栗田工務店 スタッフ ここだけの話

快適な空間づくりをめざす―(株)栗田工務店 この空間では,『歩き遍路日記』『介護日記』『etc・・・な話』を展開します♪

べっぴんも○○忘れりゃ5割引き!!

2015-07-29 12:16:09 | 相談役のつぶやき




ジョン・ワナメーカーは、デパート王といわれる。





 店員募集の広告を見て、一人の青年がやってきた。


 みずから面接したワナメーカーの質問に彼は、


 「イエス、ノー」


 と、適切に即答して少しの誤りもなかった。


 体格も立派だし、学力も十分。


 同席者は採用を確信して疑わなかった。


 ところがどうしてか、不合格になったのだ。


 「たいそう、よい青年のようでしたが、どこかお気に召さないところがありましたか」





 側近の不審にワナメーカーは、こう言っている。


 「あの青年は、私の質問に『イエス、ノー』と、ぶっきらぼうに言うばかりで


 『イエス・サー、ノー・サー』(敬称)と、丁寧な物言いをしなかった。


 あんなふうではきっと、お客に親切を欠くことがあるにちがいない。


 親切第一がモットーの私の店には、雇うわけにはゆかないのだよ」


 


 たったの一言が、いかに大切か。





 「社長が愉快げに "おはよう" とあいさつされると、一週間は楽しく働ける」




 こう言って、ワナメーカーの店員たちは、喜々として働き、

 店は栄えに栄えたという。

 

 何が社会奉仕といっても、にこやかな笑顔と明るいあいさつほど、

 世の中を楽しくするものはない。

 彼は街頭をゆく楽隊のように、四方に光明をバラまく。

 笑顔とあいさつを出し惜しむ者ほどの、ドケチはないといってよかろう。

 ちょっと目もとの筋肉を動かし、わずか一言、二言を話すだけで、

 人の幸福を与えることができるのに、それすらもケチるからである。 







 日本にも


 「べっぴんも笑顔忘れりゃ5割引き」


 という言葉がある。



 朝、


 「おはようございます」


 と 明るい大きな声で しかも笑顔で 挨拶をされると、実に気持ちのいいものである。





 ところが、明るい声も 笑顔も 出し惜しみするケチな人が結構多い。


 手間 ヒマかけず、お金もかけず、相手を楽しい気持ちにさせることが出来る。


 こんな素晴らしい魔法の術を使わない手はない!


 職場は勿論、社会も明るくするし、その幸せは山彦のように本人にかえってくる。
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世界で一番貧しい大統領

2015-06-25 13:25:51 | 相談役のつぶやき





「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、

          無限に欲があり、いくらあっても満足しないことです。」



   

   ある新聞のコラムで目についた言葉、

   これは、2012年リオデジャネイロで開かれた 環境に関する国際会議でのウルグアイの

   大統領ムヒカ氏のスピーチの一節である。




   彼は、公邸に住まず 自分の農場で農作業をしながら暮らし、給与の大半を貧しい人達

   に寄付し 古びたマイカーを運転し公務に向かう 世界一貧しい大統領、清貧の人である。





「私達は幸せになる為に文明を発展させてきたが、自分達が幸せに生きるために作ってきた

   仕組みがうまく使いこなせなくなってきた。

   80億の全人類が贅沢の限りを尽くしてきた西欧社会の様に 物を買ったり 無駄遣い出来

   るそんな原料は世界にはない。

   人より豊かになるために情け容赦ない競争をくりひろげ、誰もが持っている 家族や友人

   他人を思いやる気持ちはどこへいったのだろう。

   人間は文明を発展させたが、経済競争の中で私達は踊らされている。

   水不足や環境の悪化の本当の原因は、私達が目指してきた幸せの中身にある。

   見直さなければならないのは 私達自身の生き方なのです。

   

   社会が発展することが 幸福を損なうものであってはなりません。

   発展とは、人間の幸せの味方でなくてはならないのです。

   

            人と人とが幸せな関係を結ぶこと

            友人を持つこと

            地球上に愛があること-。

   

