ランナーの足の運び方

2019年02月24日 06時14分00秒 | 少年野球

今回は、ランナーの足の運び方について記載します。

学童野球のリードを取る時の足の運び方で、大きく分けると2種類あると思います。

まず1つ目、カニ歩きのように右・左交互に、ソロリソロリとリードを取るリードです。
一見動きやすい様に見えますが、左足を進めた時に牽制を投げられたとしたら、瞬時に帰塁の体勢を取るのは非常に難しいですよね?
牽制死でアウトになるパターンの半分はこれだと思います。

次は左足を後ろに回してリードをするパターンで見てみましょう。
この際、上記もあげた左足を進めた時に牽制が来たとしても腰を回転させるという簡単な動作だけで瞬時に帰塁の体勢に移る事が出来ないでしょうか?
やって頂ければ違いが分かると思います。

また、リードを取る時は必ず投手を見ながらリードを取ります。
投手がランナーを見ていないからと油断してはいけません。
捕手からの合図で牽制してくる場合があります。

そして、2塁に最短距離で走ることが大切です。
かといって、1塁と2塁線上でリードを取ると第一歩目がその線より前に踏み出してしまいます。
だから、その1歩分を見込んで、ライト側に下がってリードを取れば、最短ルートでリードができます。(これはイチロー選手の動画で覚えました)

たかがリード…されどリードです。リードの仕方や方法で、盗塁の成功率が大きく変わってきます。
是非、実戦で試して下さい。



球数制限

2019年02月23日 06時25分00秒 | 少年野球

いま、新聞や雑誌で賑わせている「高校生の球数制限」が学童野球にも影響しつつあります。
まだ横浜市鶴見区では、この内容を聞いてはおりませんが、来週に行われる監督会議で、恐らく議題には上がると思われます。

そこで今回、新ルールになるのでは?の70球投球制限について考えてみたいと思います。
(2020年には、ほぼ全ての学童野球に導入される?のでは)

そもそも、この発足の背景には以下のような理由が述べられています。
・全国大会まで、1人の投手で投げ抜いているチームが、全チームの50%以上。
・学童野球のスタンスは、勝利至上主義ではなく育成主義。
・将来の野球界を担う小学生が、肘や肩を壊している。

大きな大会ではイニング制限や球数制限がある大会もありますが、その予選レベルはほぼ制限はありません。
最終判断は監督やコーチの基準によるものです。

野球医学的にも6年生は70球5年生は60球、あとは学年が落ちていく毎に10球下がり、これが妥当という話もあるそうです。
しかし、これも根拠もないようです。
そもそも試合で制限しても、試合前の練習で制限がなければ、結局はいくら制限設けても怪我はつきものと考えます。

私は、この球数制限について賛成です。基本は...。
しかし、どこかで投手育成の妨げにもなるのかな?とも思います。
プロ野球、メジャーで活躍している投手について大半は学生時にチーム背負って投げ抜いてきた投手ではないでしょうか。
この制限によって、従来のスター投手がもう現れなくなる、埋もれてしまうのではと感じてしまいます。
成長と故障は、繰り返すと思います。(壊れる前に止めることも大事ですが)それをうまく調整するのが監督やコーチの役目です。
だから、監督・コーチは選手に対して、しっかり目を配り、少しでもおかしなことがあれば、声を掛ける等のフォローをしなくてはいけません。

監督・コーチの役目はすごく重要です。
選手の将来を輝かせるか、潰すかは監督・コーチ次第です。



6年生壮行試合

2019年02月21日 17時58分00秒 | 少年野球

月1日(月·祝)に鶴見区少年野球駅伝大会がありました。
我がチームも、もちろん参加しました。
えっ 結果?「参加する事に意義がある!」とだけ言います。

駅伝大会は午前中だけですので、本来なら終わり次第、寺尾小に戻り練習になるのですが、6年生の思い出作り記憶の為、練習(壮行)試合を計画しました。

対戦相手をどこにお願いしようかと悩んだ結果、中学校が一緒になるエリアにしようと思い、生麦ダンディーズさんにお願いしました。

生麦ダンディーズさんからも快く受けて頂きました。

試合会場も生麦小提供頂きました。本当にありがとうございます。m(_ _)m

 

また先方から「せっかくだから新チームもやりましょう!」と言う事で、午前中は新ジュニア(新4年生以下)、午後の昼食挟んで新レギュラー(新6年生以下)、その後に6年生壮行試合とさせて頂きました。

新ジュニアは11:00くらいからはじめてたようでした。

結果は負けましたが、今の時期、勝敗は気にしてません。
だから、個人の打った·守ったはあまり気にしません。それより、ボール廻りで発生する付帯プレー(カバーリングなど)をどの様に処理したかを見てます。
私はギリギリ間に合いません😢でしたが、同行コーチに聞くと「思った以上にプレーは出来ていた」みたいでしたが...

