狙う
これは、学童野球の走塁(進塁)において重要なコツになります。
とにかく、常に相手の隙を狙うことが必要です。何度も言いますが、これは卑怯なプレイではありません!
・内野がバックホームシフトの際、四球で出塁して2塁が がら空きなのに1塁に留まったまま
・中継プレーをしたため、内野のベースが空いているのにベースに留まったまま
足が速い遅いではありません。瞬時の状況判断ができるか否かです。
これは、練習において、いつも次の塁を狙った走塁をすることで磨くことができるでしょう。
 
★常に状況把握すること
選手はランナーになった場合には他のランナー状況・アウトカウント・ストライクカウントは絶対に把握しなくてはいけません。
判らない場合には、ランナーコーチに聞くかタイムをとってベンチに確認してください。
OUTであれば打ったらゴー、さらにランナーが詰まっての2OUT フルカウントは投げたらゴーなど、ベンチから指示があって動いているようでは理解できているとは言えません。
ランナーがホームに近づくにつれ、相手チームにプレッシャーをかける事となり、精神的にもかなり辛くなると思います。
どんな場面であっても、練習の時から常に状況把握をして、相手の隙があれば次の塁を狙う気持ちを持ってください。
 
以上の2点を常に持ち続ければ、必ず進塁技術は向上します。
チームの勝利の為、延いては自分自身の走塁技術向上の為、是非ともマスターして下さい。



Jr市場リーグ 7/15 試合結果

2019年07月16日 11時42分48秒 | 少年野球

昨日(7/15)は久しぶりにチーム練習に参加できました。
次男の高校野球選手権神奈川大会が昨日あった(無事3回戦進出しました!)事で時間が取れた事と、審判部も休みだったので時間がありJr(4年生以下)の審判で参加しました。
前にも書かせて頂きましたが、Jrもかなり大所帯になってきたこと&急激な成長が見受けられます。有難いことです。

本日は市場リーグ(鶴見リーグJrの本部大会に出れなかったチーム同士の教育リーグ)で、駒岡ジュニアーズさんとの公式試合+練習試合で、計2試合を予定しております。
場所は駒岡Jさんの本拠地、駒岡小で14:00試合開始予定です。私は球審をさせて頂きました。
では、池谷戸Tは先攻で試合開始です。スタメンです。

1.ユウタ 3
2.ソラ 6
3.リヒト 2
4.ユウマ 5
5.オカミナ 7
6.ソウスケ 4
7.ユメ 8
8.ケンタ 1
9.ユウキ 9

試合は2試合ありましたがスコアブックが1試合しか記録なかったので、1試合だけの報告とします。スミマセン。

1回表 池谷戸Tの攻撃 1番ユウタは三振。2番ソラは四球→盗塁→盗塁で1OUT 3塁。3番 リヒトは三振。4番 ユウマは頭部の死球で一旦ベンチに退いて代代走のリヒトがランナーへ。5番 オカミナは四球で満塁に。6番 ソウスケの所でワイルドピッチ、パスボール等で2人が還り 2-0とする。ソウスケは三振でチェンジ。
1回裏 守備変更 センターにリクが入り、先程死球を受けたユウマがやはり試合は難しいとなった為、サードにマサトが入ります。池谷戸T先発はケンタ。多少緊張気味だが結果を恐れず思い切った投球をして欲しいです。相手チームの1番を三振 1OUT。2番も三振 2OUT。3番はファーストフライで3OUTチェンジ。堂々とした投げっぷりで三者凡退にきる。球審目線から解説させて頂くと、外角の投球に非常に伸びがある事です。外角低めは投手にとって一番大事なコースです。ここを常に意識して投球して欲しいです。それにしても素晴らしい!2-0。

