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東京ミッドタウン・プロジェクト  3月30日(金)オ-プン

2007-03-27 23:16:17 | 気がついたこと
今朝のテレビで、今週の金曜日に六本木でオ-プンする大規模再開発の東京ミッドタウン・プロジェクトの紹介をしていた。自分もこのプロジェクトは6年前から知っているだけに興味を持って見ていた。建設業界では、ここ10年近く仕事量で言えば東京一極集中の流れに変化がない。東京の大規模再開発の代表的な例が、三菱地所が手がけた品川駅再開発や丸の内再開発、森ビルが手がけた愛宕ヒルズ、六本木ヒルズ、表参道ヒルズであり、今回の三井不動産による六本木の防衛庁跡地に建設中の東京ミッドタウンがある。

地方から東京に出てきた人が驚くのは、東京の建設ラッシュである。山手線の窓から見れば分かる事だが、新橋―品川―大崎の間では山手線の外側は高層マンションと高層の事務所を建築中のクレ-ンがいたる所で見える。ダムや高速道路等の公共工事が激減した建設業界(設備工事業者も含む)では民間の大型プロジェクトが連続的にある東京で仕事を取っていけば、日本の建設需要のかなりの比率の仕事が取れた事になる。現実に東京の人口は毎年10万人近くも増え続けているので 建設需要が今後10年間くらい先まで減少するという可能性は低い。逆に地方では公共工事が激減した上に民間の需要も、忘れた頃に出てくるプロジェクト位しかないので倒産したり東京に働きに出てくる下請けも増加している。

建設会社の地方の支店や支社を次々と縮小や統合していくのは現実面では仕方のない事である。極論を言えば東京以外の大都市である札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡の支店や支社の全て閉鎖しても、東京で勝てば間違いなく生き残れる。コスト力と技術力の高度な戦いが要求されるが、それだけに東京は凄い市場である。生存競争が激しい東京で生き残る為には優秀な社員を出来る限り集中させないと戦えないし、東京で勝てないと建設会社の将来もない。その競争に耐えれる優秀で将来性のある人間をいかに選ぶのが企業の死活問題であり、選ばれない人間は地方で細々やっていくしかない。

東京ミッドタウンがオ-プンすれば六本木の街に来る人が、六本木ヒルズを目指すのか東京ミッドタウンを目指すのかによって人の流れが変ってしまう。通り沿いの飲食店は死活問題である。どちらに人が流れて行くのか4月の連休が終わる頃には悲しいかな、ある程度優劣がはっきりしてしまう。

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