野球のルールブックには以下のように記載されています。
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野球規則 5.10 プレイヤーの交代(k)
両チームのプレーヤーおよび控えのプレーヤーは、実際に競技にたずさわっているか、競技に出る準備をしているか、あるいは一塁または三塁のベースコーチに出ている場合を除いて、そのチームのベンチに入っていなければならない。試合中は、プレーヤー、控えのプレーヤー、監督、コーチ、トレーナー、バットボーイのほかは、いかなる人もベンチに入ることは許されない。
ペナルティー 本項に違反したときは、審判員は、警告を発した後、その反則者を競技場から除くことができる。
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要は、試合が始まったらベンチから球場外、球場外からベンチ内に出入りはできませんという事です。
学校の校庭で試合をする場合には、予め取り決め(白線やコーンを立ててベンチと見据える処置)が必要です。
しかし、小学生に関してはどうしても生理現象は難しい(特に低学年)ので、試合中は審判に申告すれば許可をしてます。
今回 紹介する事はこの件に関しての内容です。
私は5試合目に備えた本部審判席で待機していました。
そうした所、別の選抜大会を終えた選手が、その試合に出るために本部審判席に訪ねてきました。
お母さん「○○大会の選抜選手で大会に参加して、今終わってこれからベンチに入りたいのですかよろしいでしょうか?」
私「私は聞いてないので・・・審判部長に確認します」
審判部長に事情を説明しましたが、審判部長も聞いていませんでした。
因みにオーダー表にはその選手は記載されておりました。
審判部長からは
「別の大会がある件は承知しているが、私は聞いていない。せっかく来られたのだから参加はさせてあげたいので監督に伝えて申告していない理由を聞いて欲しい。」
と伝えられました。
私「今しがた○○大会で参加した●●選手がきました。オーダー表には名前記載されていますが、この件は事前に審判部に申告していますか?」
監督「していない。そんなルールは初めて聞いた。そのような規則はあるのか?」
私「規則はあります。せっかくお母さんも付き添いで来られているので今回は特例で認めますが、次回は絶対に事前申請下さい。」
(別の方向を見て)監督「・・・」
(心の声)私「ふざけるな!お前何様だ!これじゃあ選手が可哀そう」
試合終了後、色々試合終了後の書類整理やグランド整備、事務処理をして速攻でルールブック片手にその監督を探しました。
しかし、その監督は居られません。???まだ選手もコーチ陣も残っています。
残っているコーチに「〇〇監督はいますか?」と尋ねると「もう帰りました」とのこと。はぁぁぁぁぁぁ!
詳しく聞いてみると、朝からご機嫌斜めな様で、試合は辛うじて勝ったようですが試合内容にも納得していなく怒って帰ったようです。
試合中、その監督は終始"むすっ!"としておりました。円陣の際にも後ろ向きな発言ばかりでした。
選手も監督の顔色を伺いながらの試合は、さぞかしやり難かったと思います。
好きな野球をしているのに「ほめてもらえない」窮屈な時間を過ごしたと思います。
人間ですので、機嫌良い時もあれば、悪い時もあるのはしょうがありません。
しかし、選手に責任はないので、野球指導中は忘れて思いっきり野球を楽しませ、笑顔で接して欲しいです。
生意気な様で申し訳ありませんが、いっぱい褒めて野球を楽しませてあげて下さい。お願いいたします。