強いチームと弱いチーム

2019年06月30日 06時42分00秒 | 少年野球

強いチームと弱いチームの違いとはなんでしょう?
今回は”強いチームと弱いチーム”について書いてみたいと思います。
 
強い弱いというか…学童野球の勝敗に技術的な上手・下手は、大きな要素ではないような気がします。(勿論そこも重要)
少年野球で大事なのは…気持ちです。
 
弱小チームのコーチが言っていることなんで、ほとんど説得力がないですが…。
 
私が審判で色々なチームを見てきましたが、強いチーム=技術的に優れている事もありますが、全チームがそうではありません。
体格的に劣っていたり、ピッチャーの球速があまり速く無かったりしているが、試合では主導権を握っている。なぜ?
 
そのようなチームは
キャッチボールでも雰囲気がピリッとしてる(メリハリがある)
スタメンだけでなく控えの選手も声が出ている
・しかも、その声の出し方やタイミングが絶妙
・常に笑顔が出ている
・監督やスタッフと選手がフレンドリー

など
 
こんな感じのチームは試合前から笑顔。更に試合ができる事を喜んで、試合が始まる事にワクワクしている感じがある。(緊張もしていないのでは?)
まだ試合も始まってないのにゲーム主導権掴みつつあります。どれも技術的な事じゃありません。
試合に向けてテンションを上げていくことができているチームはやっぱり強いです。
 
しかし、試合が始まって、常にいい流れだけではありません。
ピッチャーが四球を出したり、エラーもしたりします。
負けムードが強いチームは、この負の連鎖を止められないんですよね。
さっきまで調子よくゲームを進めていたのに、たった一つのエラーからダダーッと点取られてそのまま終了。
ヤバいと解っているから父母たちも励ましたり、応援したりするんですが、流れはなかなか変わりません。
なぜならば選手達で乗り越えなければならない局面だからです。
選手同士で声を掛けて流れを変えられない時は、やっぱり負けてしまいます。

また、監督やコーチが口を出しすぎてしまい、これが逆に選手のプレッシャーとなり、負の連鎖につながります。
これに関しては完全にスタッフのせいですね、改めなければならないと思います。
主役は選手達ですから、落ち着かせることが先決です。(ベンチの自分自身が一番イライラしてるかも?!)
失敗したら励ます、良いプレイしたら全力で褒める、このような事を子供もスタッフもやって盛り上げていかないと、なかなか勝ちムードにはなりません。
 
では、この強いチームはどうでしょうか?
 
1.雰囲気作りが上手い
やっぱり一番簡単で手っ取り早いのは、声を出して盛り上げることでしょう。
大きな声を出してイキイキと野球をやっていると、「なんかコイツら上手そうだな」と思うから不思議です。
なんか奇声に近い感じの声出しで気合入りまくってる子もいますが、やっぱり圧倒されてしまいますからね。
 
2.ベンチのスタッフの接し方が上手い
大人たちの接し方については色んな意見があるかとは思いますが、個人的には怒ると褒めるのバランスがいいチームは強い気がします。
・さっき怒鳴ってたと思ったら、良いプレイに対しては精一杯褒めている。
・失敗して落ち込んでいる子供に、ベンチ裏でこっそり励ましてモチベーションを上げている。
・流れに乗ってきたら選手だけでなく、監督・コーチ、保護者、全員で盛り上げて応援する。
こんなチームはやっぱり強いです。

あと最近は”絶対に怒ってはいけない”という風潮もありますが、ミスしても何しても大人たちが笑って

「いいよいいよー楽しんでー!笑顔忘れずにー!」

というチームは実際には勝ててないです。やっぱりバランスが大事だと思います。
 
我がチームも、技術的な事はさておき(諦めた訳ではありません!)、まずは大きな声を出せるような雰囲気になって欲しいです。


好走と暴走

2019年06月29日 06時06分00秒 | 少年野球

ここ最近Jr(4年生以下)を見てきて思う事。
積極的に次の塁を狙う選手と、狙わない(消極的な)選手の2つに分かれると思います。
 
狙わない(消極的な)選手は別としても、積極的に次の塁を狙う選手が間一髪アウトだったり、味方チームもまさかと思う走塁をした時に、
「暴走と評価する or 好走塁と評価する」
で、この選手の評価は監督・コーチによって違うと思います。
 
