私の気ままな部屋 - ♪asitahatennki♪

読んだ本、映画、美味しいお店、新たな発見、興味あること等を少しでも書き残せたらと思っています。

『 扉は閉ざされたまま 』 石持浅海

2006-08-18 | 小説

2006年 このミステリーがすごい!の
第二位に選ばれた作品です。

久しぶりに開かれた大学の同窓会。
成城の高級ペンションに7人の旧友が集まった。
そこで起こる 殺人事件。

この本の凄いところは、
最初から犯人が伏見で、どういう手口で新山を殺したか
が書かれています。
完璧密室殺人を装う姿を
私達読者に全部知らされます。

電気はつけておくべきなのか・・・?
脱いだTシャツのおき場所・・・。
ドアストッパーのかけ方の謎・・・。

その完璧であった筈の密室殺人を、
同じ同窓会に参加したメンバー優佳が
少しづつ暴いていく・・・。

そのときの犯人の心情と、謎を暴いていく優佳との
心理的戦い・・・。

犯人と手口は読者に知らせられるが
その 動機と、
なぜ死体の発見時間にこだわるのか・・・?

自分の罪を隠そうとしている姿が見られず、
とにかく 扉を開けさせないようにと
その一点に犯人伏見が拘る理由は何か・・・?

結末、犯人はどうなるのかが
はっきりとは書かれていません。

でも、それに拘らずに この物語が納得できたのは、

なぜ、伏見が死体発見時間に拘った殺人!!を犯したか
と、動機が分かったからだと思いました。

うーーーーん。
でも、ここまでひっぱったんだから
動機をもっと すごいものにして欲しかったかな?
 と個人的な意見・・・。
もちろん、私にとっては意外な動機だったんだけど・・・

今までに巡り合ったことのない形の
推理小説でした。

なんとか、 4つかな~。





♪ SHUTTERS 吉祥寺店 ♪

2006-08-16 | レストラン

今日、素敵なお店を発見!!
ランチしてきました。

スペアリブとアップルパイアラモードが
一番人気のお店です。

自由が丘と代官山、吉祥寺の3店舗あるそうです。

スペアリブはとても骨離れがよく
とてもやわらかく 美味でした。
ランチは、2コースあって、
 サラダ
 スープ
 スペアリブ 
 パスタ
 デザート
 コーヒーで 2000円です。

これに ビールかワインが付くと 2500円です。

スペアリブはもちろんのこと
デザートが アップルパイのアイスクリームのせ(写真)で
トッピングに チョコレート、シナモン、ブルーベリー等の
ソースがかけられます。

焼きたてのパイの上に 冷たいアイスクリーム
絶妙でした。

場所はドコモショップのお店をもう少し真っ直ぐ行った所。
三階まであるお店です。
店内は 明るく綺麗でした。
雰囲気も良いので
私的には お勧めです。

 4つかな? 


  東京都武蔵野市吉祥寺本町2-19-8 YSビル1~3F
   0422-29-7000
   ランチ 月~金   11:30~15:00
                 15:00~23:00
          土・日・祝 11:30~23:00





 

『 佐賀のがばいばあちゃん 』 島田洋七

2006-08-06 | 小説

100万部を突破し、
黒柳哲子さん ビートたけしさんも絶賛した!!
と言われる話題作。

島田洋七さんの幼少の頃の実話です。

物語背景は、昭和33年の佐賀県。

8歳の頃から、高校生になるまでの8年間
厳しい戦後を七人の子供を抱えて生き抜いた
がばい(すごい)ばあちゃんとの貧乏生活から始ります。

でも、貧乏でも いつも温かい空気を感じさせられる毎日。
スーパーマーケットで買い物をすればお金がかかるが
近くに流れる川の上流から流れてくる
食べれるのに捨てられている曲がったきゅうり
二股になった大根・・・。
それを拾って食べることに
何の惨めさも感じることは無く。

貧乏には二通りの貧乏があり
明るい貧乏と 暗い貧乏。
うちは 明るい貧乏だからよか。
自信を持ちなさい。
うちは先祖代々貧乏だから・・・と。

「ばあちゃん腹減った」という言葉に対しても
「気のせい」と返したり・・・。

ケチは最低!
節約は天才!

等、名文句の数々・・・。

一見ユーモアたっぷりの笑える話のようでいて、
ジーン!と心に染みてくるおばあちゃんの生き様。

貧乏に屈することなく
明るいユーモアたっぷりの言葉で
毎日を明るく生きていく姿は
凄いと思いました。

今 物が溢れている毎日の中で
それが当たり前になり、
美味しいものが食べに行かれないから貧乏。
欲しい洋服を買ってもらえないと、親に文句。
ブランド品が買えないから 不幸。

そうではなく、
本当はお金なんて無くても
気持ち次第で、毎日が明るく過ごせる。
幸せはお金が決めるものじゃなく
自分自身の心のあり方で決まるものなんだ!
ってことを この本に
教えてもらいました。

生きる姿に何の飾りも無く
すがすがしい貧乏を
心温まる思いで
笑いながら 泣きながら
読めました。

ちっちゃな悩みなんて吹っ飛んじゃうような
元気のでる本です。

4つ。





★ 日本沈没 ★ 

2006-08-03 | 映画

話題の映画 『日本沈没』 観て来ました。

小松左京の小説を映画化したのが、
1973年の初期 『日本沈没』
今回は、樋口真嗣が現代版にリメイクされた という作品。

SMAPの草なぎ剛と柴咲コウの愛を交えながら
物語は進みます。

日本が どんどん破壊されていく映像は迫力があり
大きなスクリーンで観る 凄さは満点!!

こんなことが まるで物語!といえないような
最近の 地球のあちらこちらで起きている
異常気象・・・

ここまで凄くないにしても
いつかは やってくることではないか・・・
と思いながら観ていると
恐ろしいものがありました。

本当に地震を経験された方は
この映像をどう観られるのかが 気になる所ですが
20数億円かけて造られただけの凄さはあると思いました。

わが身可愛く
我先に逃げる姿・・・
食料の奪い合い・・・
イヤだな!って思いながらも
これが現実なんでしょうね。 

あの映像の迫力さに押されてしまって
納得してしまいましたが

原作には、柴崎こうなる人物設定は無く
大地真央の役柄も無いとのこと・・・

原作を読んでみたくなりました。

でも、あの迫力なる映像、
そして、流れるバックミュージック
SunMin、久保田利伸の歌声
「Keep Holdeing U」は最高でした。

気になる方は
自分の眼と耳で体験されることを お勧めです。

私的には 3つ でした。