審判は勉強

2018年12月31日 17時58分00秒 | 少年野球

審判講習会で、面白い?私には耳の痛い話を聞きましたので、皆さんに共有させて頂きます。

 

その講師の方から「審判が上手くなるにはどうしたら良いのでしょうか?判りますか?」

その時に講師の方から言われた事が

「審判が上手くなるには、コーチをされている皆さんが普段は子供たちに言われていることを実行されれば良いです。」

 

皆、目がキョトン(・ω・)。

詳しく説明聞きました。

 

皆さん、日頃から朝から晩まで、野球を教えて本当に頭が下がります。

その練習中に、恐らく言われている言葉

声出せ!=「グランドでは大きな声を出しましょう」

グランド内は歩くな!=「グランドでは走りましょう」

自主トレは必ずやれよ!=「家でも練習をしましょう」

そうです。😣

 

そして、家に帰った子供たちは極め付けの一言をお母さんから言われます。

「勉強しなさい!」

自分が聞いたら...、耳が痛くなってしまうことをお話してしまいました。😢

審判も日々、勉強ですね。




あと、今年もあと6時間ほどで終了します。

このブログも本格始動から、約3年が経ちました。

最初は、自分の愚痴やちょっとした技術論を伝えられればとはじめたのがきっかけです。

これからも、可能な限りわたくしの持論を掲載したいと思います。

いや、違う!という所があったり、共感できたら是非、コメント欄書き込んで下さい。

では、皆様 良いお年を!



思いやり

2018年12月23日 06時03分00秒 | 少年野球

私は前チーム監督の時から選手には言っている言葉があります。

 

「野球は、相手の事を思いやる気持ちがないと成長しない」

 

例えば、自分が打席に立ちファールを打ったとします。

そのファールボールをキャッチャーが追いかけます。

その時、装備しているキャッチャーマスク等が外れて落ちています。

そこで、選手にはそのマスクを拾って、自分のユニフォームで拭いて渡してあげる。

また、今度は自分がキャッチャーであった場合、打者のバットを拾って相手選手に渡してあげたり。

さらには、ネクストサークルで待機中に、前の打者がファールを打った。

その際に、バットを拾って選手に「ナイスカット」と笑顔で言ってあげなさいと言ってます。

この行為、簡単なようで実は非常に厳しいです。しかし、慣れれば簡単です。

では、なぜ簡単にはできないのでしょうか?

 

答えは簡単です。

答えは

「自分しか見えていないから」

です。

完全に自分の事しか(三振をしないように、緊張しないように、エラーしないように)考えてないからです。

物事を客観的に判断し、視野を広げる事は非常に重要になります。

また、エラーを恐れない、緊張もしにくい性格にもなります。

選手からも信頼されるプレイヤーになります。

だから、自分の事だけでなく、相手の気持ちを思いやる事で、もっともっと野球が楽しくなります。



目的と目標

2018年12月22日 05時55分00秒 | 少年野球

会社の先輩から言われた言葉
先輩「おい、目的と目標の違いってわかるか?」
私 「あたりまえじゃないですか… はて、改めて言われると、どっちも同じ???」

漠然とはわかるけど、言葉で説明するのは以外と難しい!と、思われた方も案外多いのではないのでしょうか?
日々、目的を持ち、目標意識を持って過ごすか否かで、年月が経つと個人間で雲泥の差が現われ、それがそのまま、人生に反映されるようです。
自分のチームには目的がなく・目標意識がない!というあなたも、まず目的と目標の違いを考えてみる事から、如何でしょうか。

目的はゴールです。目標は、目的を達成するための、途中の行動やその道筋を示したものです。
目的を達成するためのステップとして、目標があるのです。目的があるからこそ、目標とする行動や道筋を決めることができるのです。

改めてネットで調べました。簡単に言うと、目的は具体的目標は抽象的です。
目的とは、目指す地点・数値・数量など、自分が達成するべき具体的な行動指標のことをいいます。
目的とは、目の前の課題をクリアするために、自ら定める短期的な行動指標のことをいいます。
目標は複数でも良いが、目的はひとつ。
目的は、最終ゴールを実現した先にある目指す理想像であるため、通常はひとつです。
これに対して、目標は目的を実現するための手段であるため、複数あっても構いません。

ここで、改めて振り返り… 自分も試合に勝つ事が【目的】から【目標】になってないだろうか?