たとえば、3塁からホームを狙った時、すでにキャッチャーにボールが渡っているのにも関わらず、突っ込んでいくような走塁は無謀であり暴走です。
しかし「いける!」と一瞬で判断しての間一髪のアウトは好走塁は、次に繋がるプレーとして「ナイストライ」と沢山褒めてあげて欲しいです。
この好走塁は得点に繋がり尚且つ流れをグッと引き寄せますから、いい加減な練習にはしないようにしたいです。
 
試合でトライをしてアウトになる事もありますが、あきらかな暴走以外は「ナイストライ」と褒めてあげて下さい。
また、とんでもない暴走の場合には、直ぐに叱るのでなく「どのような所が暴走だったか」を説明してあげて下さい。
決して、頭ごなしに叱らないで下さい。叱ると委縮して、次からトライする事に躊躇してしまうますので…。
 
だから積極的な走塁が出来た選手は、どんどん走塁が上手くなっていきます。
 
『アウトになったから暴走、セーフになったから好走塁』
 
そういう決め方ではなく、次の塁を狙う判断の良し悪しを見てあげたいです。
判断が良かったのに暴走と言われたのでは、選手達は次の塁を狙わなくなってしまいますので。



名言

2019年06月27日 20時35分00秒 | 少年野球

“努力して結果が出ると、自信になる。
 努力せず結果が出ると、傲りになる。
 努力せず結果も出ないと、後悔が残る。
 努力して結果が出ないとしても、経験が残る。“
 
発言者は不明の言葉ですが、努力することは必ず前進する事を教えてくれる名言です。
努力をしなくても結果が出ることはあります。
しかし、その過程をどのように歩んだかで、その結果から得られるものが異なります。
 
私の次男は、今 高校野球最後の夏をむかえようとしています。
努力した/してないは本人しかわかりません。
努力をすれば”自信”か”経験”のいずれかを得られます。
 
しかし、努力をしても報われない事は多々あります。
ですが、成功した人は必ず努力をしてきているものです。
努力をした結果、良い成果が出ればそれは自信となります。
なぜなら成功した理由を自分自身で作り出し、その過程を知っているからです。
 
仮に、努力をした結果上手くいかなかったとしても、それは経験として蓄積されます。
経験とは失敗でもあり、成功までのプロセスの一部でもあります。
上手くいかなかった時、”後悔”をするだけなのか、次に成功するための”経験”を得られるのかは、努力をしたかどうかにかかっているのです。
それであるならば、できる限りの努力をしておいた方が最終的には自分のためです。
 
先日、会社の講演会で、元プロ野球選手の山本昌さんの話を聞く事が出来ました。
山本昌さんは引退記者会見で
後悔はあるけど悔いはない。やり残したことはある。でも、最高に幸せなプロ野球人生だった。
と言ってました。
これだけの結果を残した人でさえ、やはり後悔はあるのです。
でも、山本昌さんのおっしゃる通り「悔いが残らない」=全部出し切った=自分なりに努力は出来た事になると思います。
 
“悔い”の残らない高校野球にして下さい。



過剰な応援

2019年06月27日 06時22分00秒 | 少年野球

先日6/23(日) Jr(4年生以下)のリーグ本部大会の塁審をしました。
私は1塁審でした。その中での一コマ。
 
塁側のチームは初回の守りから、保護者(観客側から)の方が主となって応援していました。
まるでプロ野球かと言わんばかりの声援です。ボール回し中はスタメン選手ひとりひとりの名前を皆で言って盛り上げていました。
私自身初めて見る光景です。「さすが決勝戦に毎年出るチームは違うな~」と思っておりました。
 
しかし、それは1回の両チームの攻撃が終わってからおこりました。
回の攻撃が始まった際に、リーグ理事長が両チームの監督を呼んでなにらや話しをしておりました。
私は1塁付近にいたので、何を話しているのかは不明でした。
両チームの監督がベンチに戻って、応援の保護者へ話をしていました。
 
その回以降、初回のような過剰な応援は無くなってしまいました。通常の応援歌だけでした。
 
そして、試合は無事終了したので、試合終了後に理事長へ理由を聞いてみました。
「近隣(隣のマンション)の住民と名乗る方から、応援の声が大きすぎる!」と言われたそうです。
 
