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歩き遍路を終えて ~最終章~

2009-12-26 17:46:36 | 相談役の遍路日記
会長の遍路日記  栗田孝和 昭和17年7月生

歩き遍路を終えて 最終章 ~総括~




 結願から3ヶ月がたちました。現在の心境は45日かけて歩いて本当によかったという実感にひたっています。それ程達成感もあったし、満足感も残っています。
信仰も強くなく、特別に何かをお願いすることもなく、今までの無事のお礼と、これからの余生をつつがなく過ごせる事のお願いしかなかったとおもいます。

 でも大師様は、いろいろなものをさりげなく示してくれました。感じることは勿論一人一人異なるとことでしょう。歩きはじめるとまず自身の肉体的に弱いところが最初にでます、それを少しずつ解決していると、精神的に弱いところも少しずつでてきます、自分自身のことだから歩きながらあせらず解決できます。

 私が出逢った遍路たちは歩けることに本当に感謝しながら歩いていました。まず歩ける体力がのこっている。周囲の協力(家庭を含む)なしでは45日のあいだ家を留守にできないしそのことにも感謝し それと経済的にも一日一万円弱は必要ですので余裕がないとやっていけません。

 3月中旬の出発だったのでまず桜の花から次から次へと・・・ツツジ、フジ、アヤメ、カキツバタ、ボタンとひっきりなしに満開で迎えてくれました。

   

   
  


 鶯の鳴き声は始めからずうーと最後まで、どこかで聞えていました。歩きはじめの頃は草木の芽吹くときの匂い、子供の頃 春休みに野山に出かけると匂ったあの匂いです。爽やかはないけれど体の奥のほうか、地中の中から地上に出てきたときの匂いか?この匂い覚えていますかこの匂いが松山から香川の山ではずうーと匂っていました。

 『エモン サブロー』 何かどこかで聞いたことがある名前だなーというくらいの知識しかなかったのですが、松山の荏原の人で。大師様に非礼を詫びるために、逆打ちで札所を廻ったのが、四国88ケ所まいりの始まりというのも途中で知りました。

 歩き遍路はやはり1番から廻って88番へと結願するのが良ということが、終わってから気付きました。発心の道場、徳島には歩き通せるかと、最初の試練の遍路ころがしの山道があり、今後を試されたと思うるし、修行の道場、高知では歩いても歩いても、岬をすぎても又岬、右側は崖、左側は海という室戸岬への道が二日半続きますし、辛抱がないと高知は通過できません。

菩提の道場・・・・・・愛媛は菩提の道場といわれているが、大山寺から始めた私には、菩提の心境が分かりませんでした。

涅槃の道場・・・・・・香川県はなるほど、終局に向けての色々な仕掛けが、至るところにしてあると思いました。

 次回挑戦することがあれば一番から歩き菩提の心境を是非あじわってみたいのです。何より嬉しいのはのは体重が62kgになりそれを維持する目標もでき楽しんで努力を続けています。持病の腰痛もこのところ全然気にならなくなっていますし、両足の水虫まで治ったのにはビックリです。まさに良いことだらけです。5kg減量のノウハウは体験できました。減量希望の方は次回挑戦するときに誘いますから是非いっしょにあるきましょう。


最後までつたない私の文章につきあい読んでいただき有難うございました。
      以上で私の総括とします。





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