私の気ままな部屋 - ♪asitahatennki♪

読んだ本、映画、美味しいお店、新たな発見、興味あること等を少しでも書き残せたらと思っています。

『 風が強く吹いている 』 三浦しおん

2008-01-26 | 小説

直木賞受賞第一作。

箱根の山は蜃気楼ではない。
襷をつないで上っていける、俺たちなら。
才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。
奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。
たった十人で。
それぞれの「頂点」をめざして…。
長距離を走る。 
つまりは生きるために必要な真の「強さ」を謳いあげた。
超ストレートな青春小説。

毎年元旦あけての2日目から開始される箱根駅伝。
大手町から出発して箱根までの往路を5人。
そして翌3日は、箱根からの復路を5人で走る。

大学対抗の駅伝が こんなにも熱く、
そして、人の心をこんなにも強く打つものとは
夢にも思いませんでした。

一つの目標に向かって突き進む10人
2人を除いて 後の8人はマラソンに対して
昨日今日始めたばかりの素人ばかり。

この8人を引っ張って箱根駅伝選抜チーム(上位10校)を目指す。

男同士の 信頼。友情。
とにかく 凄い!

駅伝は走り始めたら 一人での戦い!
でも たすきを繋げる!という みんなの一つになったその気持ち。
一文 一文から伝わってくる 意外な感動。

毎年、年の初めに開催される箱根駅伝。
私の唯一のお正月の楽しみと言ったら
この箱根駅伝です。

この駅伝のファンの方は分かっていただけると思いますが
ただ走るだけのこの競技ですが 
大きなドラマがこの駅伝の中には潜んでいます。

こんな素敵な小説に巡り会えたことに感謝!感謝!

 は もちろん5つです。





★  Little DJ~小さな恋の物語  ★

2008-01-15 | 映画

伝えたいのは、この恋する想い…

思春期の淡く切ない恋を描いたさわやかな感動作

野球とラジオが大好きな少年太郎は 野球の試合中に倒れた。
病院で検査を受けた結果は悪く、即入院することに。

入院生活にうんざりする太郎は、
昼食時に流れたクラシック音楽の放送をきっかけに、
主治医の若先生の父、大先生と出会う。
大先生の部屋の高価なアンプやスピーカー。
それに興味を示す太郎を見て、
大先生は治療の一環として、
太郎がDJをする音楽番組を病院で放送しようと提案する…。

鬼木忠のベストセラー小説を映画化。
病院でお昼の放送のDJをする太郎と、
同じ病院に入院していた少女・たまきの淡く切ない恋。

バックに流れる、シュガーベイブやQUEEN。
70年代のヒット曲の数々が
映画を引き立て 盛り上げてくれていました。

まだ小さくて、
そして、不器用ながらにも
好きな子に想いを伝える事の大切さ を
さわやかな感動とともに教えてくれる。

今度はオリオン座を見るときは、
下に光る星 も 見れるか確認したいと思いました。

久しぶりに心が洗われる。
何年か前の自分を思い出す?

とても・ピュアな映画でした。

 は3つと半分 ってところで