ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

London in Shanghai

2010-10-24 18:25:05 | お知らせ・情報
 上海の松江に2-3年前に出現したヨーロッパ風の住宅街。
ロンドンのテームズ川になぞらえてThemes街と名付けられ、
緑陰のなか、別荘や街並がひろがります。
まだ入居はちらほら、結婚写真の撮影スポットになっています。

 「結婚写真」といっても日本と大違い。
一日かけて数百枚を撮影し、インターネットにアップします。
ドラマのように脚本を作って、新郎新婦が演じます。
 それを見て、撮影地に連れて行ってもらったもの。
中心街でも、思い切りポーズをとった撮影風景を見かけますが、
納得です。

 あいにく雨の中の写真です。
 チャーチルの銅像もあり、大きな教会もあります。
 駐車している自動車は撮影車両です。
 写真はアパートや店舗が集中してるところ。
 周辺には、広い通りに大きな庭のある一戸建て住宅が並び、
アメリカの郊外住宅地を想わせる風景が展開しています。

  
  

上海万博の入場者数

2010-10-23 12:41:04 | お知らせ・情報
 そこかしこから 「シボ」 =世博(万博)ということばが聞こえる上海。
 土曜日朝の地下鉄のテレビ画面に、
「きょうの入場者予想は90万人。
 大変な混雑が予想されるので、会場の係りはしっかり整理にあたること。
 お年寄りやお子様、身体の弱い人は入場を控えてください」
と出ていた。
 きょうは雨。
 入場者数は毎日発表されるが、天候によって行動がどれくらい変わるかも、興味ある。

岡倉天心

2010-10-23 12:27:15 | 引用
 衝動買いに近い買い物をしてしまう一つに電子辞書がある。買った時の衝動とは別の要素を発見することが多いが、今回は電子ブックが内蔵されていて、ふつうなら読まなかったであろうさまざまな本を読んでいる。そのひとつ。

 岡倉天心 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E5%80%89%E5%A4%A9%E5%BF%83 
 『茶の本』 (村岡博訳)

茶道の要儀は「不完全なもの」を崇拝するにある。いわゆる人生というこの不可解なもののうちに、何か可能なものを成就しようとするやさしい企てであるから。

 明治期の美術家として名前しか知らなかった(画家だと思っていた)人だが、英語に堪能で、ボストン美術館に勤務したこともあり、これはニューヨークで英語で出版した本だそうだ。

 欧米人に向けて書かれたと思われるが、それだけに日本人自身の心にも鋭くきりこんでくることばがならぶ。(原文の英語表現を知りたくなる。)


おのれに存する偉大なるものの小を感ずることのできない人は、他人に存する小なるものの偉大を見のがしがちである。

西洋人は、日本が平和な文芸にふけっていた間は、野蛮国とみなしていたものである。しかるに満州の戦場に大々的殺戮を行い始めてから文明国と呼んでいる。
  *「平和な文芸にふけっていた間」とは鎖国していた江戸時代以前。茶道ほかの日本文化が発展した。

 父親が福井藩士で貿易商、乳母は橋本佐内の縁者、永平寺が心の故郷・・・など、興味引かれる人物を見つけたのも、衝動買いの効用?