   これらは 人間が生きるギリギリ必要な土台で、発展はこれらを作ることの味方でなければ

   ならない。」

   


   世界から見ればとるに足らない南米の小さな後進国に、世界の巨人を見る思いだ。


   彼は“ぺぺ”と国民から親しみを持って呼ばれ、惜しまれながら 昨年 大統領を辞任したが、

   彼のスピーチは今も世界中の人達に共感の輪を拡げている。


   私が子供の頃 自家用車を持つことは夢のまた夢であった。


   当時 アメリカの黒人達がお湯よこせ運動でデモをやったというニュースをみて、何と贅

   沢な黒人達と思ったのだが、それ等すべて いやそれ以上のものを手に入れた私達は、果た

   して幸せになったのだろうか。

   国民幸福度は 小国 ブータンに はるかに劣る。

   何をもって企業経営すべきなのか。

   対前年比○○%UPの経営計画作成があたり前で過酷なノルマを与え、従業員を酷使する

   ブラック企業と思われる大手企業も多くいる。

   そんな経営者が素晴らしい立派な経営者として もてはやされる。

   

   私達は 今やマイナスの経済学、社員の幸福度を考えた経営を考える時ではないのだろうか。

   (『世界で一番貧しい大統領のスピーチ』 汐文社 子供向け絵本だが売れに売れている。)
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幼児の前世記憶

2015-06-15 13:42:26 | 相談役のつぶやき



この1年ほどの間に 親しい人が相次いで亡くなった。

近頃は おめでたい話にトンと縁が無く、弔事の知らせばかりが届く気がする。
人生は無常、若いからといって油断は出来ない。
明日は我が身かも知れない。

    死後はどうなるのか?
   

    極楽か地獄か?


    いやそれ以前に、あの世は存在するのか?
    誰も行ってきた人がないので、永遠の謎である。

       

ところが、この難問に取り組んで 「あの世は存在する」 と主張する学者がいる。





福島国立大学で経営学を研究する  飯田 史彦教授  で 数々の本を書いておられる。

 

 この類の本の殆どが霊能力者や運勢判断者などが書 いているが、れっきとした国立大学の経営学教授が書いた本という事で、
私は大いに興味をそそられ、 この本も読み、講演会も聞きに行った。 

 内容は、4~5才位までの幼児が前世の記憶を覚えているというもので、何人もの幼児の話を聞き取り 調査した結果として、
あの世が存在すると説明している。

 この研究発表は1995年に学術論文として学会誌に発表されたものが反響が大きく問い合わせが絶えないので本として発行したものです。                         
 

 更に、この本を読んだ横浜市の池川クリニックの医者が3,600名の親子にアンケート調査を行い45%の回答を得て、
その内33%の子供達が、生まれる以前の記憶を持つことが分かったというのである。

この調査に基づく子供達の前世記憶を語るビデオ上映会が最近 新居浜市でも開かれたが、全国で勉強会が開かれているようである。


 私は多くの人に この本を勧め、息子のお嫁さん達にも勧めたが、一人お嫁さんからの感想は、
「この本は私に これからの生きる目的や 物事の考え方をプラスにする、とってもいい本に出会えたと思います。
最初 手にした時 読みきれるかと思いましたが、気がつけば涙をこぼし、2日間で読み切ってしまいました。
私の この入院も 今の私に必要だったから与えられたものだと思うし、子宝に恵まれたのも、きっと大きな意味があると思い、
とても幸せなことだと感じています。」

今のところ 私の孫の中には 前世記憶を持つ子供はいなかったようであるが、今年生まれた孫が話せるようになれば 聞いてみたいと思う。

赤ん坊の瞳を見ていると、深い瞳の中に

                「私は何でもお見通しよ」
                         と語りかけているように思えるのである。


この幼児の記憶は、小学校へ入学するとなくなるという。

 

今年生まれた孫が 早くしゃべれるようになるのが待ち遠しい!