目的は、目標を達成するための一手段に過ぎないのだと言うこと。目的は変えないが、目標は今のチーム状況等で変えていく。
目的とは最終的にチームの目指す理想の姿です。
目的がぶれると、手段である目的も度々変更をしなければいけません。
まずは一貫した目的を掲げ、その目的達成のための手段である目標を、より具体的かつ効果的に立て、それを着実に実行できるか?否かにかかっていると言っても過言ではありません。
目的はぶれない!ぶらさない!強い想いと信念がチーム(監督)には必要です!

いかがでしたか目標の違いご理解いただけましたでしょうか?
よく目標を手段と履き違えるな!と言われることもあると思いますが、大事なのは何のために?目の前のことを実行しているのか?という、意識を常にご自分の中で明確にしておくということなのです。

目的と目標の意味をよく理解した上で、チームの理想像の実現に向けて、目標を立て、チームの勝利の為、お互い頑張りましょう!



チャレンジ精神

2018年12月18日 05時24分00秒 | 少年野球

早いもので、6年生にとってはすべての大会終了となりました。(マルエス大会は除き)

年前の今頃は、「このチームで上位を狙う事は、かなり厳しいのでは?」と思っておりました。
しかし先日のブログ報告にもあるように、あと少しで本部大会という所まできておりました。
また、あじさいリーグでも思っていた以上?(失礼)の好成績です。

この結果は偶然とは思っていません。練習の時から、実戦を想定した厳しい練習と、監督の「野球に対する考え方」から変えてきた結果だと思います。

また私は『勝つ事への執念』『負ける事を恐れない勇気』を持つ事が必要だと思っています。
勝つ事への執念が強くないと、勝負の瀬戸際の所で勝ちぬく事はできませんが、勝つ事に拘るあまり負ける事を恐れる事は、プレーの幅を狭め集中力を妨げ、戦う喜びと楽しさを失わせ、全力を出し切ってプレイする事を妨げると思います。持論ですが…

もちろん負ける事は恐ろしい事です。
それは自分のプライドを傷つけるものですし、これまでせっかく勝つことを目指して行なってきた練習をすべて意味のないものにしてしまうかもしれないものだからです。
しかし、それを恐れてはいけないのです。

ただし『チャレンジ精神』とは、ただやみくもに猪突猛進するものではありません。
それは、これまでの練習に裏打ちされた能力と、技術に基づいた冷静さを一部に持った熱い前向きさなのではないでしょうか。

これまでの練習は、こんな『チャレンジ精神』を裏で支えるものであり、守るべき財産ではないのでしょうか。



ネクストバッターズサークル

2018年12月15日 05時54分00秒 | 少年野球

横浜市鶴見区少年野球ではネクストバッターズサークルでの素振りは禁止されています。(グランド内安全上の考慮)
では、このネクストバッターズサークルなぜあるのでしょうか?私なりの解説です。

まず、ネクストバッターズサークルに入ったら、シミュレーションを行います。
シミュレーションを行うことで、考えを整理し、打席に入った時に集中して打撃を行うことが出来ます。
シミュレーションを行うことは以下の通りです。

①自分の役割を考える
まずは自分が打席で何を行うかを整理しましょう。(監督がサインを出してくる準備等)
先頭打者の次打者であれば、出塁したら送りバントが考えられます。
また、2OUTで足の速い打者が打席にいたら、出塁すれば盗塁の可能性があるため、早打ちは得策ではない事。
OUT1塁で打者に送りバントのサインがあれば、自分の打席ではタイムリー、最低でも右打ちをすることが必要など。
更に学童野球では、ランナー3,1塁であれば、ほぼほぼ1塁ランナーの盗塁サインが出るなど。
このようなことを考え、頭の中を整理(事前準備)しておくことが大事です。中々学童野球では難しいとは思いますが、中学野球、高校野球では当たり前の行動になってくるので、学童野球から鍛えておく事が非常に重要だと思います。

②相手の配球の傾向を考える
これは、中学野球以上の場合ですが、相手の配球傾向を想定して狙い球を絞っておくと打席でかなり集中できます。
例えば、前の打席で初球のストレートを捉えていれば、初球の入り方が変わってくることがよくあります。(当然、キャッチャーの頭にも入ってます。)
また、前の打席で変化球で打ち取れていれば、変化球が勝負球の可能性が高くなります。
このように頭の中で相手の配球の傾向を予想し、シミュレーションしておきましょう。

また、一番のあてはまる事は"集中力を高める"事だと思います。
打席に入る前のシミュレーションを整えたら、後は集中力を高めましょう。
心を落ち着かせて、打席で集中できるようにしましょう。
集中力を高める方法は自分なりに見つけては如何でしょうか?
私は深呼吸や大きく口を開ける(顎が外れるくらい大きく口を開ける)事をしていました。集中力を高めて精神統一をしていました。

