私の気ままな部屋 - ♪asitahatennki♪

読んだ本、映画、美味しいお店、新たな発見、興味あること等を少しでも書き残せたらと思っています。

★  アイ・アム・レジェンド  ★

2007-12-23 | 映画

地球上最後の男の孤独な闘いを描いた、SFスリラー大作

2012年、人類が死滅してしまった地球で
たった1人 生き残る。

彼は究極の孤独と闘いながら、
3年間もの間、愛犬サムとともに 
ほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続ける。

太陽の光が消え去ると、いっせいにうごめき出す不気味な影。
“ダーク・シーカーズ”の脅威と闘いながら、
無人と化したニューヨークで、究極の孤独を感じながらも
使命感に燃える科学者として
途切れそうになる気持ちを抑え、
希望にかける日々・・・。

3度目の映画化とのこと。
初めて観るこのシリーズだけれど
ホラー、SF、アクションなど、
さまざまな要素がストーリーに取り込まれながらも
この作品は 怖さだけではなく
感動と優しさがあちこちに感じられる。

愛犬サムとの交流。
一人孤独に耐えうる作をマネキンで補ったりと
人間としての感情をコントロールしている様が深く伝わった。

私の一番の悲しかったところは
愛犬サムを 自分の手で殺さなければならなかった
彼の心の葛藤・・・
辛すぎました。

誰もいない荒廃したニューヨークの風景、
そして肉食性の感染者たちとの戦い、
緊迫感あふれるアクション・シーン

そして最後に成し遂げる彼の命をかけての
人類への存続ともなる血清を守ること。

恐怖映画でありながら
彼の守り抜いた、一人の人間としての心。

うーーん
入り込めればこの映画は凄いかも。

ゾンビもリアルだったし・・・
でも 最近ゾンビのパターンが流行?

ここのゾンビを観て思い出したのが
バイオハザードⅢ かな?

昔のゾンビは なんとなく動きがギクシャクしてスローだったような?
でも 最近のゾンビは動きが凄く早くて怖さが倍増かも・・・

 は、3.8 くらいかな?


びっくりしたこと を おまけに一つ。

あの 凛々しい 愛犬サムは 
女の子 だったらしいですね





『 夜明けの街で 』 東野 圭吾

2007-12-18 | 小説

『不倫するやつなんて馬鹿だと思っていた。
 ところが僕は、その台詞を自分に対して発しなければならなくなる。
 ただし、その言葉の後に、こう続ける。
 でも、どうしようもない時もある。』
                  帯より

不倫を軽蔑し、自分にはあり得ない世界だと思っていた主人公渡部と
派遣会社からやってきた中西秋葉は、不倫の関係になってしまう。

彼女は31歳。
チョットしたきっかけで知り合った二人のそ距離は急速に縮まり、
ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。

秋葉の家庭は複雑な事情を抱えていた。
両親は離婚し、母親は自殺。
彼女の横浜の実家では、父の愛人が殺されるという事件まで起こっていた。
殺人現場に倒れていた秋葉は
真犯人の容疑をかけられながらも、沈黙を貫き15年。

犯罪者かもしれない女性と不倫の恋に堕ちた渡部の心境は揺れる。
事件の時効を目前にして・・・。

不倫のミステリー小説。
先が気になりサクサク読めてしまった。

犯人かもしれない彼女と不倫している渡部の心の揺れ、

妻へ詫びる思いをもちながらも、娘を愛おしく、
それでいて 彼女とも別れられない。
つい、本当にそれで良いの?
それで後悔はない? と 声をかけたくなり、
立場変われば 意見も変わる!ではないけれど・・・。

家族も捨てられない!
彼女も捨てられない! と・・・。

葛藤の末 彼が選んだのは・・・。

しかし・・・
さすが 東野圭吾の小説。
ただの不倫のドタバタ劇では終わらせない意外な結末・・・。

しかし、女性とは強いものなのだ と今更ながらに感心。

又、物語とは別に 不倫と言うことを考えさせられた一冊でした。

いままでとチョット違った感じの
東野圭吾の小説に は3つと半分かな?

★ ALWAYS 続・三丁目の夕日  ★

2007-12-13 | 映画

遅ればせながら、観てきました。(^_^)/

前作はテレビで観ていて 大感動!
今回もそれを裏切ることなく 
笑い有り涙も有り、それでいて切ない・・・。
素朴で暖かい人達が織りなす 
この街、この時代・・・。

昭和34年に春の夕日町三丁目に住む人々の姿を描く。
今回は、お母さんの初恋の人やら
親戚の女の子を預かったりとか
内容がてんこ盛りすぎな気もしましたが
やっぱり 茶川さんの幸せに至るまでが最高!でした。

この時代は、とにかく子供が子供らしい。
我が儘な親戚の女の子が 素直になっていく姿は
それなりに微笑ましかった。

今の時代と違って子供が親の手伝いをするのは当たり前。

親が子供に振り回されるのではなく、親の生活に子供が従い、
親は毎日の生活に一生懸命であり
子供はそれを見て、学んでいく。

今の多くの家庭に見られる 子供は勉強が忙しいから
家の手伝いをしない
塾に通わせ、家の手伝いをさせるより勉強を優先させる。

時代の流れで、しょうがないのかもしれないけれど
こういう人間と人間の触れあいがとても大切であり
今の時代の人達に欠けつつある何かが
この時代には 溢れている気がしました。

是非 今の若者に見て欲しく
そして 何かを感じて欲しい作品でした。

心温まり、人と人との触れあいの大切さを教えてくれた
この作品に は4つでした