ママ友の間でも、やんちゃ坊主で有名な息子。
寝返りのできない頃からブリッジをし、つかまり立ちをしたと思ったらスクワットを始め、1歳を過ぎたら驚異の逆立ちを見せ、日々筋トレに励み早2歳。
いつか、ケガをするだろう。
いつ、ケガをしてもおかしくはない。
そう思って、常に保険証関係一式を持ち歩いていました。
最近、日が短くなってきたなぁ…と思いながら息子を連れて家路を急いでいた昨日のこと。
自転車を降りたら、いつもは停まっている自転車の間をすり抜けて遊ぶのに、タタタ~っと走り出す息子。
こらぁ~!待ちなさぁ~~~い!と叫ぶと、くるりと走って戻って来ました。
(思えばここからいつもと違ったかも…)
いつもはマンションのスロープを通って帰るのに、なぜか中庭に続く階段方面に行こうとする息子。
そっちじゃないよ、おうちはこっちでしょ、と言っても、ニヤリと笑って“オレ、こっちからも帰れるの知ってるぜ~”とばかりに走って逃走。
門にしがみついて「開けて~!開けて~!」と始めたので、近所迷惑で通報される前に鍵を開けました。
こっちに来たら遊んじゃうだろうなぁ…という母の予想通り、中庭の壁に上って渡り始めたので、
「母ちゃん、帰っちゃうよ。バイバイ。」
とエレベーターに向かうと
「バイバ~イ」
と手を振り、一人で遊び続ける息子。
カチンと来た母さん、
「もう暗いでしょ!誰も遊んでないでしょ!おうちに帰る時間でしょ!1回だけだからね!」
と怒鳴りましたが、まるで聞いていない様子で2回目に向かおうとしたので、とうせんぼをしてやりました。
そんなことにはひるまない息子、“母ちゃんどけよ”と通ろうとしましたが、通してやるもんか~と踏ん張っていたら、よけようと思った息子、石畳に転倒。
血だらけの口で“ギャ~!!!”と泣いたので、“も~”と抱き上げ、どれ、また口切ったのかい、とのぞき込むと…
あぁっ!
歯が欠けてるっ!!!
ヤバい、これはヤバい。
かけてるけど、こんな砂利のところで欠片は探せない。
とりあえず息子を抱えて自宅へ。とりあえず、うがい。
ちょっと母さんに見せてよ、いや、痛いのは分かるけど。グラグラはしてないか?ん~でも根元に血がたまってるような…
“根元から抜けてたら牛乳か、もしくは氷水に入れて速攻病院へ”だけど、かけてるだけだしなぁ…救急に行くほどではないような…
あっ!足にちょっと欠片がついてる!これ歯の欠片だよねぇ?でも全部ないな…とりあえずウェッティに包んどくか…
と、39度の熱があっても動じなかった母さんも、判断がつかず、しばし戸惑う。
とりあえず息子をテレビの前に立たせ、とりあえず録画してあった教育番組。
その間にビニールに入ったままの「私の便利帳」を開き、救急を探すが見つからず。
あ~違う、違う、これじゃなくて出産の時にもらった冊子だわ~と思いながらふと時計を見ると7時10分前。
ん?
歯医者ってまだやってるんじゃない?
よし!息子よ、歯医者だ!
と、両手を開けるためショルダーバッグに必要最低限の物を突っ込み、再び息子を抱えて自転車置き場へ。
いつになく緊迫した母ちゃんの勢いに押されてか、またお出かけできるのがうれしいのか、せっかく見始めたばかりのテレビを消されても怒りもせず、大人しく自転車に乗せられる息子。
「きょうは、はなび、いかないよ~」
なんてのん気なことをしゃべり出す余裕っぷり。
そうね、こんなに暗くなってから出かけるなんて、花火ぐらいだもんね。
違う、違うの、今日はお医者さんに行くんだよ。あんたの歯がかけちゃったからね。
息子は初めての歯医者さんに興味深々。
いろんなところをながめていて大人しいので、歯医者さんも「何時間前にかけたんですか?」なんて聞いていましたが、いえ、今さっきかけたんです。
消毒をしたりレントゲンを撮ったりする時はいちいち泣きましたが(そりゃそうだ)、帰りにはシールをもらってご機嫌の息子。
1㎝ほどのシールは無くされると面倒なので、お腹に貼って再び家路へ。
そして普通に夕飯を食べつつ、時々エプロンをめくってキラキラ光る新幹線のシールをながめて満足そうでした。
親バカ大賞の父ちゃんに話したら、さぞ怒られるだろうと思いましたが、「乳歯だからねぇ。」とさほど心配でもない様子。
そう。そうだよね。乳歯だしね。ってゆうか、ご飯食べてたしね。
「いや、でも今回は焦ったよ。」と言うと
「そうなの?母さんでも焦るのか~でもオレだったらもっと焦ってたよ。」
って、母さんの焦りっぷりなんて見てないのに言ってくれました。
やっぱりスロープから帰ればよかった。
1回だけで止められるわけないんだから、最初から遊ばせなきゃよかった。
とおせんぼなんてしないで、抱っこで帰ればよかった。
…と、いろいろ後悔していた母さん、父さんのおかげで救われました。
そんな騒動で疲れたのか、ちょっと早く寝た息子、今朝は5時にスッキリ目覚めてくれました。
朝っぱらから息子とウキャウキャ遊んでいた父さん、息子を見て言ったセリフが
「おまえ、歯が欠けててまぬけヅラでかわいいな~」
ウルトラ親バカ父さんにかかったら、歯が欠けててもかわいいってさ。
母さん、あまりの親バカっぷりにバカバカし過ぎてカメラぶれちゃったよ。
息子よ、ウルトラ親バカ父さんの息子で幸せだね。
