「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

ライカの帰還

2007年06月12日 | comic
2回アップして両方とも消えたよ 俺のパソコン絶不調なのか? まあ今日は終電の一つ前だしまたホームでぽつんだからケータイから記事書くぞ なんにも嬉しくないが。

んで本書は実在のカメラマンをモデルにした戦後のメディアの黎明記をさり気なく描いている

この手のマンガにありがちな「絵が昔っぽい」というのも感じない。

主人公は太平洋戦争でレイテ沖海戦に参加。手にはライカを持って記録を個人的に撮ろうとした。しかし乗っていた空母は沈没する。いち早く海に逃れた主人公は、空母の最期の瞬間に生涯忘れられないシャッターチャンスに出会う…

戦後カメラマンとなった彼は奇想天外な方法で素晴らしい写真を撮っていく。
相棒の記者をはじめ同僚や上司、後輩たちを呆れさせ、怒らせ、そして感心させる。
命の危険さえおかす。しかしそこには投げやりでも、悲壮感でもないカメラマンのこだわり…シャッターチャンスへのこだわりがある
自衛隊のパイロットから、飛行機乗りみたいだと言われる
寺の住職に500年前の景色を見せてもらう
シャッターチャンスへのこだわりでカメラマン同士で喧嘩する

そして再びあのライカが手元に戻ってきたとき、彼が下した決断。
誰でも上手な写真が撮れてしまう時代に送る「一枚へのこだわり」がギュッと詰まった物語。決して悲しい話ではないのにちょっと泣きたくなる。そんなお話…

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