"ワクワク” である。


寺川勲雄
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毎日10万食を無料で提供する食堂

2015-05-08 10:07:29 | 相談役のつぶやき


かつての社員に教えられて「聖者たちの食卓」という映画を観に行った。
前島さん姉妹が、古民家でやっている古い農家集落の中の1軒屋。
最初の人には少しわかりにくい場所だが、玄関を入ると、どこにそんなパワーがあるのかと思える可愛い美人姉妹が迎えてくれた。
会費は2千円で、インドに長年住んでいた人が作るカレーの食事付きである。



映画の内容は、シク教(16世紀にグル・ナーナクがはじめたイスラム教とヒンズー教を融合したインドの宗教)の黄金寺院で毎日10万食が提供されるというドキュメンタリー。キッチンを撮影した様子は、音楽も ナレーションもない不思議な映像である。
我々が使う近代的な調理器具は一切なく500年近く前と変わらないと思われる調理風景。人々の善意と奉仕によって何世紀にもわたって続けられてきた無料の食事提供はシク教の教義の体現として表裏一体をなしていると思われる。
画面から伝わる小さな事に拘らない大らかな安心感は、かつてインドを旅した頃を思い出され大変懐かしい感慨に耽った。
インドは古代が息づく不思議な国である。そして人間の原点を考えさせられる国でもある様に思われる。



映画会の後、調達に苦労したというバナナの葉っぱのお皿にインドの本格的なカレーが出され、古民家の和室で30人程の人達と戴いた。
レシピの説明を受けシナモンのよく利いたチャイを楽しみ、前島さん姉妹の父親がつくったサトウキビやイチゴも提供されて、映画会以上にこちらも良かった。
また、集まっている人達も、自然農法をやっている人や、ライブの店をやっている若者など同じ方向を見ている人達が集まっている感じで良い場の雰囲気を作りあげていた。
参加した人達は、きっとまた来たいと思うのではなかろうか。

忙しくて、移り変わりの激しい現代社会で、こんな活動の輪が広がる事を願いたい。


ホオル  http//:husica.com/hooru.html
松山市久米窪田町

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格差社会

2015-04-21 10:43:16 | 相談役のつぶやき



アベノミクスから2年、この間、日経平均株価は60%上昇し、ついに2万円の大台に届いた。
みのりグループ関係者の中にも、この恩恵を受けた人達は少なからずいるのではなかろうか。
儲けた人は、他人に「儲けた儲けた」とは言わないから、実態はよく分からないが、ひとりほくそ笑んでいるのではないだろうか。
最近、世界的に売れている経済書がある。
フランスの経済書トマ・ピケティの書いた「21世紀の資本」である。
たいていの本屋さんに並んでいるが、なんと1冊5,940円である。
これが一寸したブームで、関心を持って見ていれば、あちこちでピケティの名前を見かける。
ピケティはこの本の中で世界の資本主義で富める人と貧しい人との格差が広がりつつあり、これを是正すべきだと述べている。

具体的な格差の実態を資料で見てみると、日本は上位1%の人たちの年収が1,279万円。
アメリカでは、4,385万円である。これに対して下位90%の人の所得はリーマンショック以降、下がり続け年収150万円を下回っている。
そういえば最近のニュースでは子供の貧困率が16.3%で昭和60年の10.9%から上昇傾向である。
これはOECD加盟国30ヶ国のうち12番目に高い。
子供は国の宝。
その中で食事も十分取れない子供がいると聞くと、胸が痛む。みんなで、何とかしたいものである。

ところで気になる我社の所得。比較してみるとグループ会社4社とも、下位90%の人たちの所得を超えている。
経営者としては一安心、更にこれを引き上げたいものである。

それにしても、こんな高い本が世界でブームとなって売れているピケティの所得は、いったいいくらだろう。
かなり儲かっているに違いない。




トマ・ピケティ

経済学者

トマ・ピケティは、フランスの経済学者。クリシー出身。経済学博士。
パリの高等師範学校の出身で、経済的不平等の専門家であり、特に歴史比較の観点からの研究を行っている。
2002年にフランス最優秀若手経済学者賞 を受賞。パリ経済学校 設立の中心人物であり、現在はその教授である。

生年月日: 1971年5月7日 (43歳)
生まれ: フランス クリシー
著書: 21世紀の資本
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