歴史と自然、庶民信仰の趣きを味わいながら長い階段を登って登って、金刀比羅宮に着く最後の階段の途中に突然異質な建造物が目に飛びこんできます。

細かく縦横に模様を描くコンクリートの擁壁と、それに乗った金属的な人工地盤。少しだけ覗く軒下と入母屋。
この時にはまだそれが何なのかまったく分かりませんでした。
上に上がって本殿や長すぎる渡り廊下や突然始まった儀式をゆっくり楽しんでからようやく少し落ち着いて異質な方の建物を見ました。

雅楽奏者のいた神楽殿も先ほどの鉄?の地盤の上に建っていました。
この辺りでiPhoneで検索しておよその事情を知りました。
2000年に始まった琴平山再生計画という大きなプロジェクトがこの山全体で実施され信仰、文化、自然を総合的に考えた再開発の一環としての建造物の一部でした。

緑薫殿。崖の途中に埋め込まれるような二層の建物。1階部分の壁や気を取り囲むカーブした垂直の部分は赤く錆びたむきだしの鉄です。
2005年の完成時の写真を見ましたがこの植栽も舗装もされないむき出しの土は8年前からまったく変わっていませんでした。この状態が完成形のようです。雨の時どうなるんだろう。



建築家鈴木了二の「物質試行」というテーマの作品の流れのようです。土と鉄とコンクリートと木の饗宴。伝統的建築に見える軒下の柱もすべてむき出しのH字鋼です。その上に木造の小屋組。
村野藤吾賞やAACA賞を受賞。本宮を見た観光客はこの手前の階段で下に下りてしまい、こちらに注目する人はほぼ皆無でした。

大きな歴史的な空間の中に切り込んでくるような強烈なモダンがこんぴらさんをさらに面白くしてくれます。純粋にかなりかっこいい。

細かく縦横に模様を描くコンクリートの擁壁と、それに乗った金属的な人工地盤。少しだけ覗く軒下と入母屋。
この時にはまだそれが何なのかまったく分かりませんでした。
上に上がって本殿や長すぎる渡り廊下や突然始まった儀式をゆっくり楽しんでからようやく少し落ち着いて異質な方の建物を見ました。

雅楽奏者のいた神楽殿も先ほどの鉄?の地盤の上に建っていました。
この辺りでiPhoneで検索しておよその事情を知りました。
2000年に始まった琴平山再生計画という大きなプロジェクトがこの山全体で実施され信仰、文化、自然を総合的に考えた再開発の一環としての建造物の一部でした。

緑薫殿。崖の途中に埋め込まれるような二層の建物。1階部分の壁や気を取り囲むカーブした垂直の部分は赤く錆びたむきだしの鉄です。
2005年の完成時の写真を見ましたがこの植栽も舗装もされないむき出しの土は8年前からまったく変わっていませんでした。この状態が完成形のようです。雨の時どうなるんだろう。



建築家鈴木了二の「物質試行」というテーマの作品の流れのようです。土と鉄とコンクリートと木の饗宴。伝統的建築に見える軒下の柱もすべてむき出しのH字鋼です。その上に木造の小屋組。
村野藤吾賞やAACA賞を受賞。本宮を見た観光客はこの手前の階段で下に下りてしまい、こちらに注目する人はほぼ皆無でした。

大きな歴史的な空間の中に切り込んでくるような強烈なモダンがこんぴらさんをさらに面白くしてくれます。純粋にかなりかっこいい。
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