ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

パジャマの店で

2010-06-27 18:01:01 | 言語の表現
通るたびに「いいな!」と思うネーミングの店がある。

「伴家猫」発音はBan-Jia-Mao、そう、パジャマの店だけど、
「--家居服」つまり部屋着の店とある。
店内はパジャマばかりで、いわゆる部屋着はない。

寝巻としてのパジャマの中国語は「睡衣」と習った。

「伴家猫」音の響きも意味も、ほっと寛げる感じ。

ところで、Pajamaはヒンズー語だそうだ。
Paは脚、Jamaは着物で、ズボンの意味とか。
(あの大きくゆるやかなインドのズボン)

インドのことばは、思わぬところに伝わっているようだが、
あまりに疎くて気付かないし、わからないことばかりだ。
流行りのYogaは「サンスクリット語で」というけれど、
サンスクリットとヒンズーの関わりも相違も知らない。
けれどYogaには「実践」の意味がある哲学語彙とか……

いま『Bhagabadgita』の翻訳書を読みかけています。
「ヒンズー語を知らずに経典を理解できない」と、
空海は中国でヒンズー語を学んだそうです。
確かに、翻訳では誤解してしまいそうな世界が展開されています。


竹彫

2010-06-26 18:23:21 | お知らせ・情報
本屋へ行く前に漢方薬店に寄ったので、いつもと違う道を通ったら「 古玩城 」駐車場の看板を見かけて、古い玩具とはおもしろそうと入って行った。おもちゃじゃなかった。中国語の「古玩」は骨董品のこと。
博物館もかくやと思わせる広さ。全国から骨董・工芸品の店が200店以上もはいり、中央のイベントスペースでは、月替わりで展示会が催されている。
6月は万博にちなんで、上海の現代工芸作家の作品展。非売品が多も多かったけれど価格のついたものもある。
そのなかで「竹彫」というのを初めて見た。画像もネットで紹介されている
けれど、なんともいえない柔らかで繊細な美しさは、写真や映像ではわからない。

60年前の6月25日

2010-06-25 19:11:38 | 世の中
朝鮮戦争が始まった日。

ソウルの戦争記念館 を見学したことがあります。記録映像に見る戦闘の激しさには、息をのみ、いつのまにか涙がでていました。

3年後の7月23日休戦。その日の12時に休戦になることはわかっているのに、きっかり12時まで38度線の兵士は銃を撃ちつづけ、12時になるやへたりこみ、境界線上で手を取り合って泣いたという話をむかし韓国語の先生から聞きました。この戦争記念館には、兄弟が、大韓民国軍の兵士と朝鮮民主主義人民共和国軍の兵士とになって戦場で出会う場面の像があります。
また、豊臣秀吉の朝鮮半島侵略の歴史も詳しく展示されていました。
香がたかれている静かな入り口は、政治的な立場を問わず、戦争で亡くなった人々への哀悼に満ちている感じです。イテウォンの近くです。