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納まりがよい-幅木と畳寄せ

2011-09-10 00:43:10 | Weblog
天井と壁面、壁面と床、開口部(窓やドアなど)と枠廻りなど
異なった部材がぶつかる部分を、どのように調和させるかが建築者が最も拘るところです。

そこは見た目だけではなく、コストや強度、施工も含めて技術者の腕の見せ所です。
見栄えも良く、きれいに仕上がっていることを
建築用語では、「納まりがよい」と言います。

ご自宅(洋間)の壁面と床の境目を見て下さい。
その接点の部分には、板状の物が当てられていませんか?

これは、「幅木」と呼ばれます。
幅木には、納まりをよくする以外にも
靴や掃除機がぶつかった時に
壁が壊れたり汚れたりするのを防ぐという役割もあります。

では、和室はどうなっているでしょうか?
和室は、柱を露出させた真壁構造になっていますので
幅木では、「納まりが悪い」ですね。

そこで用いられるのが、「畳寄せ」です。
柱と畳の間の隙間を埋めるように当てられた部材です。


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