大川家具まつり 3

2011-04-19 01:27:28 | Weblog
今回の目的は、大川の桐里工房さんの作品を見に行くことでしたが、残念ながら出展されていませんでした。
そこで、桐里工房さんのショールーム

いやぁ、ここはとても気持ちが良い空間です。
デフレの世の中ですが、良いものを見ていると、やはりそれなりの価値に納得させられてしまいます。
良いものを大事に永く使う、やはり日本人って素晴らしいですよね。

今回で2回目の訪問なのですが、今日は奥の作業場の中も案内して頂けました。
中では、いくつもの桐箪笥の更生が行われていました。

母の嫁入り道具の桐箪笥も、ひょっとしたら!何て思いながら、倉庫の中に今でも残っています。
ちょうど良い機会なので、思い切って「家の桐箪笥も桐は桐のようなのですが・・・」と尋ねてみると、桐箪笥には、前桐、三方桐、四方桐、総桐というようなランクがあるのだということです。

「前桐」とは、前面だけ桐で残りは杉を用いたもの、「三方桐」は前面と側面、「四方桐」はさらに背面、「総桐」になると底面まですべて桐で造られているのだそうです。

「なぁ~んだ!そういうことか」納得、納得。