たしかに、大事な決勝戦なのでいつも以上に応援に力が入っていたかもしれません。
言われてみればいつもの応援歌だけでなく、今まで聞いたことのない”応援”が大きかったようには思えます。
また、建物立地的にも一番声(応援)が響く所にあることも、今回のクレームの原因だと思われます。
私も1塁審判をしていて、思い当たる節がありました。初回のあの声援です。
いつもの応援歌だけでなく、それ以上の声援を保護者は「選手のため」と思ってしまい、過剰な応援になったしまったのではないでしょうか。
 
少年野球だけでなくスポーツには応援は非常に大事です。
選手へ勇気を与える魔法&希望の言葉です。でもそれが行き過ぎてしまうと、第三者からしたら ただの”騒音”ととらえられてしまいます。
 
じゃあ、どこまでが過剰な応援でどこまでならOKなのか?
正解はありませんが、本来は打席に入った選手への応援歌やいいプレーをした選手への励ましの言葉くらいまではOKではないでしょうか。
それくらいであれば、近隣住民からのクレームは無かった(?)と思います。
 
選手の為を思ってやっている事も、第三者(相手チームなど)が聞いたらどう思うかを、もう一度考えながら応援は行いたいですね。



審判の持ち物

2019年06月23日 06時01分00秒 | 少年野球

今更ではありますが、審判(球審)の持ち物&必需品について、またまた新米審判から説明させて頂きます。
 
では、まず塁審が用意しておいた方が良いものです。
 
①インジケーター(必須)
見慣れない道具ですが、これは審判がカウントを確認するための道具で、左手に持ちカチカチとダイヤルを回します。
これは球審・塁審に限らず必須の道具で、インジケーターは必要です。
また、自分のチームの試合の際にも、確認の為持っておいた方がよいです。
金額も安いものだと500円程度で、だいたい1,000~2,000円程度です。
 
②ブラシ(あれば)
まあ、これは球審だけ持ってればいいのですが、できれば自分が塁審の際にマウンドやベースを掃除する際にあった方が「おっ、この審判できるな」と思われます。
ブラシは主に、マウンドやベースにかかった砂を取り除くためにつかいます。
球審をやるときには必須です。
コンパクトなものもあれば、わりと大判のものもあります。私はコンパクトタイプです。
 
③黒靴(あれば)
公式戦の審判をやるときには必要です。
靴は公式戦だとソールまでふくめて全て黒色のものを用意しなければなりません。
また、球審の場合には、足先を守る鉄板入り(または脱着式)の靴もあります。
あった方が、より安全且つ確実にジャッジできます。
 
④審判服(あれば)
これもマストではありませんが、できる限り審判服で臨んで頂きたいです。
地域によって、色・スタイルが異なりますので、それに近い服装を選定してください。
できれば地元の審判部の方に聞いて、どのような物を購入しているか事前確認ください。
 
以上が、塁審の際には持っておいた方がベターな道具です。
 
次に、球審の際に事前に用意しておいた方が良い道具です。
 
⑤プロテクター(可能な限り必須)
プロテクターとは、審判服の下に着用しているボールが体にあたっても痛くない防具です。
これば上級生の学部(6,5年生)の野球には必須です。Jr(4年生以下)でもあった方が安全にジャッジできます。
 
⑥マスク(必須)
これも防具の一つです。このマスクの脱着方法や場面で素人かどうかが判断でます。
マスクを装着する際には、必ずグランドを向いて視界を遮らないように素早く装着する事としなくてはなりません。
あと、マスクを外す際も同様で、視界を遮らないように、且つ素早く外す事が重要です。
更に外す際には、基本左手のみで行う必要があります。左手にはインジケータを持っているので、中々動作しずらいですが、この動作をスムーズに行うことが球審には求められます。
 
⑦ペン&スタメン表収納メモ帳(必須)
球審は両チームのオーダー表をもって、選手交代の際にはそのオーダー表に記入して、メモる必要があります。
簡単な交代の場合には、頭でも憶える事が出来ますが、結構選手交代をした際には、絶対憶えられません。
よって、常に小型のメモ帳&ペンを胸のポケットに入れておきます。
簡単な交代でも、間違いを防ぐためにメモを取る癖を身につけましょう。
 
⑧ボールバッグ(できれば必須)
これもあった方が格好良い。ボールをポケットから取り出している球審…かっこ良くないですね。
だから審判の腰辺りにボールバッグがあるのです。ファールボールでピッチャーにボールを返球する審判の動作がスムーズだとすごくしまった試合の印象になります。
 
以上が審判が持参した方が良い・もしくは必須の道具になります。
しかし、これを全部揃えたら結構な金額になりました。
 
また、審判はアウト・セーフはのコールは焦らず・しっかり状況を見て・大きな声でコールすることが大事です。
審判は…と遠慮せず、まずは塁審からはじめては如何でしょうか?