寝返りのできない頃からブリッジをし、つかまり立ちをしたと思ったらスクワットを始め、1歳を過ぎたら驚異の逆立ちを見せ、日々筋トレに励み早2歳。
いつか、ケガをするだろう。
いつ、ケガをしてもおかしくはない。
そう思って、常に保険証関係一式を持ち歩いていました。
最近、日が短くなってきたなぁ…と思いながら息子を連れて家路を急いでいた昨日のこと。
自転車を降りたら、いつもは停まっている自転車の間をすり抜けて遊ぶのに、タタタ~っと走り出す息子。
こらぁ~!待ちなさぁ~~~い!と叫ぶと、くるりと走って戻って来ました。
(思えばここからいつもと違ったかも…)
いつもはマンションのスロープを通って帰るのに、なぜか中庭に続く階段方面に行こうとする息子。
そっちじゃないよ、おうちはこっちでしょ、と言っても、ニヤリと笑って“オレ、こっちからも帰れるの知ってるぜ~”とばかりに走って逃走。
門にしがみついて「開けて~!開けて~!」と始めたので、近所迷惑で通報される前に鍵を開けました。
こっちに来たら遊んじゃうだろうなぁ…という母の予想通り、中庭の壁に上って渡り始めたので、
「母ちゃん、帰っちゃうよ。バイバイ。」
とエレベーターに向かうと
「バイバ~イ」
と手を振り、一人で遊び続ける息子。
カチンと来た母さん、
「もう暗いでしょ!誰も遊んでないでしょ!おうちに帰る時間でしょ!1回だけだからね!」
と怒鳴りましたが、まるで聞いていない様子で2回目に向かおうとしたので、とうせんぼをしてやりました。
そんなことにはひるまない息子、“母ちゃんどけよ”と通ろうとしましたが、通してやるもんか~と踏ん張っていたら、よけようと思った息子、石畳に転倒。
血だらけの口で“ギャ~!!!”と泣いたので、“も~”と抱き上げ、どれ、また口切ったのかい、とのぞき込むと…
あぁっ!
歯が欠けてるっ!!!
ヤバい、これはヤバい。
かけてるけど、こんな砂利のところで欠片は探せない。
とりあえず息子を抱えて自宅へ。とりあえず、うがい。
ちょっと母さんに見せてよ、いや、痛いのは分かるけど。グラグラはしてないか?ん~でも根元に血がたまってるような…
“根元から抜けてたら牛乳か、もしくは氷水に入れて速攻病院へ”だけど、かけてるだけだしなぁ…救急に行くほどではないような…
あっ!足にちょっと欠片がついてる!これ歯の欠片だよねぇ?でも全部ないな…とりあえずウェッティに包んどくか…
と、39度の熱があっても動じなかった母さんも、判断がつかず、しばし戸惑う。
とりあえず息子をテレビの前に立たせ、とりあえず録画してあった教育番組。
その間にビニールに入ったままの「私の便利帳」を開き、救急を探すが見つからず。
あ~違う、違う、これじゃなくて出産の時にもらった冊子だわ~と思いながらふと時計を見ると7時10分前。
ん?
歯医者ってまだやってるんじゃない?
よし!息子よ、歯医者だ!
と、両手を開けるためショルダーバッグに必要最低限の物を突っ込み、再び息子を抱えて自転車置き場へ。
いつになく緊迫した母ちゃんの勢いに押されてか、またお出かけできるのがうれしいのか、せっかく見始めたばかりのテレビを消されても怒りもせず、大人しく自転車に乗せられる息子。
「きょうは、はなび、いかないよ~」
なんてのん気なことをしゃべり出す余裕っぷり。
そうね、こんなに暗くなってから出かけるなんて、花火ぐらいだもんね。
違う、違うの、今日はお医者さんに行くんだよ。あんたの歯がかけちゃったからね。
息子は初めての歯医者さんに興味深々。
いろんなところをながめていて大人しいので、歯医者さんも「何時間前にかけたんですか?」なんて聞いていましたが、いえ、今さっきかけたんです。
消毒をしたりレントゲンを撮ったりする時はいちいち泣きましたが(そりゃそうだ)、帰りにはシールをもらってご機嫌の息子。
1㎝ほどのシールは無くされると面倒なので、お腹に貼って再び家路へ。
そして普通に夕飯を食べつつ、時々エプロンをめくってキラキラ光る新幹線のシールをながめて満足そうでした。
親バカ大賞の父ちゃんに話したら、さぞ怒られるだろうと思いましたが、「乳歯だからねぇ。」とさほど心配でもない様子。
そう。そうだよね。乳歯だしね。ってゆうか、ご飯食べてたしね。
「いや、でも今回は焦ったよ。」と言うと
「そうなの?母さんでも焦るのか~でもオレだったらもっと焦ってたよ。」
って、母さんの焦りっぷりなんて見てないのに言ってくれました。
やっぱりスロープから帰ればよかった。
1回だけで止められるわけないんだから、最初から遊ばせなきゃよかった。
とおせんぼなんてしないで、抱っこで帰ればよかった。
…と、いろいろ後悔していた母さん、父さんのおかげで救われました。
そんな騒動で疲れたのか、ちょっと早く寝た息子、今朝は5時にスッキリ目覚めてくれました。
朝っぱらから息子とウキャウキャ遊んでいた父さん、息子を見て言ったセリフが
「おまえ、歯が欠けててまぬけヅラでかわいいな~」
ウルトラ親バカ父さんにかかったら、歯が欠けててもかわいいってさ。
母さん、あまりの親バカっぷりにバカバカし過ぎてカメラぶれちゃったよ。
息子よ、ウルトラ親バカ父さんの息子で幸せだね。