加賀恭一郎が立ち向かう 加賀シリーズのサスペンス。
でも、サスペンスというか
家族の問題をテーマにした人間ドラマ のようなイメージでした。
我が儘いっぱいの息子!
息子ベッタリで偏った愛し方しかできない母親
姑との同居を嫌がり
ないがしろにしているので
家の中は ぎくしゃく・・・
夫は現状に気づいていながら
もめ事が面倒でみて見ぬふりの毎日。
そして、夫の母親は認知症になり
家の中で ますます孤立していってしまう。
そんな毎日の中
息子が犯してしまう殺人・・・。
それを夫婦で隠し通そうとして
選んだ方法とは・・・
家族とは何かを考えさせられる作品であったと思う。
平衡して加賀恭一郎の家族関係も明かされる。
家庭よりも仕事を大切にしていた、元刑事の父親。
そんな夫に耐えきれず出て行った母親。
今、父親が癌に冒され死の淵に居るときの加賀がとった行動とは・・・。
父親を見舞うこともしなく
一見 冷たい親子関係に感じられる。
でも、それにはちゃんと意味があった・・・。
家族を思う愛の形は様々・・・。
結末の展開が思いもよらない方向だったことには
さすがに 東野さん って思えた。
最後の数頁は 涙、涙。
愛の表現にはいろんな形があるんですね。
思いもよらない結末で感動でした。
私的には 4つかな。
加賀刑事の家族の優しさ。
二つがうまく均衡が
とれていましたね。
最後の展開はちょっと
びっくりですね。
ほんと、最後がビックリでしたね。
まさか、あんなオチがあるとは・・・
なんだか せつなかったですよね・・・。
トラバ、コメントありがとうございます。
対照的な家族の姿、よく描かれていましたね。
加賀刑事の事件に向き合う姿勢が印象的でした。
トラバ、コメントは過去記事でも大歓迎です。
いろんな本のお話ができたらうれしいです。
これからも、よろしくお願いします。
こちらこそ 今後ともよろしくお願いします。
又 遊びに行かせてくださいね。m(_ _)m