もとmoto元・甲斐の馬券神

2007年甲斐から笄に、2011年芝浦に拠点を移し、さらに2016年からは本拠札幌にて競馬三昧の日々を送る毎日。

武豊・謎のアクション

2007年09月29日 | Weblog
◆2007年9月29日。武豊は3場開催のうち札幌で騎乗していた。

 同日開催の中山と阪神では、それぞれ「芙蓉S」「ききょうS」と
いう2才オープン戦があり、今後のクラシック戦線で戦う馬を押さえ
ておきたいところ。

 「肝心な時に季節外れの札幌になんぞ行ってんじゃねーよ」

というところだが、なぜか武豊は札幌に居た。

◆本日メインは札幌2才ステークス。確かにここで好走し、翌年の
春クラシックを賑わせた馬としてはジャングルポケットやテイエム
オーシャンがいたよ。

 でも、武豊が今日騎乗したのは田所厩舎の「オリエンタルロック」
という馬でデビューして3戦でやっと勝ちあがった、まあいってみれ
ば普通の馬。まさかわざわざこの馬に乗るために札幌にはやってこん
だろう、というレベル。単勝14.3倍の6番人気というのがファン
の評価で、つまり「武豊でも着にくるのは無理だろう」豊と思われて
いる、っていうこと。

◆ところがレースを観戦してて唖然とした。

 やっぱ武豊はスゲエーや。

 道中、オリエンタルロックは14頭中最後方をトットコと追走して
いた。他馬はここで2着以内に入っておけばこれ以降のレース選択が
有利になるので自然と前がかりになり中段前方がダンゴ状態でレース
中盤にさしかかる。
 3コーナーにさしかかると1番人気アンカツ騎乗のサブジェクトが
外側から早目に追い出しにかかる。
 「ああ、やっぱアンカツはいいタイミングで追い出してくるな」と
思って眺めていると、その後方で手応えよく追ってきている馬が1頭。

 そう、武豊のオリエンタルロックが馬場の外側を勢いよく追ってき
ている。

◆結局レースは、直線半ばで先行馬をとらえたサブジェクトを勢いの
異なる脚でアッサリと武豊のオリエンタルロックがかわして悠々と
1着でゴールした。

 しかも、武豊のヤツは、
 ① ゴール板直前で追うのをやめ鞭を持った右手でガッツポーズを
  しながらゴールし、
 ② ゴール直後に左手のスタンドをチラッと見してた。

 おいおい、それはないんじゃないの?
ゴール板過ぎるまで一生懸命追わないと裁決委員に怒られるんじゃ
なかったっけ??

◆なぜ、武豊のアクションを謎と思うかというと、

 ① G1でもないのに、武豊がゴール板過ぎる前にガッツポーズ
  するのは珍しい。しかも今回の馬は幸四郎からの乗り代わりで
  今後引き続き騎乗できるかは微妙であり仮に乗り替わりになった
  としても弟のお手馬のブンドリになるのに・・・。

 ② 勝った直後にスタンドをチラ見するってことは、一般大衆の
  反応を見たくてやったアクションではなく特定個人に対し「どう
  だ。やっただろ」と言うためにするもの。
   一体誰に対して勝ち誇ったんだぁ?すすきののおネーチャンじゃ
  ねーのか?

という2点。

 まあ、しかし田原成貴が雑誌でコメントしている通り、小倉以降の
武豊は春のスランプから完全に脱出しており、「乗れてる」状態に
戻ってきているようだ。

 秋G1はやっぱ武豊を中心に進むんだろうな。


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