2回表 7番リクは三振。8番ケンタはセカンドフライで2OUT。9番ユウキは四球。1番ユウタはピッチャーゴロしかしピッチャーの暴投でボールは1塁のファールゾーンを点々と。しかし、2塁のユウキは何故かセカンドで突っ立ったまま。???2OUT 2,1塁。2番ソラの所でパスボールで1点追加となる。3-0。ソラはライト前ヒット!しかし2OUTなのにランナーが走っていない😢。野球は基本、次の塁を狙う事をしないと点が通れません。打って守ってだけでは試合になりませんよ。野球のセオリーをもっと理解して欲しいです。これも暫く勉強会で補うしかありません。3番リヒトは三振で3OUTチェンジ。3-0。
2回裏 相手チームの4番は死球→盗塁→盗塁で0OUT3塁。5番はセカンドゴロの間にランナーが還り、2-1となる。6番はセンター前ヒット→盗塁→WPで1OUT3塁。6番はライト前ヒットとライトのエラーで3塁へ。8番は死球→WPで2塁。9番はピッチャーゴロその間に3塁ランナーが還り2-4となる。2OUT。1番は三振で3OUTチェンジ。3-4と逆転される。

3回表 5番マサトはセカンドフライ1OUT。6番オカミナはセンター前ヒット→盗塁→盗塁で1OUT3塁。7番ソウスケは四球→盗塁で1OUT 3,2塁。8番リクは三振。2OUT。9番ユウキも三振で3-4。
3回裏 相手チームの2番は死球→盗塁→盗塁で0OUT3塁。3番はライト前ヒット→盗塁→盗塁で3-5。4番は四球→盗塁。5番はショート内野安打の間にランナーが還り3-6。6番サードゴロで1OUT。7番は死球。8番はサードゴロで2OUT。ここでタイムアップとなり試合終了です。3-8。完敗です。

しかし、収穫は大いにありました。私が見た大きな成長点
①ピッチャー ケンタのマウンド捌き
②サード マサトのフィールディング
③オカミナの守備
スタッフが一生懸命、親身に指導してきた賜物です。

でも、修正する箇所は書ききれない程あります…が、これは直接監督に伝えておきます。

冒頭にも述べました通り、私が以前見てきたJr選手とは比較にならない程成長しています。
だが、うちが成長すると同時に、当たり前ですが他のチームも成長しています。
毎週、皆と同じ練習をしていてはこの"差"は埋めれません。
じゃあ どうするか?自主練習しかないです。素振りでもいい、親とのキャッチボールでもいい、ルールブックを読んでもいい、階段ダッシュをしてもいい、柔軟ストレッチを行ってもいい。
自分で"上手くなってやる!"といい気持ちがあれば、何でも良いです。また、行った時間でも量でもなく、継続する事が大事です。

一番良くない事は『何も努力しない事』です。何も努力せず、上手になろうなんて虫が良すぎます。
自分より上手な選手は絶対に努力しています。それを口にしていない、若しくはその努力する事を努力と思っていないからです。

やるなら今しかありません。悔いのない少年野球を過ごしてください。



バント練習

2019年07月15日 06時02分00秒 | 少年野球

先日、久しぶりに自チームの練習に参加する事が出来ました。
私は今Reg(4,5,6年生)のヘッドコーチの立場にいますが、中々練習に参加(ほぼ終日審判部)できず申し訳なく思っております。
参加して気が付きましたが、部員の増加にびっくりしました。
Jr(4年生以下)は、前のブログに記載した通りで増員はわかっておりましたが、Regも3名入部になっていました。
非常にありがたいことです。
 
そこで、監督に新入部員の技術内容を聞いた所「…」との事。
しょ~がないっす!春先は、人数居なくて試合になるかどうかわからない状況と比べたら天国です。
また、その方が教えがいがあるじゃないですか!
なんとかして、この3人には頑張ってもらい秋の大会にはヒットを打たせたやりたい!と思っております。
 
