浅野隆雄 この青空をいつまでも

社民党北海道の浅野隆雄のブログです。明日を担う子どもたちに、明るく平和な社会を残す為の活動や思いを書いていきます。

頑張る!踏ん張る!のですが。

2011年11月25日 | 篠路高校と拓北高校を守る会
幌延への道のりは悪天候の中とても険しく、途中タイヤが滑ること三回ほどあり、乗車の人に悟られまいとしつつも、運転手の私は冷や汗が流れる状態でした。視界不良で道幅が不鮮明な状態、道路のアイスバーン状態などで対向車は滑って来ないだろうか、乾いた道路から一転して日陰路面はツルツル状態でという緊張の連続でした。

それでも久しぶりの道北地域、オロロン街道の走りは、海の眺めで、天売焼尻の島、利尻礼文の島を遠くに見ることができ、雪に包まれた白い利尻富士の雄大さを見ることができ、俗世間のひどさに疲れる中、心に清涼感をあらためて運んでくれました。

しかしながら、通過する地域のさびれていく街なみは余りにもリアルでした。深地層研究施設で一息おく幌延町とて同じでした。だから全国ではまっているように、より本格的な施設を、次の施設をとなるのは大きな間違いです。

原子力発電所からの放射性廃棄物の処理施設がいまだ未完成の中、「年明けの文献調査」へとも突進しそうな中、「先のことはどうでも。今が良ければ。寂れから脱するにはこれしか」と手をあげたりする不穏な動きや意思や、それを強制するもっと上の意図がないか(当然動くだろうと)歯ぎしりする状態です。


北電のプルサーマル計画における道やらせ問題で、村井元道課長、現釧路総合振興局長のとぼけた対応、道第三者委員会のまとめ、知事の対応など、大きな不信や怒りが寄せられています。プルサーマルに対する意見のねじれ状態、課長個人の対応であるから(裏付けとれないから)組織的とは言えんとは!など厳しいものばかりです。

人間だもの、間違いや失敗はあるのですが、それを覆い隠してさらに包み隠して嘘や偽りで乗り切り自己保身や民を誘導へとするなら、それは決して許されるのものではないずです。断罪されてしかるべきものです。

そんな北海道の大統領を選んだ責任があるし、許してしまった側の責任も重くのしかかっています。否定はできません。

今夜市内では、国会議員の政治資金パーテイーが2カ所で開催されます。国土交通大臣が飛んでくるとか、タレント議員も。新幹線の札幌延伸にも触れることでしょう。

しかしながら、TPPや年金や消費税であふれるばかりの不安や不透明にさいなまれる民の気持ちと心を抜きにして、政治はあり得ないでなのではないかと、強く思うのです。

政治は行政は、国民のためにあるのだ、そのために日夜頑張っているのだ。心底聞きたい言葉だ。市民の方の叫びでした。

微力でも、同感!異議なし!で頑張る踏ん張るのですが。



北電泊原発3号機のプルサーマル計画における道「やらせ」問題に思う

2011年11月24日 | 篠路高校と拓北高校を守る会
北電泊原発3号機のプルサーマル計画を巡る道「やらせ」問題は、道の第三者検証委員会が23日、08年当時道原子力安全対策課長が「賛成の立場で意見提出を依頼した」と道関与を認める報告書をまとめ、高橋知事に提出したが、肝心の組織的な関与については「計画的に行われたと認めるのは困難」とした結論のものである。
 

報告書では、「道民から寄せられている意見は反対ばかり。賛成意見もほしい」と、道の意見募集で賛成意見の提出を依頼したと受け取られる趣旨の発言をしたとし、北電側のノート記録から、「寄せられる意見が反対ばかりが現状。賛成意見もほしい」との記載もあり「発言は事実と認められる」と判断したという。
 

しかしながら、北電側メモの「反対意見を打ち消す意見がほしい」などの発言は確認ができなく、発言のための事前準備や、北電側に対して事後報告を求めたことについても確かめられなかったとして「計画的であったり、組織的に行われたと認めるのは困難」と結論付けたとのこと。
また、プルサーマル計画の事前同意についても「影響を及ぼした事実は認められない」としたとのこと。



これでは、「何でもアリ!」と言わざるを得ない。「ヤッタもんが勝ち!」と思わざるを得ない。


当時の担当課長は、現在釧路総合振興局長(旧釧路支庁長)でもある。「プルサーマル計画に対して、反対、反対」という現状なら、「容認」という道の判断も根拠も消えうせ、推進側の電気事業者(北電)も国も全く困ってしまう話である。

ゆえに、「反対ばかりでなく、賛成も(どしどし、どんどん)」と立場上やってしまったものであろう。

仮に、こうした行為が個人の思いつきや思惑でされようが、れっきとした民のいのちとくらしを守るべき行政の側の人間である以上、公正公平な立場からも背信行為と逸脱そのものであり、個人的であろうが容認できるものでは決してない。

また、その立場含めて、当然組織的行為と断じられるものであり、知事自身の責任も厳しく問われるのも自明の理である。

こうしたことは知事あての党要請書にも厳しく求めているのである。

3・11の収束すら見えない中、北の大地で九州で同じことが起きている悲しい事実の収束は、自らを律しきれない深刻な反省のなかで、自ら身を切る厳しさでしか出直しはありえないと思うのだが。

民に背を向け続けるのか、知事の判断決断を厳しく見て行く。

北海道への核持ち込みは許さない!

2011年11月23日 | 篠路高校と拓北高校を守る会
昨日空知管内は吹雪のなか、一路羽幌へ、そして今日幌延町にて11・23幌延デー北海道集会に参加。1300名の参集。地層処分反対!など大きな声で気勢をあげた。福島原発事故の実状もあり、核持ち込みへの危機感もひしひし。大間原発、泊原発、そして幌延とこうした関連する問題への一層の取り組みもまた重要な正念場と決意。往復600キロ、悪天候の中の緊張するハンドルさばきに少しばかり心労も。もっと遠方からの人たちの苦労にも敬意しかない。