華道界に新風を送り込んでいる二人がいる。共通点は草月流が基本という点である。今年51歳の假屋崎省吾。茶髪のロングヘア-がトレ-ドマ-クで、見るからに繊細である。もう1人が39歳で短髪、見た目にはどうみても大工さんという雰囲気の前野博紀。假屋崎省吾の作品を何度が見た事があるが、日本人の女性が好みそうなナイ-ブな雰囲気の作品が多い。一方の前野氏の作品は、もう華道というより建築に近いが、色使いと形が斬新で華やかなので圧倒される。海外からは間違いなく注目される作品である。”花匠 前野”というタイトルのブログがあるが、「花匠」という言葉は有りそうだが辞書には無い。うまいネ-ミングである。二人のコラボレ-ションの作品を是非見てみたいものである。
〈写真はプリンスタワ-の入口に飾ってある、前野博紀の作品)
〈写真はプリンスタワ-の入口に飾ってある、前野博紀の作品)