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違法駐輪 放置自転車問題

2005-06-18 19:45:01 | Weblog
小学校に入学する年齢の子供の目から見える視界が、地上から約110cmの高さの視点です。ほぼ同じ高さの視点で生活している人が車椅子の利用者の方です。駅前の歩道や駅の改札口近くまで無造作に置かれた放置自転車を普通の健常者が見れば、避けて通るのは難しくありません。しかし、車イスを利用する人からすれば、歩道が自転車の駐輪により狭くなっている所は、通過できなかったり、突起物の多い自転車と接触しない為に、危ない車道を通行するしかないのが現実です。110Cmの視点でランダムに置かれた放置自転車の集合場所を見ると、目と自転車のハンドルの高さがほぼ同じなので、自転車のジャングルにしか映らず、どこに車イスが通過できる通路があるのかを探すのは簡単ではありません。一方、視覚障害者の人にとって点字ブロックが唯一の安全指標であるはずが、やはり放置自転車が点字ブロックの上にも駐輪していて、行き先を塞いでいることもよく見受けられます。照明のない暗い夜道を懐中電灯を頼りに歩いていて、突然懐中電灯の電池が切れたようなものです。交通弱者(高齢者、妊婦、障害者や幼児など)対策としてバリアフリ-という言葉も定着し、段差を解消するいろんな設計規格や工夫も行われているが、自転車の放置によるバリアの構築はまさに、これに逆行しています。気になる事は、自分が放置した自転車が交通弱者に対していじわるなバリアを作って、彼等の生活を邪魔しているという事に気がつかないことです。自転車を撤去された人が自転車集積所に取りに行く時は、自転車のジャングルを車イスで通過してもらって、自転車の放置が、交通弱者から見れば、いかに危険で怖いものかを知ってもらうのも必要かも知れません。



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