浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

ワガママな入植者グループ

2005年08月24日 | Weblog
 ガザ地区全域と西岸地区の一部地域の入植地完全撤退から2日経つと、イスラエル国民も入植者達の勝手気ままな行動に冷たい視線を浴びせるようになりました。  撤退した入植者達は、保証金をもらった上、移住先をあてがわれています。ところがそれが気に食わないと、デモをしたり、主要駅の近くの目立つところにテントを張って政府に抗議しています。それが一般市民の感情を逆なでしたようで、各所で入植者達と議論する姿が見ら . . . 本文を読む

シャロン首相 支持率急落

2005年08月24日 | Weblog
 イスラエルのハーレツ紙は、入植地からの撤退が予定通り終了した24日、与党リクード連合支持者を対象としたアンケート調査を発表しました。   22,23日の2日間に行なわれたアンケートでは、シャロン首相が大きく支持率を失い、同僚のネタニアフ元首相が47%という高い数字を獲得したのに対して、30.5%しか支持を得られませんでした。この数字は、保守層の多いリクード連合の支持者に、今回の入植地撤退がいかに . . . 本文を読む