２０１０年G1第８戦・優駿牝馬予想

◆自宅にてリアルタイムで観戦できない慌しい状況なので、予想の方も
サクッと。
　札幌は風は強いが快晴の一日。しかし東京は朝から雨らしいね。
　かといって、あんまし雨を意識した予想にするとそれが却って裏目に
出ることもこれまでの経験多し。悩むところだ。

◆人気どころでは、18アパパネと6オウケンサクラを無印にしてみた。
実力的には外せないのだろうが、アパパネはマイルでもかかる素振りを
みせるところが2400mのここでは最大の弱点になるはず。母系が短距離
専門のソルトレイクでもあり、降雨によりさらにスタミナを要求される
状況下では買えない。
　オウケンサクラは年明けすでに５戦を消化し、使い過ぎ、との見立て。
桜花賞の時点で「トライアルを無理使いしてきた馬は用無し」との理由
で消して、それが的外れに終わったのではあるが、スピード能力優先の
勝負で先行の利を活かしただけのこと。消耗度の高さを嫌いここでは無印。

◆本命はフローラＳを順当勝ちしたサンテミリオンとする。フラワーＣで
３着になったことにより桜花賞の出走は叶わなかったが、忙しいマイル戦
に出走しなかったことが逆に2400mのここで良い目に出ることを期待した
い。

　対抗は、アグネスワルツ。フローラＳ前時点の評価では「２才時に高い
評価を受けていても、２才から３才にかけての大事な成長時期に骨折で休
んだ馬はクラシックで上位にくることは難しい」と思っていたが、休み明
けの不利がありながら長い直線で最後までサンテミリオンに食い下がった
のは能力値の高さゆえと思う。スンナリ先行できそうな枠に入ったアドバ
ンテージも加味し、本命に近い対抗の評価。

　３番手は、悪い馬場でもそこそこの競馬ができた経験のあるコスモネモ
シンとエーシンリターンズの２頭を抜擢。
　コスモネモシンのＢＭＳシングスピールはＪＣウィナー、エーシンリ
ターンズのＢＭＳキャロルハウスは凱旋門賞ウィナー、との血の力にも
期待したい。

　押さえとするのは３頭。
　クイーンＣを楽勝したアプリコットフィズは、馬体が小さいにも関わら
ず、前走桜花賞は直前輸送を選択したが、これは小島調教師が「栗東留学
なぞせず直前輸送で勝ってこそ真の王者」とか意地をはったせいらしい。
小柄ゆえパワー面での心配はあるが、逆に軽い体を利して重い馬場をスイ
スイ小鹿のように進むかもしれない、との妄想も加味しての押さえ評価。
　ショウリュウムーンは、正面からみたフットワークがいかにも荒々しい。
ちょっと開き気味の走りで、前脚を地面に叩きつけるような走り方をする。
確かにパワフルなイメージはあり、実際に坂のあるコースだと、そういう
走り方が最後の一踏ん張りを引き出すのだろうが、距離が長くなった場合
ロスの多い走り方はスタミナを消耗する可能性が高いような気がする。
　ギンザボナンザの桜花賞は、追い出し時点で内側にいたショウリュウ
ムーンに外側に寄られ、仕方なくその内側に進路を切り替えて追ったもの
の、最後のひと伸びがなくなった。しかし、もし真っ直ぐに追えていたら、
という期待ももてる展開だったと思う。こういうジリジリした伸び方を
する馬が距離の長いところで穴をあけることも多い。

◆評価
　◎　18サンテミリオン
　〇　２アグネスワルツ
　▲　１コスモネモシン
　▲　15エーシンリターンズ
　△　３アプリコットフィズ
　△　４ショウリュウムーン
　△　５ギンザボナンザ

◆購入馬券＜34900＞
　◇馬連＜16500＞
　　2-18=4000、18-2,15×@2000、2-1,15×@1500、1-15=1000
　　2,18,1-3,4,5×@500
　◇３連複＜10000＞
　　2,18-2,18,1,3,4,5,15-2,18,1,3,4,5,15×@400（25通り）
　◇３連単＜8400＞
　　2,18-2,18,1,3,4,5,15-2,18,1,3,4,5,15×@100（60通り）
　　1-2-15-18BOX×@100（24通り）