オーロラ特急    ノスタルジック旅日記 

旅好き、歴史好き、鉄道好き、クルマ好き、カメラ好きの団塊ボーイが社会科見学的な旅を続けます。

恵比寿ガーデンプレイスの「写真家チェ・ゲバラが見た世界」展

2017年08月16日 | 東京
恵比寿ガーデンプレイスに来ました。ガーデンプレイスのザ・ガーデンルームにて「写真家チェ・ゲバラが見た世界」という写真展が開催されています。



入場制限がかかるほど入館者が多く、会場内は混雑していました。
ゲバラが愛用した「ニコンS2」。距離計連動型35ミリカメラです。戦後まもなく発売されベストセラー機となりニコン(当時の社名は日本光学工業)のブランド確立に大きく貢献した名機です。ゲバラのS2には50ミリf1.1という大口径レンズが付けられています。
写真展はここまでが撮影可です。ゲバラの肖像写真は写真家アルベルト・コルダが撮影した「英雄的ゲリラ」という写真をもとに加工され、アンディ・ウォホールも二次加工をしました。「英雄的ゲリラ」は当時のフランス五月革命、ベトナム反戦運動などの左翼活動にともなって数多くの複製が行われ、ファッションの世界でも大きなブームとなりました。「英雄的ゲリラ」は著作権フリーです。映画「エルネスト」。ゲバラがボリビア革命に加わって政府軍につかまり処刑されたのは1967年。今年はゲバラ没後50年です。ボリビアでゲバラとともに戦いゲバラからエルネストという名前をもらった日系人を描いた映画が10月に公開されます。ゲバラの本名はエルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナです。
今回は「写真家チェ・ゲバラが見た世界」というタイトルですが、写真家という表記はやや疑問ですね。ゲバラはやはり革命家であって、革命活動の傍らで写真を取り続けました。ゲリラ活動の中でもカメラを手にしていたわけではないし、あくまで趣味というか、自分の活動の記録として写真を取り続けたようです。写真の被写体は旅の途中の景色、遺跡など、キューバ工業大臣の時に関わった建築現場、工場などが多く、記録のために撮影をしたものと私は感じました。
写真美術館での3階では「コミュニケーションと孤独」展を開催2階では荒木経惟の「センチメンタルな旅1971-2017-」を開催。荒木の妻との日常生活を撮影しました。
1階エントランス1階ミュージアムショップ1階のカフェMAISON ICHI

BRICK END、スタンド横丁


ゴールデン街風のスナック


ミュージックバー店頭のコルトレーンのLPジャケット
植田正治の写真
ロバート・キャパのノルマンディー
ロベール・ドアノーの「パリ市庁舎前のキス」
センター広場
宮越屋珈琲。札幌が本店です。千歳空港や札幌駅の地下街で店舗は見ましたが私は入ったことがなく、今回初めて入店しました。コーヒーは美味ですが、ちょっとお高めです。ガーデンプレイスは、サッポロビールが恵比寿工場の跡地を再開発したもので、その関係で宮越屋が東京初出店をしたのではないかと推測します。
サッポロビールはビールでは業界4位とこのところ不振ですが、不動産業は恵比寿のほか銀座プレイス、札幌のサッポロファクトリーなどで業績に貢献しているようです。

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