「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

相棒 X DAY

2013年04月03日 | 映画
映画館久しぶりに。
ムービル。
お年寄りの客がすごく多くて、うぉって感じです。
まさにアウエーw

あとチケットの窓口がなあ。
なんかレトロな雰囲気だんだん無くなってきたよなあムービル。
まあ席を選べるのはいいけど。

伊丹刑事主役ですが、ちゃんと完全に映画として面白くできてて、
あーちゃんとした役者さんを使えば、たとえネームバリューが
世間的に上でなくてもちゃんと映画はできるなあ、と再確認。

あと同じ米沢さんの映画よりも、普通の相棒の延長戦上で作っているので
クソみたいな演出とかなく、イライラすることもなかった。
ほんと米沢さんの映画は、あの回想シーンが今思い出してもゴミでした。

ところでX DAYというのは日本の国家財政が破たんする日のことなのですが、
「喉元過ぎれば」的な発言が劇中で何度もされます。
先送り先送り、できたそのツケを払わされることになるんだよ、それは政治家や役人のせいも
あるかもしれないが、国民だって責任はあるんだぜ、という。

それって実はいままさに観客としてたくさん入っている、このお年寄りたちのことを
もろに指しているんだよなあ、と思うと、すごいことを言っているなあ、と。

この国の政治への責任というのは年をとればトルほどあると思っているので。
だって赤ちゃんにこの国の政治の責任はとらせられないし。
もちろん私も選挙権もらって10年以上たつわけで、そのぶんの責任はあるんですけど。
まあ戯言ですがね。

もともと相棒というのは世間、国民そのものにも「あんたらに責任はないの?」と迫ることが
あるドラマですが、このX DAYは結構それが露骨に出ているかもしれない。
そしてそれはもちろん狙いなんだろうと。
だけどここまで露骨に言われても、この映画を良かったというだけで、怒らないよなあ、という。
軽い絶望と他人事感。

もう私も無責任な人種の仲間入りだなあ。
しねばいいと思うわ。




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