日本シリーズ第２戦 ロッテ快勝

僕は巨人よりのプロ野球ファンである。
したがって、微妙に今年の日本シリーズは盛り上がりに欠ける
その代わりに、完全に客観的にいちプロ野球ファンとして野球を楽しんでいるともいえる。

初戦、第二戦ともロッテの快勝で日本シリーズが始まった。

初戦、ロッテ先制。
５回に阪神が追いつき、その裏、井川があっけなく崩れた・・・
シーズン中何度も見た姿。
点数をとってもらってはすぐにとられる悪い癖。
大事な一戦で出てしまった、という感がぬぐえない・・・
もちろん、その流れを引き寄せたロッテのプレーはあった。
ノーアウト・ランナー一塁。
追いつかれて直後のことである。
ここは定石通りで行けばまずは一点、送りバント。
案の定、バントの構えの西岡（ロッテ）。
しかし、やたらと視線が一塁・二塁方向へと注がれる・・・
「何かやってくるな？」
ここで、西岡の選択は、なんとプッシュバント。
失敗すれば、ダブルプレーにつながるハイリスクのプレー。
それをやってのけた西岡と、阪神の緊張で堅くなった守備。
そこからロッテの猛攻が始まった・・・

第二戦も緊迫した試合展開。
しかし、初回２アウトからの今岡の悪送球での失点。
これは阪神にとっては痛かった。
すでに２アウト。三塁ランナーなんか関係ない場面。
にもかかわらず、なぜか微妙にランナーを気にしつつ一塁への送球。
しかも、球を握り直しての送球＝＝＝＝。。。テンテンテンン。。。
名手、シーツもとりきれずあっけなく失点。

二回はピンチを迎えつつ、ゲッツーの間の１失点。
これは仕方ないとしても・・・
緊張の糸が切れたのは、六回サブローにＨＲを打たれてから。
この回の安藤の直球は球威がなくなりつつあり、
それをはじき返されたものだと思うが、シーズンを通してもそれほどＨＲの多くないサブローに打たれたのは精神的に痛かったに違いない。
それにしても、記録がかかっているのをわかっていながらヒットを打てる今江もすごい
いい意味で緊張がみられない。
阪神の緊迫感とはえらい違いです。
阪神は緊迫で体が動かない選手がいる・・・
不運と相手の好守備に阻まれた金本・シーツは致し方ないにしても、
今岡が重傷
周りがみえていない上に、体が動かない、という印象を受ける。
今年の阪神の快進撃を支えてきたのは間違いなく今岡だと思う。
甲子園に戻って阪神、特に今岡がどう切り替えられるのか。
また、リード面で矢野がどこまで攻めきれるのか・・・

完全に客観的に、ただ単にプレーを楽しんでいるファンとしては、
阪神に立ち直ってもらって、最終戦までもつれ込んで欲しい・・・

がんばれ、阪神（今のところは阪神を応援します）。