忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

心の真実

2010-04-21 | 生き方を学ぶ

「新訳仏教聖典」の中でちょっと面白くて考えさせられた部分があった。

ある所に親切で謙遜で静かであるという評判の女性がいた。その家の下女がある日「私の主人はまことに評判がよいが心の内に怒りを持っていて外に現さないだけではないだろうか、一つ試してみよう」と思った。

そこで朝 遅くまで寝ていると女主人が「今日は遅いではないか。何故 こんなに遅くおきるのか」と聞いた。「それはなにも あなたに関係ありません」と言うと主人は腹をたてて額に怒りの筋を表した。翌日も同じようにすると今度は怒りを抑えきれず棒で下女を叩いた。

 世尊は弟子達に「誰でも面白くない言葉が自分に聞こえぬ間は親切で謙遜で静かである。それが自分に聞こえた時に、真実にそうであるかが定められる。」と話された。

自分に振り当てて考えてみる時、常に平静であろうと思っていても自分に振りかかってきた言葉や行いに対してとても冷静ではいられずかっとなってしまうことがある。

又、体の調子や気分がよくなかったりするととたんに平静ではいられない。 平常心を保つなどということはとてもとても出来ないことだと思うけれど・・・・・。最低限 その時または直後にハッときずかせてもらえれば二割がたおまけ??してもらえませんか?こんなこといったら怒られますか?いいえ怒られる筈ありませんか?

コメント    この記事についてブログを書く
« 毎日サンデー | トップ | リトリートセンターにて »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

生き方を学ぶ」カテゴリの最新記事