日本の名城・古城 城撮り物語

全国各地の名城・古城の現況を写真でレポートします。

伊賀上野城の巻 日本一の高石垣、築城名人・藤堂高虎の城

2014-10-25 14:22:22 | 近畿

伊賀上野城の白鳳門


伊賀上野城。現在の天守閣は昭和10年に再建されました。



築城の名人・藤堂高虎の像

天守閣からの眺望

天守閣の天井には近衛文麿、尾崎行雄、横山大観などからの再建祝いの色紙が飾られています。

藤堂高虎が豊臣秀吉から拝領した鎧兜。三重県指定文化財です。大きいです。まるでプロペラですね。


高さ30mの高石垣。大阪城の石垣と高さでは双璧だそうです。

高石垣から見下ろす内堀

忍者博物館

伊賀上野出身の芭蕉を記念する俳聖殿

高石垣を下から見上げる

昭和10年に天守閣を再建したのは川崎克という国会議員です。自分の私財をつぎ込んだそうです。
昭和10年の再建ながら昔の空気を持っています。今の時代だと建築基準法とか消防法とかバリアフリーとかでこういった建築物はできないでしょう。
この伊賀上野城は伊勢から鈴鹿峠を越えて奈良へと至る東海道の要所に位置しています。鉄道の東海道線は名古屋から岐阜、大垣、米原と伸びていますが、江戸時代の東海道は桑名から鈴鹿越え、伊賀越えのルートでした。関ケ原の戦い以降、大阪方、西日本の外様大名に対する防衛ラインとして重要な位置づけだったと思います。


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