ささゆり日記

猫、絵手紙、トールペイント等等日々の出来事を綴っていきます。

ライジング若冲

2021-01-04 07:49:52 | その他

お正月3日間にドラマをいくつか見ました。

「逃げ恥」の新春バージョンはもちろん予想通り面白かったですが

たまたま見た「ライジング若冲」もとても面白かったです。

ストーリーも面白かったし演じている役者さんも魅力的で

絵手紙にも通じるって思う若冲さんのセリフが心に残りました。

 

鶴を描こうとした若冲さん、実際の鶴を見たことがないことに気づきますが

京都で鶴を見ることはできません。

そこでたくさんのお寺で様々な画家が描いた鶴やトラの絵を模写しますが

3年後、1000枚ほど描いた時にこれ以上続けても無駄だと悟ります。

「鶴もトラも描いた作者が見たもので、私が見たものは実物ではない」

「絵に魂がない、よくできた偽物だ」と。

絵手紙も実物を見て描くのが基本なので同じだなあって思いました。

ただ1000枚も模写した上での実感だったと思うので模写も大切なことだと思います。

 

では何を描くべきかとモチーフ探しに出た若冲さんが心惹かれたのが鶏でした。

鶏を何日も見続けて、散々見尽くしたと思った時「神気」が見えると若冲さんは言いました。

「神気」とは躍動する魂の力で、それを感じることができたら絵に命を与えられるというのです。

 

講師の勉強に行っていた時、「視る」という講義がありました。

「見る」ではなく「視る」ことが大事で、「見る」と「視る」の違いについて勉強しました。

それを思い出し、もう一度その時のノートを引っ張りだして読み返してみると

「視る」とは単に「見る」とは違い、内面に一歩踏み込んで「みる」ということ

五感を使って感じること

単にモチーフを見て描くだけではなく、何かを感じて感動してかくということが大切

とその時の私はノートに書いていました。

 

ドラマから絵手紙で大事なことをもう一度再確認する機会をもらった気がして

去年はなんだかグズグズ気持ちが燻っていたけれど

今年はまた絵手紙頑張ろうって思えました!

 

ドラマの再放送(?)なのかな、1月16日にBSプレミアムで

「ライジング若冲完全版」が放送されるそうですので

興味が湧いた!って思われた方、見てみて下さいね。

僧侶、大典顕常役の永山瑛太さんが美しすぎて

違う方向のドラマ?って思っちゃう部分もありますが(ボーイズラブ的な(笑))

最後の三十幅の動植綵画もすごく綺麗で見応えありますよ!

 

 

頂いた年賀状です

 

私の絵手紙は大判ハガキにあかべこと鯛持ち恵比須サマ

 

  

   

コメント (22)
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