浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

ハマースとファタハ間に緊張

2005年03月15日 | Weblog
 パレスチナではここのところ、与党である「アル・ファタハ」と急進派である「ハマース」との間で緊張が走っています。  ファタハの場合は、穏健派から自爆攻撃をも辞さない過激派まで幅広い支持者を有しています。一方、ハマースは、国際的には過激な自爆攻撃だけが注目されていますが、宗教活動のみならず、福祉や教育にも地道に力を入れ「草の根」的な成長を遂げてきており、最近は地方自治に関わって、これまで常に支配的な . . . 本文を読む