まだまだ基本的なプレーは、所々ミスが見受けられるとの事。
課題が明確になった、凄く充実した練習試合でした。

新レギュラーは..やはり基礎練習を主体に着実にこなすしかありませんね。

新6,5年生だけではチームを組めないので、新4年生を出すしかありませんので、チーム戦力はジュニア並です。(> <)
しかし、この現状を受け入れて、なんとか春季鶴見リーグまでには間に合わせたいです。

 

最後に、6年生壮行試合ですが、やはり6年生です。

随所に光るプレー等もあり、かなり締まった幸せになりました。

6,7回あった失点の影響で負けはしましたが、選手が楽しんでプレーしていたので、👍💗です。

中学に行き、中学軟式野球を続ける者、リトルシニア中学硬式野球に変更する者、別のスポーツを選択する者 等。

内容は異なるが、気持ちは同じです。
とにかく感謝の気持ちを忘れないで欲しいです。

年生諸君 ご苦労さまでした。





見逃し方

2019年02月17日 06時10分00秒 | 少年野球

私自身、前のチームから指導している事、

「いい形でボールを見逃しなさい。」

試合中、ストライクも来ればボールも来る。その際に、見送りは必ず発生します。
その形を私は見ています。
あきらかなクソボールでは通常通り見逃しても良いが、際どいコースに投げられた際に、打ちに行く態勢で見送ったか、ただ単純に見送っただけかを見ています。

前にも説明しましたワレの形が出来ているのがベストです。

この、良いボールの良い見送り方=ワレとなり、これがちゃんと出来でいればボールが長く見れておりボールに当たる確率もアップします。
ですからバットをどう振ることだけに注意するのではなく、見送り方の練習も重要だと私は思っております。

良い見送り方とは、
①始動が早い。
②前脚(ピッチャーよりの脚)をステップしても、軸脚にタメがある、後股関節に乗っている。
③前の肩がクローズして開いていない。
④つまり体幹をひねっている。
⑤基本的には、グリップが若干さがり、右打者であれば右脇が閉まった態勢で見送る。(←すみません…文章で伝えるのが難しい)

よく、3ボール0ストライクでバントの構え(明らかに打つ態勢でなく)をするバッターが居ますが、私は全く意味がない動作だと思います。
サインでバスターの構えや、バンドの構えが有るのなら別ですが、ただ単にピッチャーにプレッシャーをかけるだけであれば、あの動作は行わない方が良いと思います。
それより、しっかりタイミングをとる動作を行った方が、次のスイングに繋がると思います。



ラインアウト

2019年02月10日 06時04分00秒 | 少年野球

またまた、ルールの話をちょこっと…。
皆さん野球ルールのラインアウトってご存知でしょうか?
今回はこの『ラインアウト』について説明させて頂きます。
このラインアウトですが、あまり頻度はありませんが、ランダウンプレー(このランダウンプレーについてはここを)が発生した際に起こる可能性が極めて高いです。
よって、審判はこのランダウンプレーが発生したと同時にラインアウトの有無まで確認します。

では、このラインアウトについて補足します。
ラインアウトは走者が野手のタッグを避けて塁間を結ぶ線から3フィート(約90cm)以上離れたときに宣告します。
塁と塁を直線で結び、その左右各3フィート(約90cm)が走者の走路です。走者はこの範囲を越えて走塁することは自由です。
しかし、球を持った野手のタッグを3フィートを越えて避けた場合、審判員は走者を指差して、『ラインアウト!ヒズアウト!』と宣告します。
ラインアウトはボールインプレイですから、プレイはそのまま続けられます。

ランダウンプレーが発生した場合、審判目線から このやっかいなラインアウトについて、私なりに補足させて頂きます。
※違うよ!と言うご指摘、どんどんコメント下さい。

2人の塁審で判定するときは、ひとりが走者の左側、もうひとりが走者の右側に位置し(要は審判双方でしっかり確認できる位置に立っている事)、走者のラインアウトに注意しながら判断した方が見易いかと思います。
例えば1,2塁間でしたら、2塁塁審(3人制では2塁に移動している3塁塁審)に左右の位置決めに優先権があります。

1塁審は2塁審が向かって左に位置したら右側に、右側に位置したら左側に陣取ります。ラインアウトの宣告は、左右どちらかに位置している塁審に依頼します。少し難しいですかね。

狭殺プレーの時は、送球が野手から野手へ次々と渡り、それにしたがって走者も塁間を行ったり来たりという状態になります。
審判員は決してそれらにつられてむやみに動いてはなけないようにします。
むしろ、やや遠めにプレイを注視することがコツでかね。そして、実際にタッグが行われる寸前に走者に若干接近します。
もちろん、この時ラインアウトの事を念頭におかなければなりません。
緊迫した状況でも決してあわてることなく、余裕を持って判定する。審判員に大切な事です。