バットの握り方

2019年06月22日 06時16分00秒 | 少年野球

今回は、意外と思っていたより難しいバットの握り方です。
これ、ほとんど選手が意外とできていません。
恐らく、意識しないで中学→高校と治っていくもんなのでしょうか?
今回、このバットの握り方について話させて頂きます。
 
まずは引き手(右打者なら左手)から握ります。バットのグリップ下からです。
バットを握る位置は小指・薬指・中指で包み込むように握り手のひらで握る感覚ではなく、指の根本から握るように意識してください。
人差し指と親指は、ほとんど力を入れていなくてもOKです。
だからといって、人差し指を立てて構える選手もいますが、あれはいざという時(例えばデッドボールや顔付近にボールが来た際)に咄嗟に動きにくいからです。
軽く握る程度で大丈夫だと思います。
 
次は押し手(右打者なら右手)ですが、バットの握り方としての押し手の握りは引き手より手のひらでしっかり握るようにします。
先程の引手まではいきませんが、若干 指の付け根の辺りです。
 
実際にバットを握ってみて、バットとボールが当たるぐらいの位置までスイングし、その位置で誰かにバットの芯あたりを押さえてもらい一番力の入る場所(押し込める場所)を探してください。
握り方などでバットにボール当たってからの押し込む力が変わってきますので、握り方によっては飛距離にかなりの差がつきます。
しっかりと自分に合った握り方を確認してください。
 
バットの握り方(握る位置)ですが、基本的にはグリップエンドに当たっている方が良いです。
特に学童野球の選手は握力が弱いうちはグリップエンドに小指を当てて
外に逃げる力をできるだけ少なくするほうがスイングスピードがアップします。
バットを購入するときには、一番長く持って振れる長さと重さのバットを選ぶようにした方が良いかと思います。
 
あと、バッティンググローブを付けるどうかで、迷われている人もいるのではないでしょうか?
バットの感覚が肌感でわかるまでは、練習では使用しない方が良いです。
決してマメができるからバッティンググローブを付けるなどとは考えないで下さい。
試合ではどちらでもかまわないので、打ちやすい方を選べば良いです。
手袋を付けた方が握力が上がるのであれば、試合では積極的に使用するべきです。
 
また、体が小さい間はバットが重たく感じます。
その為、バットを短く持つ方が良いのですが、あまり短く持ちすぎるとグリップエンドが手首にあたってしまいます。
だから一番短く持っても、グリップエンドから指1本から2本分くらいを空けて持つといいと思います。
体が大きくなり、力が付いてきたら間を空ける必要もなくなりますが、初めはこのように間を空けて持つ方がいいと思います。



守備で膝に手

2019年06月16日 06時00分00秒 | 少年野球

またまた、Jr(4年生以下)での指導中の話。
 
守備でノックを待っている間に、膝に手を置いて構えている選手が なんと多いことか…
常に緊張して・準備している必要はありません。
しかし、試合であれば投手がセットポジションについたら、少なくとも腰を落として準備するはずです。
ですが、選手たちは腰を落としていない…いや、構えてもいない選手もいる。(特に外野の選手)
 
ボールが来てから動いている選手が大半です。それでは、あきらかに遅いんです。
また、とりあえずは構えてはいるが、手を膝の上に置いている選手も見かけます。
これも突っ立ている選手よりはましですが、ほとんど同じようなものです。
よく監督やコーチが「構える際には手を膝においては駄目!」と言われていますが、なぜ駄目かを説明します。
この手を置く事は守備だけではありません。走塁時にも注意(観察)するところです。
 
動作の第一歩は足から動き出すと思います。
その動生きだす足が、膝に手を置く事ですべて封じられ、最初の一歩が出遅れます。
実際、皆さんも膝に手を置いてみて直ぐに動き出す動作をしてみてください。
膝がロックされていて、動きにくいと思います。それが、守備や走塁での瞬発的な動きを封じているのです。
だから、膝には絶対に手を置かない理由です。
 
