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(blogzineの記録) FT-707(1)

2006-01-11 | FT-707
2006年1月11日
FT-707
厚木のジャンク市で買ったFT-707。どうも電源部分のコンデンサーが爆発したらしい(^^;)。電解コンデンサーが爆発した時に出来る綿のような物が付着している。オーナーが直そうとして、ファイナル部のネジがいっぱい外されている。とりあえず電解液で汚れていそうな所を、100円ショップの除光液で掃除する。まっでも爆発した時は電解液の付着はまず無いのよね。綿みたいなものにも導通性は無いし。100Wファイナル部を完全に外して、電源をワニ口でつなぐ。おそるおそるパワーSWを入れると、あれ~受信できるじゃん。カウンターの石も生きてる。こりゃラッキー。カウンターの石の価値分だな、こりゃ。でバラック状態でファイナル部をつなぐ。送信してみると、あれ~1Wしか出ない。あ~あ、ファイナルとドライブが壊れてるのか~と冷や汗が。3ステージだと1W->10W->100Wと増幅していくので、1Wしか出ないとなると、ドライブとファイナルが壊れてる可能性が高いのよね。で、ファイナル部で各電圧を測っていくと、あれ~?バイアス用の電圧TX13.8Vがまったくかかっていない。こりゃパワーが出ないハズだわ。AVR基板でTX13.8Vは出ているので、どこかで線が切れてる模様。でも切れてる線が無い。回路を追っていくと、どうもACCのTX13.8VとLPFのTX13.8V入力の間の線が無い。半田部をよく見ると切れた線の残骸が残っている。そこでこれらの間をハンダ付けして、再度try。な~んとぱわ~がバンバン出ちゃうじゃん。でもシールドなしのバラックで送信してるので、ドライブを上げていくと発振するじゃん、怖わ~。送信部も受信部もバラックで動くことを確認して今日は終わり。
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(blogzineの記録) FT-627A

2006-01-08 | FT-627
2006年1月 8日
FT-627A
50MHz専用FM機、FT-627Aを直しました。送受がダメということで、最初PLLを疑っていましたが、どうも大丈夫みたい。SGの信号を入れると受信できます。が、-30dBm程感度が悪い。トランジスター1段の増幅度はだいたい10dB前後であるので、-30dBmも悪いというとトランジスターが3段も悪いということになってしまう。いくら古いといえど3段も一度に悪くなるとは考えられず、ANTダイオードスイッチを疑う。回路図をなんとか入手し、受信回路に最大限の入力信号をあたえる形でダイオードをカットしてみたが、変わらず。あれ~?試しにSGの信号をTS-690SATに入れるとTS-690SATも-30dBm程感度が悪い。アレ?てんで、ケーブルを調べてみるとBNCコネクターが緩んでた、Hi。で、再度FT-627Aに信号を入れると、-127dBmくらいのFM信号は確認できて、感度はまずまず。取り扱い説明書の調整方法を元に周波数同調BPFを調整すると-130dBmくらいまで確認できるようになった。これでプリアンプを2段入れてるTS-690SATとほぼ同じくらいになった。次は送信だ。1W未満しか出ていないが、信号は確認できる。これでPLLは大丈夫だと判断した。(レベルの問題はあるかもしれない)
とりあえず、3ステージの各トランジスタの電圧を見ていく。ショートしているような兆候は無い。壊れているとしたらどうもオープンモードで壊れていそうだ。幸いオシロが100Mhzまでの物なので3ステージの送信段をオシロで見ていく。初段の2SC2053は脚が黒くサビていたが、問題なし。プリドライバーも増幅している。ファイナルのMRF479を見てみるとあれ~?全然増幅してないじゃん。で、MRF479をサーチすると、どうも2SC1945と同じみたい。サトー電気に在庫があるのでさっそく買いに行く。¥735だった。でさっそく交換だ。よくみるとシリコングリスが付いてない、なんで?もちろんグリースを塗って、交換してパワーが出るようになり、やれやれ。

2019/3/13追記
上記はもう13年も前で、既に2SC1945は、サトー電気には有りません。代替として、2SC1972が使えるそうですが、お値段が・・・。この手のTRは絶滅種なんでしょうね。AliExpressで2SC1945の中国製は売っていますが、おそらく三菱のライセンス生産では無く贋物だと思われるので、動作するのかどうかわかりません。
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(blogzineの記録) FT757SXの修理(1)

2006-01-06 | FT-757
2006年1月 6日
FT757SX
某局からQSYしてきたFT757SXですが、デフォでIF-SHIFTが効いてるような変な音になってる。もちろんボリュームはセンターになってる。で、ケースを開けてSSBフィルター周辺を押すと治ることが判明。ここで冷や汗が。もしSSBフィルター内の故障だったら大手術になる、Hi。で、ダメモトでSSBフィルター周辺のランドを再度ハンダ付けする。もちろんパッと見た目では、半田が割れてるとか基板のパターンが割れてるとかは発見できない。で、再度電源を入れると、治ってしまったじゃないですか。
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(blogzineの記録) VOX3

2006-01-05 | VOX3
2006年1月 5日
VOX3
VOX3って知ってますか?TRIOの昔のVHFの無線機にはVOXが付いてませんでした。TS-700,TS700G,TS700G2,TS-600辺りの無線機にはVOXが付いてません。TS-700S以降のTS-770,TS-780はVOX内蔵です。VOXの付いてない無線機にVOX機能を付加するための外付けBOXがVOX3です。これの故障品をヤフオクで買いまして、正月に直していました。回路図は不覚にもインターネットで買ってしまったのですが、 www.mods.dk に既に有りました。で、なぜ動作しなかったかというと改造してあったからです。リレーが追加されていましたが、これを取り払い、回路図を元に配線しなおしました。回路自体は簡単です。で、問題がケーブル。MT 9pinコネクターなのですが、VFO520又はVFO820用のケーブルが使えると思い込んでいたのが間違い。VFO520のケーブルでNCの所はVOX3ではMICとなっておりこれでは動作しません!仕方無くケーブルも作ってTS-600で動作確認しました。もちろん完動。これでTS-600でもCWでセミブレークインが出来るようになりました。
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