ですが、やっぱり野球初心者。
ボールの投げ方やバットの握り方からの指導です。道のりは遠いです…。
だからバッティングもいきなり打たすのでなく、監督から「まずは全員でバントから」とのこと。
バントはバッティングの基本です。
まずはバットに当てる技術を身に付ける事です。
 
バントには、バッティングで必要な様々な技術が詰まっています。
バッティングの基本は、ボールをよく見極める事です。
バットがボールに当たらなければ話になりませんから、自分のストライクゾーンを感覚的に身につけ、バットの芯でしっかりとボールを捕まえる必要があります。
 
それでは、次に挙げるのが、バントの基本的な構え方になります。
・バットに目(線)を近づけること
・バッターボックスの前に立つこと
 
バントをする際ですが、どうしてもバットと目が離れすぎていると、バットにボールを上手く当てることができません。
バントを失敗する原因の一つとしては、バントの構えの段階から、バットの位置と目が離れすぎていることが挙げられます。
そのようなバントの構えであれば、必ず上半身だけで、バントをしに行く形となるので、バントはほぼを失敗します。
むしろ、そのようにバントの構えの時から、バットと目が離れている状態でバントするのは、いくらバントが上手い選手であっても難しいでしょう。
基本的に、バントは、身体全体を使って試みるものなので、手先だけでは、うまくバントを成功することはできません。
たしかに、バント練習の際のバントの構えは、初めはバットに目を近づけるのが恐いかもしれません。
そうであれば、初めは、遅くて緩いボールからバットに目を近づけてバントをする練習すると良いと思います。
バントは、練習すれば必ずできるようになるので、まずは構えの段階で、バットに目を近づけながら練習するように指導したいです。
 
あと、なぜバントを構える際に、バッターボックスの前側に立つ方が良いのかを説明します。
それは、バントを成功率をグッと上がりやすくするためです。
もっと具体的に言えば、バントした際に、バットに当てたボールがファールになりにくくするためです。
例えば、もしバッターボックスの後ろの方や真ん中の方で、バントをしたとすれば、間違いなくファールになる可能性が上がります。
ファールになるということは、すなわち、いくらボールを上手く転がせても失敗だからです。
そのような上手く転がすことができるバントの技術がある選手であれば、あとは構えのバッターボックスの位置を前の方にするだけで、バント成功率は大幅に上がります。
ですので、少しでも成功する確率を上げるためにも、バッターボックスの前の方で構えるように指導した方が良いと思います。
 
最後に、最も注意すべき点はバットの角度です。
バントで一番まずいとされるスタイルは、バットに当てるタイミングでヘッドが下がることです。
下がったヘッドに当たった打球はファイルチップとなるか、ファールになってしまいます。
フェアグラウンドに転がすためにはヘッドを水平よりやや上げる事が重要です。
構えは、膝を軽く曲げて、自分のストライクゾーンの高めいっぱいにバットの先端がくるように調整させます。
こうすれば、目の高さより高い球はボールであると判断できるので、ボール球を容易に見逃せます。
低めに来たボールにはヘッドを下げたり、腕を下げたりするのではなく、バットの角度と目の位置関係は変えずに、膝だけを上下させてバントします。
この場合における低めのゾーンに対する見極めは、練習で体に覚えこませる(経験を沢山積む)しかありません。
 
バントで注意すべきもう一つの点は、自分はセーフにならなくてよいということです。
送りバントの経験が浅いうちは、自分もセーフになった方がチームとしてもいいだろうと勝手に考えがちです。
その結果、きちんとバットに当てる前に1塁に向かって走る意識が出すぎてしまい、バント自体が出来ずに空振りになったり、当たったけれども小フライになってダブルプレーを食ったりします。
自分の役割をしっかりと理解して、ボールが転がった事を確認して走塁するくらいがちょうど良いかと思います。
 
