忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

きっと前世でその人に借りがあったんやと思っておき」と。

2024-06-18 | 生き方を学ぶ

知人の二人からよく似た話を聞いた。一人は弟が離婚し一人暮らしをしていたが病気になったので姉が入院やその他の世話をしてきた。亡くなった時、お葬式もすべて姉が手続きした。その後、別れた元妻や子供が現れて弟が住んでいた家も何もかも自分たちのものにして家も売却してしまった。

姉の方はあっけにとられている間に結局自分の手元に残ったのは炊飯器だけだったという。その知人曰く、元妻に何も言わなかったのは揉めるのがいやっだったからだと話されていた。

もう一人の知人も兄が離婚して一人暮らしをしているが、高齢になり入院。妹である知人が何かと世話をしているが、兄に何かあった場合、兄は別れた妻や、子供に暮らしていたマンションなどを残すと言っているとか。

どちらもそんな理不尽なことが許されるのか、せめて言葉だけでもみてくれた身内の方に感謝の言葉などないのだろうか?と思ってしまう。

しかし同じ様な思いをされた別の友人は亡くなった母親が言った言葉が忘れられないと言われていた。

「こんな理不尽なことがと思っても、きっと前世でその人に借りがあったんやと思っておき」と。

 


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