私の気ままな部屋 - ♪asitahatennki♪

読んだ本、映画、美味しいお店、新たな発見、興味あること等を少しでも書き残せたらと思っています。

『 陰日向に咲く 』 劇団ひとり

2006-05-27 | 小説

お笑い芸人である劇団ひとりさんの処女作です。

テレビで見る彼を想像すると
この小説と なかなか くっつかないのですが
感想は 一言で、
面白い小説でした。

特別に泣けるとか 
サスペンス小説のようなドキドキ感は
無いんですが、

ちょっぴり笑える部分もあり
それでいて 登場人物の切なさも伝わってきて
一生懸命に生きているみんなが
気持ちよく描かれていると思いました。

サラリーマンがホームレスにあこがれる話から始まり、
五つの物語が書かれているのですが
それぞれに違った形の愛があふれている物語です。
ちょっとした所でその五つの物語のある部分が
くっついていたりして、
それが自然でよかったです。

最後に、そうだったんだぁって思えて
読み終えるんですが、

もう一度、それを確認する為に
前のページをめくってしまい
二度読みしてしまった部分もありました。

読後感は、良かったです。
納得して終われた部分も
自分的に納得・・・。
ん? ちょっと変な表現かな?

私が出合った事の無い感じの小説でした。
お勧めです。
面白かったです。





♪ トトズハウス ♪ イタリアン 国分寺

2006-05-26 | レストラン

トトズハウス(イタリアンレストラン)


国分寺駅駅南口 徒歩3分 
営業時間
 LUNCH  12時~14時
 DINNER 17時半~22時   (平日)
        17時半~21時30分(日祝日) 
 定休日 毎週月曜日 
   042-322-3230

DINNERに行ってきました。
お店は こじんまりしていて落ち着いた雰囲気で
とても素敵でした。

海鮮風スパゲッティー
モッツァレラチーズ入りスパゲッティー
鮎のサラダと ワインをいただきました。

魚介類がとても新鮮で 
大き目のホタテ、海老、ムール貝、たこ、イカ等々・・・
モッツァレラチーズ入りスパゲッティーの方は
チーズが固まらないようにと上手にスパゲッティーの中に
包まれていて いつまでも固まらずに食べれました。
サラダの鮎も 丸ごと揚げてあるのですが
やわらかく骨まで食べれるほどに揚がっていて
臭みもなくいただけました。

とても美味しく
お店の方の感じもよく
素敵なディナーを楽しむことができました。
私の 大切な想い出の場所になりました。

ありがとうございました。
又 是非 行かせていただきたいお店です。





★ 明日の記憶 ★

2006-05-24 | 映画

『明日の記憶』は、山本周五郎賞を受賞した
荻原浩 さんの作品が映画化されたものです


この作品は渡辺謙さんが ロケ先で偶然手にした本であり、
そして、凄く感銘を受けたので
荻原浩さんに 是非 自分を出演させて
この作品を映画化して欲しいと
ファックスを送ったという話を聞きました。

物語は、働き盛りの主人公50歳が
アルツハイマーという、記憶をドンドン失っていく病に
かかってしまうというものです。

主人公は、最初は単なる物忘れかと思っているのですが
だんだん その物忘れが激しくなり、
今 現在の自分すら
把握できなくなってしまっていく!
という現実・・・

約束を忘れてしまったり、
ある日突然 通いなれた道すらも理解できなくなってしまう。
そんな現実の恐ろしさ・・・
とても、人ごととは思えない
緊迫感で画面を見つめている自分が居ました。

物忘れの恐怖もありましたが
それを支えている奥さんの姿は、素敵でした。
アルツハイマーになった主人公とそれを支える妻・・・
なんとなく暗くなっていく筈の映画ですが
暗さはあまり 感じ取ることが出来ませんでした。

