明日もまた生きていこう

バレーボールを見るのが好きで
全日本の試合は必ず見ていますが
その番組の中で
木村沙織選手の親友が
癌で亡くなった事を知りました。

昨日近所の方に
「この本読まない？」
と手渡された本が
まさにその親友が書いた本
‘明日もまた生きていこう‘
だったので
お借りして一気に読みました。

横山友美佳さん。
木村選手と同じく
将来を期待されたバレーボールの選手でした。
しかし１８歳で癌になり
２０歳でこの世を去るまで
癌と闘い続けた彼女の人生。
どんな時も夢を追い続けて頑張る彼女の強さに
心を打たれました。

バレーボールをしている時と
癌と闘っている時と
明暗の分かれた人生のようにみえますが
１番大事なところで共通していることがあると彼女は言います。
それはどちらもずっと夢を追いかけ続けたこと
ひとつひとつ夢を叶えるために努力し続けたこと。

そんな彼女がこの本を書くことによって
１番伝えたかったのは
命の尊さです。
行きるために辛い治療と闘って
それでも生きられない人がたくさんいる事を知って欲しい。
そしてたった一つの命を大切に
今という瞬間を大事に生きて欲しい。
その思いが詰まった本でした。

この前の全日本の試合をダンナと見ていた時
ダンナが
「木村は前と全然違うなあ
　すごく強くなっている」
と言ってました。
私は今その理由が分かりました。
沙織ちゃんは友美佳ちゃんと一緒に戦っているんです。
だから前にもまして強くなっているんです。

北京で育った友美佳ちゃんは
オリンピックで北京に行くのが夢でした。
そんな彼女の分まで
木村選手が頑張ってくれるでしょう。
オリンピックの舞台では
友美佳ちゃんもまた
一緒にコートに立っているに違いありません。