バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

メリークリスマス

2013-12-25 09:08:00 | テニス留学
クリスマスの今日はにわか雨の涼しい1日です。
クリスマスの本当の意味とは、といつも思います。日本ではマスコミがつくりあげた違ったクリスマスのイメージがあり、単にプレゼントがもらえる日のようですが、本当のクリスマスって何かなとよく考えます。
決まった答えはないと思いますが、この日を家族で無事に過ごせることが幸せなのだと私は思っています。

昨日は金子コーチの最後の日で、その最後のお別れ会で、みんなにクリスマスということもあり、一番長く留学しているマサくんから、そして7年前にアカデミーにいた晋さんからとても素晴らしいメッセージをいただきました。
オーストラリアにテニス留学するんだといえば、へえープロになるの、がんばってね、という周りの声が聞こえます。でもウィンブルドンのチャンピオンは毎年男女一人ずつ、世界中に多くのテニスを目指す若者がいて、その中のたった一人だけです。

本当の幸せとは、その人それぞれ、違うものですから、一概に何が幸せなんだとは言えませんね。晋さんは、このアカデミーに3年間関わりながら、日々いろいろなことを学び今の晋さんがあります。決して日本の一般の方から見たら、とても安定していた仕事をやめてオーストラリアに来る、ということは、よい選択とは思われなかったでしょう、でもそこに強い「信頼」があったからこそ、見つけた大きな幸せと想像できなかった大きな成果なのだと思います。

これからも昨日の晋さんのお話しになった、今は見えないけれど、自分の勘で自分の信じる人についていく気持ちを持ってみんなにがんばっていってほしいです。決してテニスで成績を残すことだけがその成果ではないけれど、それ以外の特別なものがここにはあることを、どうか忘れないでいてください。そしてそれを伝えたくて、日々ビンスも私も一生懸命であることを忘れないでいてください。メリークリスマス。ribbon