私の気ままな部屋 - ♪asitahatennki♪

読んだ本、映画、美味しいお店、新たな発見、興味あること等を少しでも書き残せたらと思っています。

『 風の墓碑銘(エピタフ) 』 乃南 アサ

2007-07-31 | 小説

東京・下町の解体工事現場から白骨死体が三つ。
そして大家である徘徊老人が撲殺されてしまう。

いかにも、関係の無いようなこの二つの事件が
見事に繋がっていました。

久しぶりの音道貴子と滝沢との名コンビが復活

真夏の下町、事件を追って二カ月あまり・・・。
今回の滝沢は、態度で表せはしないものの
音道隆子に好感を持っている部分が
アチコチに見え隠れしたのが、とても微笑ましく感じられました。

そして、通称皇帝ペンギンからアザラシとなるところがユニークで
偶然にも貴子の手帳からイニシャル『A』を見付け
自分の名前と違うと不愉快なり、
音道隆子に詰め寄りますが、私の付けたニックネームです。
と軽くかわしたりするところが笑えました。

音道隆子の仕事も私生活も生真面目なところが
親友だった奈苗との関係で裏目にでてしまうけれど
私は まっすぐな性格の音道貴子の大ファンです。

シリーズ化されている この二人の名コンビは、
お互いに素直な表現ができなくて
心うち解けそうで うちとけれない・・・。

でも お互いに気がつかないところで
理解しあっているところが とても良く
謎が解かれていくところも二人の絡みを含めて
読みごたえがありました。

この二人のシリーズが もっと 書かれることを
心待ちにしている 音道貴子ファンが ここにいます。

と言うことで この作品は
謎解きも奥が深かったので
私的に  5つです。




★  キサラギ  ★

2007-07-27 | 映画

自殺したアイドルの1周忌に集まった5人の男が、
彼女の死の真相について壮絶な推理バトルを展開する密室会話劇。

売れないC級グラビアアイドル、如月ミキが自殺して1年。
彼女のファンサイトの常連である5人の男が追悼会に集まる。

家元(小栗旬)が企画し、
パソコン上でのやりとりしかしてなかった
5人がはじめて顔をあわせるわけだが
とにかく 5人のキャラクターが個性的で
笑える、笑える。

思い出話で大いに盛り上がるはずが、
「彼女は殺された」という言葉を引き金に
思わぬ展開が始まる。

次々に暴かれていく真実・・・

それを 少しずつ組み合わせていくことで
本当の真相に近づいていく。

とにかく、5人のやりとりのテンポがよく、面白い

ラストのダンスも最高!
こんなにも一生懸命になれる彼らを羨ましくも感じた。

最後の最後。
あのオチはいらなかったような・・・?

彼らの謎解きが解けたままで
終わっても良かったのではと・・・。

小栗旬が あのようなキャラクターの演技が出来たのには感激。

そんなこともあってで
私的には が5つ!

久しぶりに笑えた映画
とても、ハッピー気分で終われました







★  ダイ・ハード4.0  ★

2007-07-24 | 映画

ダイハードは 全部 観ています。

俗評では、1が一番良く
2、3になるほど面白くないとか・・・?

まあ 今までの中では1が一番良かったのかな?
でも、今回の4を観たら、
1どころではないと思うほど 良かったと思います。

何が良かったか って・・・?!
とにかく 迫力が凄すぎ
ミサイルは飛んでくるは
橋は壊されるは
で、一番凄いのは 何があっても
ブルースウイルスは かすり傷 

とにかく 単純に何も考えずに観れて最高

パイレーツで 脳みそ使い切っちゃってたから
ただただ 口をあんぐり状態で
楽しめました。

しかし、マギーQの蹴りにはあっぱれ
彼女、MIⅢにも出ていましたよね。
凄い!凄い! 今回もかっこよかったです

とにかく、あり得ないことてんこ盛り
深く考えずに、あの迫力の中にとけ込んでみるのも
良いのでは・・・?

私的には、もちろん  5つでした

★  ラストラブ  ★

2007-07-11 | 映画

久しぶりのラブストーリーを観ました。

NYでサックスプレイヤーとして活躍していた阿川明(田村正和)と
清掃局職員の結(伊藤美咲)として出会う二人。

34歳の年の差を感じさせないほど
正和さんは若い!

二人の出会いのシーンは、朝 結にゴミの出し方を
きつく注意される所からはじまるんですが、
その時、田村正和さんがガウンを着て登場するんです。
まあ ガウンが似合うこと
日本人の男性で これほどまでにガウンの似合う人が
いただろうか・・・ 等という関係ないことを
一人密かに 思った私です。

そんな最悪の出会いをした2人が、数日後、
NY行きの飛行機で再会。

結の失恋を慰めるために連れて行ったバーで
昔のサックス仲間に会い、
バーで再びサックスを吹く事になったんですが
ホントに吹いているのには ビックリ

指導したサックス奏者の方もビックリするほどの
サックスの上達が早かった とか・・・。

恋の場所はニューヨークです。

大人の雰囲気の田村正和さんと恋に落ちた伊藤美咲さんの
雰囲気が、少し合わないような気がしちゃったんですが・・・

まあ ニューヨークの素敵な公園での
二人の歩く姿が素敵だったので
許すことにしました 

久しぶりに観た 大人の恋の物語って感じで
たまには こんなのもいいかなぁ って思えた映画でした。

でも、田村正和さんがこの主役をやらなかったら
この映画は 誰も観ないかも・・・ って・・・

正和さんのファンの方には
許せた映画かな?

評価としては、ニューヨークで田村正和さんが
サックスを吹く姿が 絵になりすぎるほど
似合っていたので  は3つということで・・・




★ ゾディアック ★

2007-07-01 | 映画

アメリカ犯罪史上最も危うい連続殺人鬼と言われる
『ゾディアック・キラー』を題材にした話題作

ゾディアックに関わり、人生を狂わされた男たちの姿を描く。

1969年、自らを“ゾディアック”と名乗る男による殺人が頻発
ゾディアックは事件の詳細を書いた手紙を新聞社に送りつけてくる。

その手紙から、事件に深く関心を持ち
自分の人生をかけてまで 調べ上げていく
その情熱のすごさ。

未解決事件の本当の話と言うことだから
もちろん 結末がはっきりしていない・・・。

そこまで分かったのに何故!?
でも、科学的には何故表明できないの!?
状態で、
すっきり終わってくれなかったのが心残りだけど 
実際にも解明していないん事件なんだから
しょうがないんですよね

この映画は、
結果を見るのではなく経過を見る映画だとのこと・・・

なるほど・・・

しかし 私には難しかった・・・

で、一つ特に分からなかった所があるんですが・・・

途中 ゾディアック と名前の入った時計がありましたよね。
あれは 一体何を意味するものなんでしょう・・・?
色んな情報を読んでみたんですが
そのことに関して触れられているものがありません。

あれは 気にしなくていいんでしょうか

この映画の評価は難しいですね
面白いものを求めての映画ではないので・・・

でも、難しいなりにも真剣に観てしまった約2時間半  。
真実を物語った映画だと言うこともあったからだと思います。

 は3つということで・・・