では、この3フィートで質問されるのが、「オーバーランは3フィートを超過しているのでは?」です。
ラインアウトのケースはボールを持った野手がランナーにタッグしようとしたとき初めて判定の可能性が生じます。
ボールを持っていない野手、ボールを持っていてもタッグの意志が無い野手とランナーの間にはラインアウトが生じないことを肝に銘じて下さい。
そして、3フィートラインオーバーは、ベースとランナーを結ぶ線から考えることに注意をして頂きたいと思います。
特に3塁から本塁へ向かっている走者は、まず上記の状態にあることが多いものです。
この時は、走者の現在地と塁を結んだ直線の内側(要するに内野への方向)3フィートが走路と見なされます。
つまり走路外端ぎりぎりの位置にいるわけです。

したがって、野手がタッグしようとしたとき、走者が少しでも外側へ移動したら「ラインアウト」となります。
走者は内側へしか移動はできません。そして、内側といっても、やはり3フィートを越えてタッグを避ければ走者はアウトです。

少しだけやっかいですが、基本がわかっていればなんら問題ありませんね。



振り逃げ

2019年02月03日 06時02分00秒 | 少年野球

私自身、この振り逃げを記載していたかと思っていましたが…まだ、説明してなかったですね。
今回、この振り逃げを説明したいと思います。

では、振り逃げとはなんぞやから。


打者はストライクを3回宣告されると三振になり、少なくとも捕手が捕球していればアウトになる。
しかし、一塁に走者がいない、もしくは二死の状況で、第3ストライクにあたる投球を捕手が正規に捕球できなかった場合には、打者は一塁への進塁を試みることができる。
このとき打者をアウトにするには、打者が一塁に到達する前に打者または一塁に触球しなければならない。(公認野球規則6・05(j))
打者がアウトにならずに一塁に到達すると、走者として一塁を占有することができる。(公認野球規則6・09(b))


この振り逃げですが、ルールブックには上記の事象の説明はありますが、「振り逃げ」という呼び方はルールブックに記載はありません。
日本でも俗称・呼称になります。へえ~ 今更ながらにびっくり。

要は、バッターは2ストライク目から空振りや見逃しなどでストライクを宣告されるとバッターアウトになるが、その第3ストライク目を正規にキャッチャー捕球できなければバッターは1塁へ進塁しても いいよ という事です。
バッターは、三振してもキャッチャーが落球したり、後逸したり またはピッチャーの投げた球が地面に着いてからキャッチャーが捕球した(ワンバウンド以上での捕球)場合には、正規の捕球にはならないので振り逃げが発生します。

バッターランナーが1塁に到達するより早く、1塁に触球しなければアウト。

若しくは1塁に到達する以前にバッターに触球してもアウトです。

では、この振り逃げが起こる条件をみてみましょう。 

アウトの場面では、無条件で振り逃げの状況が発生します。
しかし、0アウトや1アウトの場面では、ランナーがどこにいるかによって振り逃げの発生条件が変わってきます。

ランナーがいる場面
塁にランナーがいる場面では、振り逃げは発生条件にはなりません。
しかし、先に述べた通り2アウトの場面では振り逃げは出来ます。
また、ランナー2塁、ランナー3塁、ランナー2,3塁の場面ならアウトカウントに関係なく振り逃げが出来ます。
要は、1塁にランナーがいるかどうかでまず判断が出来ます。
塁にランナーがいなければ、どのような状況でも振り逃げが出来ることになります。
ただし、1塁にランナーがいる場面でも振り逃げが出来る場面があります。
それは、先程のアウトカントの部分で述べているように、2アウトの場面です。
アウト満塁の場面では、ランナーが満塁ということで、1塁にもランナーがいますが2アウトなので、当然バッターが振り逃げをする事が出来ます。
しかし、この場面ではあえて1塁にボールを投げて触球しなくても、ホームへ触球する事でアウトを取る事が出来るので、慌てずに3塁ランナーをアウトにする方に切り替えた方がいいです。 キャッチャーの判断が非常に重要になります。

また、打者はスイング(振って)なくても振り逃げは発生します。
野球規則上、「第3ストライクを宣告」とあるので、空振りだけでなく、見逃しでもストライクになります。
そして、その第3ストライク目をキャッチャーが正規に捕球できなければ振り逃げが発生します。

プロ野球などでは、見逃しの球を落球する事は少ない。しかし、大きな変化球がストライクゾーンをかすめて見逃しストライクの場面はあります。
そして、その球を捕手がワンバウンドで捕球した場合はこれにあたるのでバッターは振り逃げで1塁に進塁を試みてもいいことになります。

振り逃げが発生する条件として、まずはランナーが1塁にいない場合。または、2アウトの場面なら無条件で発生と覚えておけば良いかと思います。
また、バットを振る振らないは関係なく、ストライク3つ目でキャッチャーが正規に捕球出来なければ振り逃げ出来ると覚えておけばいいでしょう。

プロ野球ではこの振り逃げなかなか見ることはありませんが、少年野球(特にジュニア)では多々発生します。
監督コーチもこの振り逃げを理解して選手に伝えているか否かで、得点も大きく変わってきます。

是非、ルールも含めて指導お願いします。