ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

学習院大学さんぽ

2019年05月30日 | キャンパス建築巡り

学習院大学は3つの前川建築以外もいろいろ見るものがあります。緑が多くてただのお散歩に来るのにもいいキャンパスです。古い建物もたくさん。
こちらのネオゴシック建築は1927(昭和2)年の南1号館。宮内省内匠寮設計。内匠寮というのは皇室に関する建築、設備、庭園などを取りまとめた部局です。

とてもきれいでした。手すりとか窓にアールデコ風の金具が使われていました。

北別館は明治42年に建てられた図書館。現在は資料館だそうですが工事フェンスに囲まれていて中は見えませんでした。

東別館は大正2年に建てられた皇族学生のための学生寮。この玄関前車寄せの屋根は馬車が停められるような高さになっているそうです。やんごとない!

乃木館。明治41年に建てられた宿舎。第10代の学長であった乃木希典が4年間住んでいた部分が保存されています。有形登録文化財。

乃木館のあたりが目白台地の際になっていてそこから山手線線路に向かって鬱蒼とした木の茂る斜面が続きます。その下った先に「血洗いの池」という怖い名前の池があります。
堀部安兵衛が討ち入りの後で血の付いた刀をここで洗ったという伝がありますが、これは学習院大学の学生が創作した嘘だそうです。昔からフェイクニュースってあるんですね。

谷底から台地の上に戻った辺りにいたやんごとなき猫様。人懐っこかった。

輔仁会館。コンビニや食堂がある建物です。11時過ぎていたので学食探検隊潜入。

「血洗いの池」に向かう雑木林の緑が気持ちの良い食堂でした。「血洗いの池」に向かう、という言葉が気持ち悪いか。

目白ランチ。430円。生姜焼きとコロッケ。炊き込みご飯。普通に美味しかったけどイマドキならもうワンポイント何か売りが欲しいところ。

ということでたっぷりお散歩を楽しむことができました。
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