私の気ままな部屋 - ♪asitahatennki♪

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『 最愛 』 真保裕一

2008-02-21 | 小説

題名からして 純愛小説 って感じ・・・

彼(真保裕一)も そういうのを書くンだぁ と 
でも ミステリー??
とにかく、期待を持ちつつ読んでみました。

ストーリーとしては、
小児科医として病院に勤める悟郎のもとへ、
18年ものあいだ音信不通だった姉、千賀子が危篤状態であるとの知らせが届く。
彼女は、ガソリンを手に暴力団事務所へと乗り込み
重度の火傷を負い、頭部には銃弾が撃ち込まれていた。
しかも、それは彼女が婚姻届を出した翌日の出来事。

何故 事件は起こってしまったのか?
しかも、新婚の夫は行方が分からず
多額の不審な預金通帳・・・。

何故? 何故? 何故?の謎が 
読み手のページを進めていきます。

たった二人の姉弟。
幼い頃 両親を亡くし 親戚に引き取られ
別れ別れになってしまった運命。

姉の過去をたぐっていきながら 姉のまっすぐな生き方を
見せつけられ 自分にない愛の形に圧倒されていく。
そして 真相を追っていく主人公である悟郎が
最後に辿り着く真実。

これが純愛なのか・・・
純愛とはほど遠いいような・・・
そして 彼が最後に取った行動・・・。

結末、ちょっと重いかなぁ
そこまでしなくても・・・
って思ってしまった私です。

『ホワイトアウト』 の 真保裕一とは
全く 違った感じでした。

 は3つと半分 っていうところで・・・