
1月の中旬に近所のマルエツで見かけた風景。サラダ油が1リットルで449円。ヘルシーオフが900mlで459円。高い~。
ただ高いだけでなく、その売られ方が通路に段ボールを積み上げて売るという特売スタイルだったのでさらに驚きました。
専業主夫をやっているので、特に食料品の値段は常に気にかけています。
サラダ油だったら一番イメージできる価格は240円から280円くらい。

ボトルの残りが1/3くらいになってきたら月に特売の時に200円以下で買う。そんなことをずっとしてきました。
上の写真は2017年のものですが、急がなければこの値段で買うのが普通でした。
なので449円という値段はなかなかに衝撃的です。
とても買えないと思っているうちに本当にサラダ油がなくなりかけてしまったので、意を決して買いに行きました。

マルエツに行って見ると2週間前に見たのとまったく同じ値段。なんだやっぱりあの時は特売でも何でもなかったのか。とりあえずパス。

続いてヨークマートへ。こちらには日清のキャノーラもヘルシーオフもありませんでした。
その代わりにプライベートブランドのサラダ油が900mlで358円。それほど油にこだわりはないのですが、ここでPB商品を買ったら負けな気がするので次へ。
この日の最終目標は少し離れた「肉のハナマサ」まで行ってみることでした。業務スーパーに近い感じなので期待できるかなと。

ところがその先にあったマツモトキヨシで日清のヘルシーオフが358円で売られていたので、そこでもういいやと思って買いました。
これだって198円と比べれば充分高いのですがもう時代が変わってしまったのです。このくらいあがけばもう充分でしょう。
「狂乱物価」ということばを覚えている人はそれなりの年配者だと思いますが、私もしっかり覚えています。
1974年に当時の大蔵大臣だった福田赳夫がその数年前からの急激な物価上昇をそう呼んだのですが、現在でも復活できそうな言葉です。
その頃は高度成長期の終盤で経済全体が大きくなる結果としての値上げでした。事実サラリーマンの収入は物価以上に上昇していました。
それと比べればこの30年間、上昇どころか収入下降傾向の果てに起きているこの状況は厳しさのレベルが違います。
とはいえ、今から思えば幸運な時代をその自覚もそれほどないまま、なんとか現役を終えた私ごときが何を言えるのか。
他の食品やエネルギー価格のことも何か書きたいと思って始めたのですが、いろいろな資料を見ているうちにその資格もないような気がしてきました。
若い人たちから見れば高みの見物をしている老人が嘆いているふりをしているようにしか見えないかも知れません。やめよう。

ドラッグストアの食品がスーパーより安いこともあるというのは盲点でした。3本買ったので当分はサラダ油のことはもう考えないで済むかな。
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