ネクストバッターズサークルで、考えをまとめ、集中力を高めれば、打席に入ったときの迷いはなくなります。
集中した状態で打席に入ったら、後は結果を残すだけです。がんばりましょう



スライディングから次の動作

2018年12月08日 06時51分00秒 | 少年野球

以前にも書かせて頂きましたが、スライディングを行う理由は「目標地点に対して、スピードを落とさず目標地点に留まる事」です。

まずはこれが1番大事です。ここまで出来たら次のステップです。

次は次の塁を直ぐに狙う動作についてです。

 

スライディングとは、ベースに向かって滑るだけではありません。

一流選手(イチロー選手など)は次の動作の「蹴り込んで、立ち上がる」まで見込んでスライディングしてます。

では、この「スライディング」についての解説をさせて頂きます。

スライディングのシーンはよくテレビ中継でも目にします。

プロ野球では、あまりエラーが無い(キャッチャーからの送球エラー等)ので、あまり重要視してませんが、高校野球以下は送球ミスや捕球ミスは多々あります。

そのミスを終わりにするか、次の塁を狙うかで戦況は大きく異なります。

今回は、その次を狙うプレーに注視してみます。

 

まず、スライディングですが、先に述べた様に滑って終わりは二流のプレーです。

一流は滑る→直ぐに立って次の塁を狙う→帰塁です。

では、次にこの『直ぐに立って次の塁を狙う』についての補足です。

 

立ち上がるという動作についてです。

素早く次の塁を狙える体勢を整えるためにはすぐに立ち上がることが重要です。

しかしここで、「立ち上がろう」と考えることはあまりいい意識ではありません。

蹴り込むようなスライディングをすると、けがを防ぐ観点から必然的に膝を柔らかく使う必要が出てきます。

滑ったときに伸ばしている脚の膝を上手くクッションにすると、自然とベースを使って立ち上がるような恰好になるはずです。

けがに気を付けつつ、ベースに近いところから、伸ばす脚の膝を柔らかく使って、蹴り込んで自然と立ち上がる。

このイメージを持って練習に取り組んでみてください。



戻り100%

2018年12月02日 05時27分00秒 | 少年野球

最近、塁審を行っていた時に気になった事をご紹介します。

 

私は1塁審を行っていた時の事。ランナーは1塁で、守備側も盗塁警戒しているようでした。

攻撃側のコーチから「戻り100%でいいぞ!」との事。なに?

要は、盗塁はするが、基本 帰塁で備えなさい の状況のようです。

 

そこで、私なりにこの"戻り100%"について考えてみました。

※もしかしたら、新たな発見?かも。

 

盗塁成功のコツは、リードか?スタートか?

学童野球の盗塁は、非常に重要な戦略のひとつです。この盗塁を上手に使って得点圏にランナーを進めたいです。

各チームにだいたい、足の速い選手は数名いますが、同じように盗塁を得意としない選手も居ます。

この盗塁を得意としない選手=足が遅い訳ではありません。(同じ選手も居ますが…)

では、この盗塁成功の極意ネット等で調べてみました。

 

盗塁の成功する要素としてあげられるのが

①スタート (start)

②スピード (speed)

③スライディング(sliding)

④リード(Lead)

 

私はこの4つの中で、1番重要なのはスタートだと思っています。これが戻り100%につながってきます。

では、なぜスタートが大事なのかについて考えてみたいと思います。

 

盗塁は両刃の剣、成功すればチャンス拡大ですが失敗すればランナーがいなくなるだけでなく、相手に流れを渡してしまいます。

それを防ぐ為にも、少しでも盗塁の成功率を上げる事が、試合の行方を左右する要因といえると思います。

スタートを上手にきる為には、リードを大きくしすぎない事だと思います。

リードが大きいと、それだけ先の塁との距離も縮まりますし有利になるのですが、投手の牽制の事も考えなければなりません。

経験ある方も多いと思いますが、ランナーで出て牽制で刺された時ほどベンチに帰りづらいものはないですよね。

私の監督時代も何度も見ました。

ランナーで1番大事な事は、アウトにならない事なので、リードは逆を突かれてもギリギリ戻れる距離がベストです。

この距離を保つ事で、アウトになりにくいのはもちろんのこと、スタートにもプラスの効果をもたらしてくれます。

いつでも戻れる、逆を突かれても「戻れるんだ」という心理だと、思いきったスタートを切りやすく盗塁成功率UPにつながります。

リードが大きすぎると、戻る事に意識の比重が高くなってしまうのでスタートをきりづらくなってしまうと思います。

 

