もとmoto元・甲斐の馬券神

2007年甲斐から笄に、2011年芝浦に拠点を移し、さらに2016年からは本拠札幌にて競馬三昧の日々を送る毎日。

運転免許更新のはなし

2022年09月05日 | Weblog
免許更新のはなし

◆5年に1度の運転免許更新の時期になった。
 めでたくもない誕生日が9月28日のため、免許更新手続可能時期は8月28日~10月28日とのこと。
 今週、九州に台風がきていて札幌も午後から雨の予報が出ているので更新申請者も少ないだろう、というのが、今日を更新手続日に選んだ理由。
 前回2017年の更新時には「誕生日1ケ月前にスピード違反で捕まるも、免許更新のシステム処理スケジュール空白の1日に救済されての優良運転者
資格の継続」という100万円馬券並みの幸運に恵まれた馬券神だが、今回は正真正銘、純粋無垢の優良運転者だ。

◆今までなら、免許更新時には「適性検査/写真撮影/講習受講」という一連の更新手続きをするのに待機時間を含めて半日の時間を費やしてい
た。
 まあ、それでも手稲の運転免許センターまで行くと往復の移動時間がさらに2時間ほどかかるので、運転免許の更新ってのは拘束される時間が長
い、なかなか面倒臭いものだった。
 ところが、今回の更新案内には「オンライン講習できまっせ」という見慣れないお報せが記載されてるでないの?
 早速、道警のHPにある「優良運転者オンライン更新時講習のモデル事業」を利用しての免許更新をすることにした次第。このモデル事業は現時
点では「北海道、京都府、千葉県、山口県の4道府県において試行的に行うもの」とのこと。こりゃあ利用せねばアホやで。しかも、試行期間は
2022年2月1日~2023年3月31日だと。。。ドンピシャじゃんか。

「北海道警察・優良運転者オンライン更新時講習モデル事業の概要」

◆今回の運転免許更新の一連の流れは以下のとおり。

◆まずは、オンラインでの更新時講習受講を。実施日は2022年8月31日(水)。

 オンラインなので講習受講は勤務してない平日夜間や休日でもいいんだが、週3回の頻度でしている在宅勤務中にオンライン講習受講しないワケ
ないじゃん。会社支給のシンクラPCだとすんごく怒られるので、当然のごとく携帯電話+自宅WiFiを利用してアクセス開始。
 別に、リアルタイムで対応しなきゃいけない業務内容ではないので、会社PCを操作しながら傍らに携帯を置いて講習受講アリバイを作ることに
した。
 オンライン講習は、講習の途中で3回ほど「本人のリアルタイムの写真を撮影してSVにアップロードせよ」と指示されるほか、講習終了後にア
ンケート回答に記入・送信しないと受講手続が完了しないので、まったくの受講履歴捏造はできない仕組にはしているが、そもそも行政側も、共産
党とか何か外部からイチャモンつけられた場合に「本人による講習受講を義務付けるための仕組をビルトインしています」という言い訳をできるよ
うにしているだけで、本心から「免許更新時の講習をちゃんとやっていれば交通事故抑制に効果があるから・・・」などと信じてやっているハズが
ない。
 共産党や立憲民主党への不満はさておき、免許更新手続の入口、オンラインによる講習受講は30分ほどで完了。

◆続いて、リアルでの更新手続に。実施日は2022年9月5日。
 
 本日は、週1or2回設定している会社出勤日。会社にはいるものの個室だし社内会議さえなければ1日まるまる自由時間のため、変幻自在な活動が
可能だ。

10:20
 会社を出発し中央優良運転者更新センターに向かう。
更新センターは会社から南北・東西ともに隣接ブロックのため、移動距離は300m程度。徒歩3分にて到着。

10:23
 中央優良運転者更新センター到着
1Fにて受付、申請書記入、収入印紙購入(¥3000)を済ませる。他に申請手続中の人は3名ほど。
 受付時に「オンライン講習受講済み」の旨を告げると、受付のネーサンが「ちょっと待っとくれ」と言いバックヤードで端末叩いて確認した様
子。ものの1分ほどで「はい。確認できました。申請書記入と収入印紙購入の次工程にどーぞ。」とのガイダンスあり。
 また、「ICカード免許証にするかどうか」は選択肢があるはずなのに、デフォルトでICカード免許証用の暗唱番号2種類を登録する画面を出され
て「はい、入れてね」と言われる。「IC無し免許にしたい」との反権力の拘りがあるワケでもないので、素直に事前に考えておいた2種類の番号を
登録。