ネタばれになると 良くないので
はっきりは 書けませんが
私が一番この映画の中で、感動したのは

最後に二人が山の中で出会う所です。
ただただ 切なくて
涙が止まりませんでした。

でも、私は本に勝る画像はないと思っています。
今までも何度か 
本を読んでから映画を見に行って・・・ 
を経験しましたが、
やはり どの作品も 映画より本だ!と感じさせられました。

この映画は、とても感動できて
観やすい映画だと思いました。
でも、本のほうが数倍も
感動を自分に残せたと思います。






★ チェケラッチョ!!★

2006-05-17 | 映画

夏の沖縄を舞台に
笑いとちょっぴりの涙で繰り広げられる
ラップミュージックの音楽映画

市原隼人達、高校生三人組みの男の子たちが
初めてのラップコンサートに出会い
自分達もグループを組んでラップに挑戦する姿は
純粋で、見ていて爽やかな気分になれました。

バックに写る沖縄の綺麗な海
そこに居る沖縄の素朴な少年たち
年上の彼女との ほろ苦い恋も交じり
ホロッ!とくる場面も・・・

でも、とにかく底抜けに明るく、
久しぶりに ただただ 楽しめました。

父親役の陣内さんの「チェケラッチョ!!」も
充分 笑えました。

ガレッジセール、小錦等の顔ぶれも愉快でした。

音楽も ORANGE RANGE 凄く良かったですよ







『 さまよう刃 』 東野圭吾

2006-05-16 | 小説

とても衝撃的な本でした。

強姦、殺害されてしまった娘(絵摩)の復讐のために 
犯人の一人を殺し、残りの犯人を殺す為に逃亡する父親(長峰)。

読み始めた最初から辛い本でした。
大切な一人娘が強姦されたと知る時の父親の気持ち、
元気で出かけていった数時間後にはもう帰らぬ人となってしまう。
そのやり場のない気持ち・・・
涙、涙で読みました。

罪を犯したのが、今回は少年であり、
たとえ捕まったとしても 少年法に守られた上での 罪の償い・・・
なら、彼らを裁くのは自分だけ・・・ と
ライフルを持って、犯人を追っていく

少年法とは一体なんなのでしょう。
前途ある少年の未来を考える?
悪を保護するだけの法律?

では、被害にあった方はどうすればいいんでしょうか
相手が少年だったがために罪が軽減され・・・

であるならば、自分の手で少年を裁くしかないと
自分の命を賭けてでも
復讐をしようとする 父親の気持ち・・・
すごく理解できました。
そして、復讐を果たして欲しいと願う自分が居ました。

だから、あのような結末では納得がいかず
消化不良・・・ といった具合です。

少年法をもっと見直すべきだと強く思いました。
そして、それは被害者側の立場をもっと
重視した見直しでなければならないのでは・・・
と、強く感じさせられました。

一気に読んでしまい、
色んなことを考えさせられた本でした。





★ 海猿 ★

2006-05-11 | 映画

海猿を観てきました。

映画で始まりテレビ、ドラマと続き・・・
今回の海猿の映画・・・
ズーっと続けて見ている人はもちろんですが
今回始めてみる方にも 内容は充分理解できるし
凄い迫力で 私は釘付けでした。

仙崎大介さんの海上自衛隊としての責任感、
窮地に立ったときの勇気と行動力、
そして、愛情、友情・・・

うーーーーん すべてが良かった。
こんな人が本当に居たら 最高!!

