なんとなくな日々

SL残日録(個人的なメモ帳)

日記からルポ

2009年11月05日 23時59分26秒 | 本・雑誌
「斜陽日記」太田静子 1998/5 読了 ☆☆☆☆☆
太平洋戦争末期から敗戦にかけての母さきと娘静子の生活が記されている。太田治子の「母の糸巻」や解説を読み合わせると二人の人物像が浮き上がってきて特に古い道徳と争い未婚の母として強く太陽のように生き抜いた静子の姿に心うたれる。

「斜陽日記」はもともと「相模曾我日記」として綴られそのタイトルは発売元がつけたらしい。太宰の死後、太宰の名誉及び作品に関する言動(新聞・雑誌に談話および手記発表)を一切つつしむこと、と津島家から誓約書で釘をさされて守っていたが、この日記だけは生まれてきた治子の誇りのためにも発表するときめたらしい(太宰を類推させる部分はほとんどない)。石狩書房初版(古本サイトで4~8千円)のタイトル文字は、後年「暮らしの手帖」編集長だった故花森安治氏が装丁。
「お母様は何時も、誰かひとにすがっていなければいきていけないかただった。~略~お母様は、そういう蔓草のような方だった。その弱さこそ、女の一番強い力となるのではないだろうか。この弱さの徳を行い得る女は、一番幸福な女ではないどろうか。」(本文より)

橋の上の「殺意」 畠山鈴香はどう裁かれたか」鎌田慧 2009/6 読む
3年前の春、秋田県北の静かな町で起きた「連続児童殺害」事件。多くの謎に包まれた畠山鈴香の人物像と殺意の深層に迫りながら、何が裁かれたのかを究明。著者畢生の書き下ろし。(出版社)

18度

2009年11月05日 23時57分58秒 | 生活
最高気温18度。(木)7時起床。☆☆☆☆☆ S缶1
枕を高うしてあるひは眠り、或いは書をよみて、心にまかせて過ごしける。(隠士長流)
ジムでバイクトとマシン。エアロバイクに取り付けてあるテレビで大リーグワールドシリーズ松井が6打点の活躍する場面を生放送でみる。ワールドシリーズ通算で13打数8安打(打率.615)、3本塁打、8打点をマークして日本人初MVPに輝く。数少ない好感もてる野球選手。
予定外に2時間卓球する。
心にまかせて寝る前にアイス2個食べる