2008年 2010年
「この2千年間、クリスチャンたちは、私を神の立場に置いて、神聖を強調し、私の人間としての苦しみには殆ど関心を持って来なかった」
「自らの意思に反して、十字架を見ると吐き気を催す修道女。その苦悩の中で、イエスが彼女に語りかけた。世界中に起こり始めた「十字架シンドローム」に秘められた究極の誤解、とは?
日本人シスターと神父、そしてローマ教皇がヨーロッパと京都を舞台に織り成す、ダイナミックなサスペンス・ロマンは、「ダ・ヴィンチ・コード」よりもセンセーショナルなテーマを扱いながらも、一人ひとりの心に深く訴えかけてくる」 紹介文より
「十字架に磔になることが父なる神の願いではなかったし、前もって計画されたものではなかった」
「マリアは無原罪ではなかった」
「救い主としてのイエスの心情や使命を理解できず、母として正しく支えられなかった罪あるマリア」
敬虔なクリスチャンからは反発を受けそうな内容にも思えますが、同時に、こういった解釈もあるな、と、、。この2冊とも、案外日本人の方が理解しやすいかな?と思いながら興味深く読みました。
読みながら頭に浮かんだのが映画「ジーザス・クライスト・スーパースター」でした。
詳しい内容は覚えてないので作品紹介を見ると、、
「聖書を題材に、イエス・キリストの最後の七日間を描いた、全編、音楽と歌曲のみで進行するオペラ型ロック・ミュージカル」
当初、キリスト教徒などからは「聖書に忠実でない」「冒涜だ」など、かなり批判を受けたようです。(舞台初演は1971年)
マグダラのマリアがイエスに思慕の念を抱き、その心情を歌ったのがこれです。
1973年
I don't know how to love him
What to do how to move him
I've been changed Yes really changed
In these past few days when I've seen myself
I seem like someone else