と、全部が重なっての今回の作品だと思いました。

とにかく 泣ける!泣ける!
半分以上は泣けてしまう場面だったと思います。

なんというか 熱い映画です。
見る価値はあると 私的にはお勧めです。

仙崎大介さんこと 伊藤英明さんの大ファンになってしまった
ミーハーな 私でした。





『 きみの友達 』  重松清

2006-05-09 | 小説

一番たいせつなもの・・・

たくさんの友達なんていらない!
『いなくなっても一生忘れない友達がひとりいればいい』
そして、『一生忘れたくないから たくさん思い出がほしい』。

生まれつき身体の弱かった由香ちゃんと
事故にあって身体が不自由になった恵美ちゃんの友情。

健康なみんなと同じ歩調で進めない二人だったから
よけいに二人の心は 結びついて、
健康で不自由のない人達には気がつきにくいものに
気がつくことが出来たんでしょうか・・・

読んでいて自分の昔の感情と重なる所も多く
はらはら、ドキドキ・・・
そして、納得!!
本に入り込んでしまった自分が居ました。

一見、短編小説のようですが、ストーリーがひとつになっています。

本当の友達とは・・・

人の心は人を求めている。
寂しい時、悲しい時、嬉しい時、
心通じる友達がいてくれる大切さを、凄く感じました。

号泣でした。





『いつでも会える』  菊田 まりこ

2006-05-07 | 小説

私の大好きな絵本です。

一分もかからずに読めてしまいますが
中身は とても深い本です。

愛犬シロと飼い主の女の子みきちゃんのお話。

これは昨日紹介した本とはまったくの逆で
シロが生きていて
みきちゃんが死んでしまう本です。

シロがみきちゃんを想う気持ちが
とてもよく表現されていて
会いたい! と 素直な気持ちで
みきちゃんをアチコチ探しまわります。

会いたくて会いたくて
でも会えない・・・・。

だけど、シロは気がついたんです。
みきちゃんを想って目を瞑ることが
みきちゃんに会える
たった一つの方法だ!って・・・

私も やってみました。
目を瞑って 愛犬ジュニアを想ってみました。

結果・・・
会えたのは 涙ばかりでしたが
私の思いもシロと同じ・・・

目を瞑って ジュニアに会いにいきます。

ここ数日 自分の心が安定していなくて・・・
本と自分の気持ちが交差しちゃっています。

ごめんなさいでした。






『ずーっと ずっと だいすきだよ』 ハンス・ウィルヘルム

2006-05-06 | 小説

自分ごとですが 11年も一緒にいた 我が家のワンコが
数日前に亡くなりました。

こればかりは、この現実が実際に訪れないと
頭で考えるものと 全然違う事が
初めて理解できました。

で、私の大好きな絵本を 再読してみたというしだいです。

この本は わんことの別れを書いた本なのですが
一番 心に響いた言葉は
わんこエルフィーに 飼い主の男の子が
「ずーっとずっとだいすきだよ」って毎日言ってあげるんです。

ワンコだから言葉が通じないんじゃないんです。
だいすきだよ!って声かけして
愛を伝えるその気持ちが
とても大切なんだろう・・・ って思いました。

愛をもって接すれば 気持ちは伝わるんですよね。

いつか別れは来るんです。
だから、後悔しないようにも
全身で可愛がってあげて 気持ちを伝えることが
凄く大切なことだったんだ!って感じました。

愛は与えすぎる!ってことはないんです。
一緒に居られる 限られた時間
もっと、もっと、愛を伝えておけば良かった・・・。

自分の気持ちが入りすぎて読んでしまいました。(~_~;)

私は 我が家に居てくれたジュニアから
愛をいっぱいもらいました

愛の想い出が悲しみを癒してくれるんでしょうね・・・





悲しい日

2006-05-03 | 日記

とても辛い投函です。

私にとって一番悲しい一日になりました。・・・

今日は 11年9ヶ月 一緒に生活してきた
愛犬ジュニアが 天国に行きました。

毎日一緒だったのに
もう 側に居てくれない現実がとても悲しいです。

心臓も 肝臓も 肺も悪くなっていたので
薬漬けの毎日
息をするのも苦しそうで・・・

最後は腰も抜けた状態
でも、夜は必ず 私のところまでやってきて
私の布団の上で安心しきって寝ていました。

今晩からジュニアの重みを感じない布団に
一人で寝ます。

ジュニア 長い間 私と一緒に居てくれてありがとう。