私の気ままな部屋 - ♪asitahatennki♪

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“ ミイラと古代エジプト展 ”

2006-10-15 | 歴史・芸術
上野国立科学博物館にて
2006年10月7日~2007年2月18日まで
展示開催されています。

今回は、CTスキャンによる棺の中のミイラを確認 
棺の蓋を開けることもなく、
麻の布で出来た包帯を取ることもなく、
ミイラの年齢・性別を
骨の造り 消耗から推察・・・。
そして、3Dによる棺の中の映像はリアルなものでした。

古代エジプトの人は、
何故 死者を祭るのに時間と労力を惜しまなかったのか・・・。

それは死後の世界で甦るには、
肉体が必要である!と信じられ
それによって、身体をいかに腐敗することなく
保存しておくかが 大切なことでした。

しかし、あの時代に
ミイラを作る技術があった!ということにも驚きです。

そして、棺に描かれて美しい絵は
色 鮮やかで、とても美しいものでした。
特に、カルトナージュ棺、数々の副葬品が目を引きます

その頃、3000年位前の日本と言えば、
土偶を作っていた時代かな・・・。

文化の違いはあるとしても、
あの巨大なピラミッドを クレーンがあるわけでもなく作り上げ、
ミイラを造った 古代エジプトの人達の知恵には
ただただ、驚かされることばかりでした。





『ポンペイの輝き』展

2006-06-08 | 歴史・芸術

渋谷の文化村に、『ポンペイの輝き』展を
見に行ってきました。

古代ローマ最後の日
西暦79年8月24日!約2000年前、
南イタリアにある ヴェスヴィオ山が大噴火!!
サージ(高温のガスと火山灰)に巻き込まれて一瞬にして亡くなった犠牲者
がたくさんいました。

18世紀から発掘調査がはじめられたということで、
今もなお 発掘は続けられているとのことです。

私が一番感動した展示は
アポロが竪琴を持った壁画です。
赤という鮮やかな壁画が、とても印象的でした。

一説には、20世紀まで
壁画は水に浸っていたから
あのような良い状態で今日まで残っていた!
とも あるようです。

今回は、噴火の犠牲者が最後に携帯していた品々を中心に
貴金属や装飾品、鍋やスプーンなどの調理器具
メスやピンセットなどの医療器具が
多く展示されていました。
指輪など 今はめても素敵な、
そして、ピアスもあったのには驚かされました。

その頃の日本を考えてみると
腰みのを付けている人が ほとんどの
古墳時代です。

この時、古代ローマでは
パン屋が数件あり、競技場までありました。
そして銅の食器なども多く作られ
細かい細工の装飾品
メスもあるということは 手術がおこなわれていたということ。

古代ローマの文化の素晴らしさを感じ取ることができました。

本物を見て感動すること
そして、その空気に触れることは
とても大切なことだと 私は思っています。

今回の展覧会を観れたことは
とても良かったことでした。