10:25
 適性検査(視力検査)
収入印紙購入後振り向くと、そこに「適性検査場」という名の視力検査機が設置されている。視力検査待ち人数=ゼロ人。こんなに閑散としている
とはっ・・・本当にここは政令指定都市の中央警察署なのか?
 視力検査機には椅子すらなく、立ったまま検査機を覗く仕様のようだ。覗き窓が乳首レベルの低い位置にあるので「????」の困った顔をして
いたら、係員があわてて覗き窓を高い位置に調整してくれた。どうやら直前に視力検査したのが小柄な婆さんだったようだ。
 現行の免許証が「眼鏡無し」なのでそれを見た係員が「引き続き眼鏡無しでいいですか?」と聞いてきたが、最近、緑内障の影響で視力低下が著
しいので、「ちょっと視力落ちてるかもしれない」と言ってみたら、「んじゃ、とりあえずは裸眼でやってみて、ダメなら眼鏡かけてもう1度トラ
イ、っちゅうことでいかが?」と親切なガイダンスをくれる。順番待ちの人がいねーから、やたら余裕もって親切なんだろうな。
 懸案の視力検査だったが、裸眼のまま「左右おのおの0.3以上+両眼0.7以上」の検査基準を無事クリア。これで、眼鏡無しで運転しててもマッポ
チェックにビビる恐れが解消されたわい。

10:27
 視力検査終了。
 2Fに上がり、写真撮影の受付。
 スッカスカの1Fフロアから写真撮影する2Fに上がると、10数名の待ち人たちがいた。平日午前中という時間帯なのでホステス風の客層が多いのか
な、美人のねーちゃんいねーかな?と半ばしていた期待は見事に裏切られ、8割位が高齢者だ。やっぱ、年食ったからといっても、北海道ではなか
なか免許返上というワケにはいかんよな。
 壁ぎわに設置された長椅子にて、しばし写真撮影の順番待ち。

10:35
 10分ほどの待機時間を経て、写真撮影。
 係員に必要書類を渡し、いすに座ったと思う間もなく、あっという間に撮影は終了。
 おいおい、今、目つぶっちまったような気がすんぞ。大丈夫かい?
 被写体側は1枚だけだが、撮影する方は1日に何百枚も撮影してるので、それが年間200日以上になれば年間2万枚以上の顔を撮影している計算
だ。となると、被写体の瞬きを避けて撮影するスキルが身につくのかもしれんな。
 5年前の写真は悪人面の出来上がりだったので、今回は口角を持ちあげて柔和な映えを狙ってみた。

10:45
 そんなにすぐ免許って出来上がるもんかね?と出来上がりまでの待ち時間の長さを心配していたが、待つことおよそ10分。交付カウンター係員か
ら「馬券神さぁぁん。」との呼び出しの声が。
 更新後免許を受領。本日の全行程。建物に入ってからわずか22分ですべての免許更新手続が終了し、2027年まで有効期限5年間の新しい金帯免許
に切り替えることができた。

◆これまで、免許更新のためにいろいろな更新場所に行った。府中・鮫州・新宿・手稲・南警察署・中央警察署etc。いずれも、半日から1日がかり
の時間をとられることに加え、それ以上に隣との席の間隔が狭く換気も良くない会議室に1時間閉じ込められることが苦痛で仕方なかった。
 しかし、今回初めて経験した「優良運転者オンライン更新時講習」はありがてーよ。ぜひとも全国で本実施してもらいたいもんだ。

◆そういや、みんながみんなオンライン講習を利用しているかと思いきや、写真撮影をした後2Fフロアで手持無沙汰に待機している民どもが数多
く残っていた。
 当日は優良運転者の更新時講習が11:30からスケジューリングされていたので、その開始待ちなのだろうが、何とも無駄な待ち時間だとは思わん
のだろうか?
 8割がジジババだから「スマホでのオンライン講習」なんて思いもよらないのかもしれないが、日頃近所のジジババ同士でペチャクチャと茶飲み
話してるんだから、そういう有用なことについて情報交換すりゃいいのに。お互いコロナ食らったらコロッと逝く可能性高いんだからさ。免許更新
講習で閉じ込められた会議室でコロナ食らったら元も子もないでしょうが。ジジババが複数人いたら、必ず一人は嫌な感じで咳き込むヤツいるし
さ。

◆こんな良い施策なのに、なんでいきなり全国でやんないかというと、きっと何でもかんでもイチャモンをつける立憲民主と共産あたりが「更新時
講習を手抜きしたから交通事故が増えた。これは政権の責任だ。国会でキチンと説明責任を果たさせる。」とか、下らない論理を振りかざして無駄
な時間と労力を費消させるから、そういう無茶ぶりされた時に備え「試行実施した4府県での実施前後のデータを比較すると更新時講習をオンライ
ン化しても自己発生率に有為差は無い」ってな説明をするためなんだろうな。無駄なやり取りだよな。

◆立憲民主と共産は、他人のやることにケチばっかつけてて、今の日本国の生産性向上の足を引っ張る最たる存在だよな。逆に自分たちが「更新時
講習をみっちりやると交通事故減少にリニアに効果がある」ってことをエビデンスを明確にして証明することを1回でもやってみろや。
 ま、どっちの党も去年や今年の選挙でセンスのカケラもない野党野合連合を組んで惨敗したくせに代表が何の責任もとらずにそのまま居座り、他
の党員もそれを許容しているような腐った政党では無理だろうけど。「1000年野党」の所以はここにあり、だな。どうか一刻も早く国民民主のよう
に静かに政治の舞台からハケていってもらいたいもんだ。 

end

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