人は静止している状態から何か動き出そうとする場合、きっかけが必要です。
このきっかけが動作には必要で、手を膝につく行為はきっかけ作りを阻害するから絶対にやってはいけないのです。
一瞬をあらそう ボールがグラブに入るか入らないかというせめぎ合いをしている野球選手のみなさんにとってはこれは致命的…
グラブにおさまるものもおさまらなくなります。
 
守備につく際は、必ず膝や足をフリーにし、左右前後どこでも動けるように準備しておく必要があります。
このきっかけを意識していれば、多少足が遅くとも、ボールの所までの到達時間は速くなると思います。
前にも述べさせて頂きましたが、野球は足の速さなどは大きな優先順位ではありません。
それよりも打球などの判断能力や、目的に向かうための初動がどれだけ早く出せるかです。
そのためには、膝に手をつかないようにすることは、まず簡単に誰でもできる方法だということで、「守備(走塁)の際に膝に手をついてはいけない」という考え方が広まっています。
過去から言い続けられている事が、進化とともすべて否定されるわけではなく、その中には絶対に守らないものも存在しています。
ですから、一度自分の身体で実感し「何がよくて、何がだめ」なのかを確かめることが学童指導での最重要課題ではないかと思います。



目を切る

2019年06月09日 06時32分00秒 | 少年野球

この”目を切る”動作、野球では大変マイナスな行為です。
また”目を切る” 色々な場面で遭遇します。
 
ケース1
ヒットが出て1塁をオーバーランをした後、すぐにボールから”目を切って”1塁ベースに戻る。
 
ケース2
ピッチャーが投球動作に入っているにも関わらず”目を切って”、キャッチャーにまた視線を戻して投球。
 
ケース3
1塁手の際、牽制球を投手へ返球した後に投手に背を向けて”目を切ってしまい”投手からの牽制チャンスを見逃す。
 
ケース1の補足
これではオーバーランを行う半分の意味を理解していないのと同様です。
オーバーランはそのまま2塁を狙う姿勢と合わせて、外野からの返球が乱れたときに2塁に進塁する狙いもあります。
オーバーランをしたら、すぐに1塁に戻れる姿勢を維持しながら投手に返球されるまで常に目を切らないようにしなくてはいけません。
外野手からカットまでの返球、カットから2塁送球、2塁ベースについた野手から投手への返球など送球が乱れる可能性のポイントは複数あります。
この時、目を切っているようでは送球が乱れた時にすぐに2塁を狙うことが出来ません。
 
ケース2の補足
一度、投球動作に入ったら(キャッチボールでもそうですが)、キャッチャー(ボールを捕球する相手)が捕球するまで目を切りません。
目を切ったら、再度戻さなくてはならず、非常に無駄な動作になってしまいます。
ターゲットを絞ったら最後まで離さない。鉄則です。
 
ケース3の補足
投手が牽制球を投げて、1塁手が投手へ返球したその後に、1塁手が投手に背を向けて1塁へ戻る場面を見ます。
投手は走者がすぐに大きな離塁をし無警戒だったので、再度牽制をしたかった。しかし、1塁手が背を向けていた為牽制ができず、みすみすOUTにできるタイミングを失った。
このような場面は、あまりめったに見かける事は無いかと思いますが、常に緊張感をもって、インプレー中はボールに集中して欲しいです。
 
このことを常に心掛けて指導していきたいと思います。



プロテイン

2019年06月08日 06時25分00秒 | 少年野球

今回は、学童には若干早いかな?と思いつつ、私の持論を述べさせて頂きます。
テーマは「プロテイン」です。
 
皆さんご存知の通り、筋力アップには筋トレです。
その筋トレ後に このプロテインを飲めばより一層効果が出ます。
昔のプロテインはあまり味が無く、水に溶けにくい=だまりになって不味いどころか、飲んだだけで吐いてしまうくらい不味かったです。
 
また、私はプロテインを飲めば勝手に筋肉が付くものだと思っていました。
しかし、この考え方は全くの間違いで、プロテインを飲むだけでは筋肉は付かない事を知りました。
そりゃそうですよね…そんな簡単に筋肉が付く訳ないですよね。
 