しかし、あえてリードを大きくとるケースもあります。

初回や先頭バッターで塁に出て、投手の様子や牽制の速さなどを探りたい時は大きめにリードをとって牽制を投げさせるテクニックもあります。

この時は、100%戻るほうに意識をおいてアウトにならないように、相手の注意を引きつけましょう。

また、牽制を投げさせればそれだけ暴投を誘ったり出来るからです。

ランナーから相手にプレッシャーかけて試合の主導権や流れを引き寄せたいですね。



盗塁の種類

2018年12月01日 06時06分00秒 | 少年野球

今回は学童野球の作戦(サイン)で一番使われる『盗塁』についてお話しします。



まず、盗塁の成功率は技術で十分カバーできるという事です。

明日アップ予定(すみません、あくまで予定です)の「戻り100% 」で説明する通り、足の速さも盗塁をする上で重要ですが、多少の足の遅さは技術でカバーできるという事です。

逆に言えば、いくら足が速くとも技術が無ければ盗塁は難しいという事です。

足が速くないからといって諦めるのではなく、技術を身につけさせ、全員が盗塁できるチームを目指したいですね。



では、今回 この盗塁の種類について説明したいと思います。

 

1.普通の(一般的な)盗塁

ピッチャーが足を上げたと同時にスタートを切る盗塁ですね。

一般的な盗塁です。

学童野球でも、ほぼこのパターンだと思います。

相手の戦力として気にする所は、投手のクイック速さやスピード、キャッチャーの肩やコントロールなどですかね。

自分の足の速さを比較し、成功する確率が高いと思った場合はこの盗塁を行うのが良いかと思います。

 

2.ディレードスチール

学童野球ではあまり見かけない盗塁です。

簡単に説明すると、投手が投げ、キャッチャーミットにボールが収まってからスタートを切る盗塁です。

キャッチャーが注意散漫や、通常の盗塁ではアウトの可能性が高いと判断し、虚を衝く時に行う方が良いかと思います。

だから、これは1試合に1回しか使えないと思います。

具体的には、キャッチャーが「盗塁はないな」と思いっていたりや、膝をつけてキャッチング、返球が山なりだったり、雑だったりする際は頭に入れて置いた方が良いと思います。

あと守備で、セカンドとショートのカバーリングが遅かったりと隙がある場合は成功し易いです。

しかし、かなり勇気がいりますし、相当練習(スタートを切るタイミング)をしなくてはいけないと思います。

 

3.ギャンブルスタート

投手が投げる前(セットポジション中と投球のほんの僅かな時間)にスタートを切る盗塁です。

投手の中にはセットポジションの長さがワンパターンになる選手がいるので、その場合に良く利用されます。

これはベンチが「このピッチャーの癖」を掴んで、機をうかがいます。

例えば、セットに入って○秒でスタートなどと決めてスタートを切ります。

ギャンブル性がかなり高く、リスクがあるため、普通の盗塁やディレードスチールでは絶対にアウトになってしまう等の場合のみ使用した方が良いかと思います。

だから、外されて牽制死は「仕方がない」(選手は悪くない)と思うしかありません。

また、本当にギャンブル性が高いワン·ゴー(健大高崎が名づけた作戦)です。

左ピッチャーの場合だけ行う作戦です。

左ピッチャーは速い牽制(クイック)は少ないので、このワン・ゴーでスタートを切ると、ピッチャーが1塁に牽制をしてもセーフになる可能性があるそうです。

特にゆったりとしたフォームで1塁に牽制をするタイプのピッチャーには非常に有効な作戦ですかね。

 

4.ホームスチール

ルール改正があり、3塁への偽投が禁止になったので、機会(出来る状況)は多くなったと思います。

しかし、このホームスチールもただ単純にホームに突っ込むだけではありません。

狙うコツとしては、3,1塁で1塁ランナーが盗塁して、キャッチャーが2塁送球の間に本塁を狙うホームスチールがメインだと思います。

また稀な例として、キャッチャーの返球が山なりや緩い送球の場合には、キャッチャー送球と同時に本塁を突くホームスチールがあります。

いずれにせよ、相手チームが全くノーマークの時に行わないと成功しません。

 

以上ですかね。(細かく上げるときりないので)

走塁が上手なチーム=強豪チームです。

走塁練習はあまり楽しい練習ではありませんが、基礎(土台)がしっかりしないと、あとあと大変な事になります。

しっかり基礎を身に付けることが、勝利の近道だと思います。