今夜も一杯 ! ヒロシのブログ

電子書籍で「新サラリ-マンの法則」 「笑いの宝庫」を出版しました。

Google ( その3)

2006-01-28 21:13:29 | Weblog
ザサ-チもほぼ読み終えた。以下の記述内容が気になったのでメモしておく。
米国では、9.11の事件の後2ケ月程度で愛国者法(反テロリズム)が成立した。これにより、必要な場合はグ-グル、ヤフ-、MSN等、どのプロバイダ-に接触した個人情報は政府に提供されることになった。今の中国が、反政府的サイトを自動的に事前排除しているファィアウォ-ル的な考えとは別である。更に、インタ-ネットを使うメ-ルの危険性を述べているところがあるが、ブログやホ-ムペ-ジが簡単に検索できるのと同じ検索方式で、アウトルックや、ホットメ-ルだってキ-ワ-ドを入れれば、どんな文書だって読み出されるように、いつインデックス化されるかわからないし、いつネット上で個人文書を自由に検索できるようになるかの危険性をはらんでいると。例えば、米国内で個人間のメ-ルに爆弾だとか化学兵器のようなキ-ワ-ドが入っていれば、だれが誰に当てた文章なのか、さらに、登録したデ-タから住所も判る。キ-ワ-ドの入れ方によって、個人のプライバシ-は全て吹っ飛んでしまう。言われてみれば、個人のメ-ルとブログは何も違わない。どう扱われるか自分でコントロ-ルできない時代が来る可能性もある。あとはこういう事が起こらないように倫理観とか信頼というものに期待するしかない。



下地島    作家 内田幹樹

2006-01-28 13:58:11 | Weblog
5分ほどで何か時間つぶし用の単行本を探そうと思って本屋に入って、最初に飛び込んできたタイトルが”操縦不能”という衝撃的な文字だった。読後に著者の経歴を見ると全日空のパイロットから作家になったという特異な道を選んでる。本のあらすじを書いても仕方ないのだが、成田発ワシントン行きの飛行機が計器が使えない状況になり、地上のフライトシュミレ-タ-を使って同じ状況を作り無事に誘導して着地させるというスト-リ-なのだが、このシュミレ-タ-を操作するのが、パイロット試験に落ちた元訓練生の女性という設定が面白い。340頁の本文だが、一気に読めるくらいの緊迫感が続くのと同時に、著者がパイロットだったという事もあり、所どころに実際に操縦した経験がないと書けない文章が出てくるのが興味をそそられる。この本からの最大の情報は、国内で唯一民間のジェット機のパイロット訓練場が沖縄より更に南西の下地島にあるという事がわかったことだ。どうも沖縄の嘉手納空軍基地で見られるようなタッチアンドゴー(着陸・離陸)を民間機で実施していると書かれている。旅客機に乗っていて、天候不良(霧)や着陸時の突風でタッチアンドゴ-の経験は何度かあるので、B7474(ジャンボ)クラスの大型飛行機のタッチアンドゴ-を見てみたいものだと思った。