じゃあプロテインって何なの?
って事で、プロテインについて色々調べてみました。
 
筋肉を作る栄養素として必要なのがタンパク質です。このタンパク質を英語でprotein(プロテイン)です。
このタンパク質が筋トレで傷ついた細胞を修復してくれます。
ですのでプロテインを摂るのは筋トレ後(練習終了後)が一番良いと言えます。
 
じゃあ、プロテインを飲まないで筋肉をつける方法はないでしょうか?
どんな食材にタンパク質が入ってるのかっていうと、代表的な食材としては肉になります。
理論的には、筋トレ後にお肉をたくさん食べれば、それだけ筋肉もたくさん付く事になります。
ですが、終わってから肉を食べる事は現実的に不可能ですよね。また、肉には体重増加の要因になる”脂肪”も含まれます。
そこで、脂肪を押さえて効率的にタンパク質を摂る為にはプロテインです。
つまり、プロテインっていうのは筋肉を修復する為に必要とされる栄養素が、上手く配合された物です。
だから、修復する筋肉がなければプロテインだけを飲んだところで、効果は全くなしです。
逆に、筋トレもせずにプロテインだけを飲んだとしたら、プロテインの中に含まれているタンパク質が脂肪に変えられてしまい、こちらもまた肥満の原因となってしまいます。
 
また、プロテインを摂取するタイミングとして効果があるのは、トレーニング後の30分~1時間後とされています。
だから、理想としてはトレーニング後に食事をして、その時に一緒にプロテインを飲むのが効率的だと言うことみたいです。
 
効率よく筋肉を作る方法としての選択肢にプロテインがあります。

小学生の子供にプロテインを飲ませてると成長不足の可能性が減る! | 陸上アカデミア


今は色々な味もあるので、昔に比べて比較的飲みやすいと思います。私は豆乳とわって飲んでいます。
大型スポーツ量販店には、お試しサイズもあるので、一度試されては如何でしょうか?



ステップした足のつま先

2019年06月02日 06時53分00秒 | 少年野球

ステップした時のステップした足のつま先は、開いた方がよいでしょうか?それとも閉じた方がよいでしょうか?
私は開かない方が良いと思います。その理由ですが…

打撃の際の「打つ時に体が開いてはいけない」ということはご存知だと思います。
(前にブログで書かせて頂いた”ひらき”を参照ください。)

ひらく動作がバッティングやピッチングに於いて、駄目な行為だという事は、皆さん理解していると思います。
じゃあ、何故"無意識"でひらいてしまうのかを、私自身、体を動かして検証してみました。

バッティング(ピッチングも)は、回転動作です。よって、身体を回転する時に外の方に力が逃げていく際に、身体が開く(外側に逃げる)フォームに自然となりやすい動作です。
これを防止する為に、「逆に確かに身体を内側に絞る」という行為はきつい行動ですし、意識しないとできないです。
だから、この内側に絞る動作を意識しないと、永遠にひらく動作は改善しません。

その対策として、やはり意識して内側に絞るか、ステップをする左足つま先はピッチャー方向に向けるのでなく、(右打ちは)ファーストベースに向くイメージで、ステップすればよいかと思います。
そしてスイングしながら、徐々につま先がピッチャーに向く、即ちステップした足は踵で着地して、踵で回転するイメージで良いのではないでしょうか。

また、ヒザが割れるのも注意しましょう。
ヒザが割れるとよく言いますが、簡単に言えばヒザが早くひらくという事です。
これも、踵からステップ 踏む感じにすれば改善されるはずだと思います。

こういった事を注意すれば、体の開くのを改善できるかもしれません。
あとは単純に、流し打ちや、押っつけて打った場合は体がひらかないですね。

簡単にまとめると…

①ステップする足のつま先をすぐにピッチャーへ向けない。
②右打ちの場合には、ステップしたつま先はファーストに向くくらい。左打ちはサードに向くくらい。
②踵から行く事によって、腰が自然と回ってくる。 腰が回る事によって、腕がその後についてきて、強いスイングができる。

ですが、バッティングフォームを簡単に変えるのは難しいです。
ですので素振りは絶対必要な練習になります。バッティング練習の時だけ治せる そのような気持では絶対に治りません!
とにかく 1にも2にも練習(素振り)しかなく、体に自然と浸み込ませるしかありません。