バントの練習はあまり楽しくないですが、バッティングの基礎となる技術です。
しっかりと身に付けて、ステップアップしていきましょう。



努力できることが才能

2019年07月14日 06時25分00秒 | 少年野球

私は読売ジャイアンツのファンです。その歴代の選手の中で、一番好きな選手は松井秀喜選手です。
 
高校生の頃から5打席連続四球で注目され、日本の代表的な球団の巨人、はたまた米国一の球団ヤンキースに入団するなど、エリート街道まっしぐらな彼。
さらには国民栄誉賞まで受賞し、雲の上の存在なハズなのです。
しかし松井選手は、そんな素晴らしい栄誉を得て天狗になってもおかしくない中で、庶民的な振る舞いを続けられる人です。
だからMLB選手や後輩選手にも慕われ、日本人からも愛される人柄なのでしょうね。
 
松井選手は『努力できることが才能である』とういう言葉をよく口にします。
「自分は決して天才型ではなく、努力の積み重ねでここまでの結果を得てきた」と言っています。
頭の良い人や運動神経の良い人に比べて、自分なんて才能ないから…と怖気づいてばかりいる学童の選手にとっては勇気づけられた言葉ですね。
 
そして、両親への深い感謝が印象的です。
プロ野球選手になるかどうかも分からない時から親子で野球を楽しみ、愛情をもって育ててくれたそうです。
親目線としては、夢中にスポーツに励む我が息子をただただ微笑ましく見守っていたと思います。
親子のあるべき姿・家庭論・教育論も松井家から教わることができます。
 
現在は現役を引退していますが、米国と日本を行き来しながら、指導者として第二の人生を歩んでおられます。
 
ジャイアンツファンの私としては、是非巨人軍のユニフォームを着て、もう一度フィールドに立って欲しいな と思っております。



ティースタンド練習

2019年07月13日 06時22分00秒 | 少年野球

ここ最近、体験入部の子供が増えてきて、非常にいい感じです。
まあ、すべての子供が入部してもらえる訳ではないですが…
 
その体験入部で行った、バッティング練習のティースタンドバッティングについて今回話させて頂きます。
 
このバッティングスタンドは、ミートの練習に最適な練習道具です。
また、ボールが止まっているので、本当の初心者には最適尚且つ気持ちよくフルスイングできるので、低学年向きですね。
 
更に何が良いかって言うと、一定(定まった)のボールを繰り返して打てるからです。
例えば、トスバッティングだとボールの軌道に合わせて打ったり、毎回同じ所にボールが来るとも限りません。
だから振るタイミングやコースによって、フォームが変わってきます。
これではボールに対する対応力は付きますが、フォームを固めるには適した練習にはなりません。
フォームを固めるには、何回も同じ動作を繰り返すことが大事です。

そのフォーム固めの練習には、素振りが一番最適です。
しかし、素振りだけでは楽しくないし、選手は続かない…。だからボールを使った練習のティースタンド練習が有効にとなります。

また、このティースタンドですが、上級生にも有効です。
ピッチャーは常に外角低めを狙ってきます。だからバッターも外角低めを意識したバッティングが必要です。
だから、このティースタンドの良い所は、高さの調節が出来き尚且つ立ち位置によってはコースの打ち分けも出来るからです。
素振りでもいいんですが、ボールがあったほうが「打ってる」って感じで練習もまた違ったものになると思います。
 
ただ、このティースタンドを使った練習には、防球ネットが必要になるという弱点があります。
我がチームはサッカーゴールを防球ネットに使わせて頂いております…すみません(-人-)
ですが、この防球ネットが無くてもスタンドティー練習をする方法があります!
方法は、単純にボールを置かないで、ティースタンドを空打ちする方法です。
要は、この空打ちでティースタンドのゴムの部分 ギリギリかする (少し音が出る) 程度で振る事です。
初心者はおすすめできませんが、ある程度上達してきたら、是非行ってみてください。結構難しいですよ。
 
このティースタンド結構地味ですが、初心者(入部体験者など)にはお勧めです。