K's cool blog

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

(blogzineの記録) Kenwood TR-50

2006-09-02 | TH-89/TR-50
TR-50
1984年製?の比較的綺麗なKenwood TR-50(1200Mhz,1984/05)の故障品を買いました。回路図・説明書付きだから買ったようなもの。で故障ですが、リチューム電池切れ、スケルチ閉じず、AF出ない、送信してもキャリアは出るが音が乗らない、です。まず、受信から見ていくと、なんと温度が上がるとスケルチが効くようになりAFもスケルチoff/onで出てくるじゃないですか。ので、お約束通り、PLLをまず疑いました。でもTH89という別の1200Mhzトランシーバーで送受信する限りはPLLがフリーランしてる様子は無さそう。またさすがにポータブル機では振動があるので両面スルーホールのガラエポ基板を使っていて、ケンウッドのベーク基板にありがちな両面基板スルーホール無し基板と半田の不具合では無さそう。スケルチ周りを見て見るとMC3359ですが、MC3359自体のスケルチ機能は使ってはいません!が、当然復調出力は使ってます。そういえば復調した音も割れていて、MC3359がアヤシそうです。サトー電気には既に18PIN DIPのMC3359は無く代替品のJRCのNJM3359があったのでこれを買ってきました。さてMC3359を外すには全てのピンをニッパーで切って、1本ずつ脚を抜くわけですが、ニッパーが殆ど入らないくらい、周りのパーツ(抵抗、コンデンサ、コイル)と接触しています、Hi。でもなんとか全部の脚を切りました。半田ごてを下から暖めて、上から1本ずつ抜く訳ですが、GNDは抜きにくかった~。それでも全部抜いて、上からダイソーの200円半田吸い取り器をあてて、下から半田ごてをあてて一気に半田を吸い取ります。スルーホールでも結構うまく半田が抜けます。ソーダウイック網線で掃除して終わり。NMJ3359の脚を整頓してスルーホールに入れましたが、なぜか1番ピン側が最後まで入らない。なんと抵抗にNJM3359のプラパッケージが覆いかぶさっています!!!そうです、MC3359よりNJM3359の方が0.5mm程パッケージが1ピン側に長いんです~~~!!!!。仕方が無いので抵抗に熱を加えてちょっとだけ外側にズラして、なんとかNJM3359を押し込みました。やれやれ。さっさと半田付けして、受信してみるとばっちり直ってました、Hi。故障したMC3359ですが、ICパッケージの底を見るとKoreaの文字が。今の韓国製はいいかもしれないが、1980年代製はね・・・・。但し、このICの上にワイヤーをまとめるために接着剤が使ってあったので、この接着剤のせいかもしれません。接着剤に硫化物が混ざってるとダメです。送信もMC3359の交換で直ってしまった、Hi。リチューム電池はパネル裏にあるのですが、これは簡単。

コメント    この記事についてブログを書く
« (blogzineの記録) IC-820D (2) | トップ | (blogzineの記録) TRIOのMIC修理 »

コメントを投稿

TH-89/TR-50」カテゴリの最新記事